人工透析をするおいらにとって、病院の医療技術と環境は切りたくても切り離せない問題です。
生きていくために一日おきに通院するわけで、そのたび通う病院はみなさんにとっては会社や学校のようなものだと思います。
いままで何回となくこの問題を取り上げてきたが、
昨日は我慢の限界を超えてしまった。
いなかは地域の広さに対して受け持つ病院が少ない。
透析に関しては飯田市を中心にして半径約30キロほどのなかに
たった4つの病院しかない。
車で3^40分走って通う人はざら。
東京はといえば練馬区近辺だけで2~30施設はある。
だが、このことに不満があるのではなく
それが故の田舎の病院の怠慢と堕落がひどいのだ。
企業にせよ何にせよ、競争相手がなければその企業は向上心も
努力もしなくなるだろう。
その結果サービスの質は低下するいっぽう。
田舎はまさにそれで、患者に病院の選択の余地がないため
黙ってても患者(お客)は集まる。
そういう環境が、医療体制や技術に悪影響を与え
患者も文句を言わなければ病院も緊張感もなくなり
堕落していくといった方程式なのです。
おいらが2年通っている今の病院は一応総合病院なのだが
まあそれはそれは酷いこと。
いままで一回看護士長と話し合ったことがある。
一応の理解を示してくれて、改善してくれたのだが1^2ヶ月もすると
元に戻ってしまった。
仕方なくここ1年くらいは何も言わず我慢の日々であった。
しかし、
昨日の透析であってはならない、いわば医療ミスが起こってしまい
その時の責任者(看護士長不在で対応したのは透析技師長)の対応に
おいらは憤慨し、病室内で大噴火してしまった。
「ふざけんな!このヤロー!」ってかんじで。
実は1年ほど前にもうひとつの大きな施設に転院の相談に行った経緯もあり、
今回はもう限界なので、その病院に転院しようと決めている。
どうせまた、前回のように今の病院の看護士長は弁明と謝罪の場を
求めてくると思うが、今回はもう聞く耳を持つつもりはない。
医療とは人の健康と命をあづかるもの。
堕落や怠慢はいずれ大きな問題となって現れるに違いない。
これから高齢化社会で病院の需要も増え
いまのままでは供給とのバランスも崩れていくことだろう。
更に拍車がかかることは間違いない。
しかし自分の命を預ける病院を選べない
今の地方の医療では都会との格差は更に広がると思う。
「競争=質の向上」は医療や企業には重要なことだと思う。
TVドラマに見る医療環境なんてほど遠い田舎の医療状況です。
本当にムカついた日でした。