2016年1月2日(土)
旅行7日目。
Wat Nong Sikhounmuang (ワット・ノン・シコウムアン)
早朝6:15です…
ルアンパバーンといえば托鉢。
托鉢とは、仏教における僧侶の修行のひとつで、
信者の家々を回ったり、街角に立ったり、街を歩いたりして
必要最低限の食糧などを乞うもの。
僧侶に施しをすることで信者も徳を積んだことになるのだとか。
托鉢はヴィエンチャンなど他の町でも見られますが、
寺院の数が多いルアンパバーンは僧侶の数も圧倒的に多く
ルアンパバーンの托鉢の様子は世界的にも有名です。
ゲストハウスのオーナーは毎朝施しをしているそうで
案内してくれるというのでついていくことに。
ゲストハウスの1本裏(表?)の通り沿いにあるのが
こちらのワット・ノン・シコウムアン。
まずは本堂へお供え。
通りにはすでに信者の皆さんがゴザに座って待っています。
女性は必ず座って僧侶より低い位置からでないといけませんが、
男性は立っていてもいいみたいです。
肩から布をかけるのが施しをする時の正装のようです。
そうこうしているうちに僧侶の行列がやってきました。
托鉢の見学では、フラッシュは焚かないこと、
僧侶に近づきすぎないことなどいくつかマナーがあります。
私の写真で僧侶が大きく写っている写真は
全て望遠で撮影したものです。
まだ薄暗い早朝に静かに托鉢が始まりました。
僧侶たちは肩からおひつのようなものをかけていて
そこに信者たちがもち米を炊いたカオニャオと呼ばれるごはんを
一つまみずつ入れていきます。
次から次へと僧侶が来るのであげる方はとても忙しそうです。
行列はおそらく位の高い僧侶から順に並んでいると思われ、
後ろの方は小学校低学年ぐらいの子たちもいました。
地方では(都会でも)学校に通えないほど貧しい家庭もあるそうで、
お寺では教育が受けられるという理由で僧侶になる子供も多いそうです。
一陣が過ぎ去るとまた次の一陣がやってきます。
お寺単位で歩いているようです。
行列が一旦止んだところでオーナーが「お寺に行くよー」と。
お寺の奥にある僧侶たちが暮らす家(のようなところ)
でも施しをします。
通りへ戻るとまた行列がやってきます。
僧侶たちの行列は毎日通る道や時間が決まっているようです。
ビニール袋に入っているのはお菓子。
すごい量ですね。
この通りにはいませんでしたが、貧しい子供たちが待っていて、
僧侶たちはいただいたカオニャオやお菓子を
その子供たちに分け与えているそうです。
托鉢は40分ぐらいで終了。
托鉢は、寺院が集中していることもあって
メイン通りであるサッカリン通りに見学者がかなり多いようです。
最終日に会った日本人女性の話によると、
観光客による撮影合戦が繰り広げられていて、
ちょっと興ざめしてしまうぐらいだったそうです。
施しに参加したい観光客に供物を売る地元の人もいるらしく、
それが結構なお値段するみたいですよ。
托鉢の見学をするなら1本裏に入った通りがオススメです。
私が見学したのは、クンスワー通りのワット・ノン・シコウムアン前です。
観光客は10名もいないぐらいでしたが、
僧侶は100~200名ぐらい通りました。
静かに見学することができて写真もたくさん撮れました。
もちろんマナーは守りましたよ。
ここでなら早起きして見る価値があると思います。
オーナーから黒米のカオニャオをおすそ分けしていただきました
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