七夕賞・・!! 会いたくて・・こいしくて・・!! 願いが叶った・・!! ６８

・・・一昨日のつづき・・!!

やったぁ～・・あいたくて　こいしくて　願いが叶う。
風が届けてくれた・・このおもい・・・!!

ＧⅢ　七夕賞　第４３回

１着　④サンバレンティノ　後藤
２着　①アドマイヤモナーク 安藤
３着　⑨ユメノシルシ　吉田豊
４着　⑧ヴィータローザ　上村

単勝④　　　８７０円
馬連①④　２３７０円
馬単④①　４９５０円

３連単④→①→⑨　２万６２１０円

乗れている後藤騎手・・。最後の最後で福島のリーディングジョッキーもとる。
好判断のイン強襲で、福島巧者④サンバレンティノ　後藤・・・快勝だった。

　　　　　　　　　　　　　　

旅行への買い物をと銀座に来ている。
１２日木曜よりバリ島に・・癒しの旅に２億人もの人々が暮らす熱帯の国。
やはり・・錦糸町の場外やとくに浅草の場外馬券場とは雲泥の差だ。
ここ銀座の場外では、さすがに光江は手をつながなくても一人で歩けるみたいだ。
浅草の場外では・・・こうはいかず必ず手を組んでくる。
確かにお嬢さん育ちの光江には浅草の場外馬券場の一人歩きは、フィリピンのスラム街を歩くのと一緒の感覚があるに違いないのだろう。
・・・銀松(銀座松坂屋)でレヂチェツク後、光江より胸のポケットに福沢諭吉を・・入れられる。
光江は三越も行くが必ず買い物は銀松で済ましている。
彼女が戻ってくる間に、福沢諭吉を数えると８枚・・・３連単を２４点、馬単を３点、５０００円づつ購入して１３万５０００円、残りは５万５０００円か!?

「お待たせ・・」と戻ってきたと同時に二人は銀座場外に、二人で昼間の銀座は久し振りだ・・いつもは帳が落ちるネオンの中を徘徊。
「七夕賞・・レースのタイトルがいいわね」
「一日遅れ・・・だがね」
マークシート２枚に記入し１４万をディスペンサーに・・・５千円のお釣りと馬券２枚だ。
忠犬ハチ公じゃないが１階ロビー・アテンドのところに待っていた。

ホットコーヒーとアイスのグラスを背に、光江のワンセグの携帯にステレオのイヤホンを二人片耳で聞きながら、光江は生足にサンダル・・・足を組み白のスカートとストライプの入ったYシャツ、ホワイトのバレッタで栗毛色のロングを留めている。
襟足が妙に色っぽい・・・。
⑨ユメノシルシのかろうじての３着を確認し、「配当・・記入しておいて・・」と
左手でメモをとる仕草で席を立った。
戻ってきた健太郎に「健太郎・・!!　凄いわよ　２万６千円もついたわよ・・」
「４着まで・・健太郎が上げた馬が全部入っていたのね・・・知らなかったわ」
「うん・・!!」
光江がすぐ暗算をし「１３０万だわ・・!!」興奮やまずといったところだ。
襟足から胸元に西日があたり・・わずかだが高揚している姿は・・・もう一人の女(ひと)の妖艶な光江を階間みた。
「健太郎・・そろそろ携帯が鳴り響くわよ・・」と同時に。健太郎にディスプレーを見せた。みゆきちゃんからだ。
「もしもし・・メールなんか打ってる場合じゃないです。光江さん・・・初めてです。」声がうわずっている。
「千円買っちゃいました。あの通りボックスで・・・」
「良かったわね・・明日にでも健太郎にお礼でも言ってあげたら・・喜ぶわよ」
「はい・・!!」

・・・『鮨旬馬』
職人の源さんが・・・「感謝・・感激・・雨あられだよ・・」健太郎さんにはとビールを注ぎながら。
「言ったでしょ!!　ローカルのGⅢなんか、幼稚園の年長さんの玉転がしと一緒だって、何が来るか解らない・・と言うことは、何が来たっておかしくないと言う事だって・・・」みんな妙に感心だ。
「来週からは・・・新潟が開催だ・・」と棟梁が言えば。
「来週は健太郎さん・・・いないんだよね」
光江が・・「ここのところ皆さんだいぶ懐が暖かいから・・温泉でも行ってきたら」
「そうだな・・・一休み!!・・中央競馬は倒産しねぇからな・・・!!」