外資系企業で稼ぐ

外資系企業で数億円の資産を作った人物は数多くいる。彼らの資産の大半はストックオプションである。
日本企業でも最近はストックオプションを始めた会社が多いので制度は知っている人も多いと思う。
簡単に説明すれば、自社の株を例えば５００円で買う権利をもらうことである。実際に購入するのではない。
その株が値上すれば権利を行使して差額がもらえばよい。値下した場合は何もしなければよい。つまりリスクがまったくない投資なのである。

したがってストックオプションを大量に持っていた人たちがインターネット関連株バブルで大儲けをしたという訳である。
ただ最近は株価が低迷しているので、なかなかストックオプションでは儲からないようである。

さて、ストックオプションは有名だが別の方法で稼いだ人もいる。
その方法とは、早期退職成金である。最近は日本企業でもリストラが行われているので、珍しくないが外資系企業では１０年以上前からリストラは平然と行われていた。
ただ退職に際しては、退職金に年収以上の金額を上乗せするなどの恩恵があった。
もともと外資系企業では退職金はほとんどないのが常識だったので、この制度は次の職が見つけられればかなりおいしい話だった。

ところが運が良いのか、悪いのかわからないが、入社する会社がことごとくダメになり、行く先々で
退職金の上乗せをもらったという強者がいた。
現在はどうなっているか不明だが、少なくとも３回は退職金上乗せで５０００万円は稼いだそうだ。