今年の春
はるばる留萌の保健所から来た黒ちゃん
黒ちゃんは他の10匹と一緒に段ボールに入れられ
増毛のバス停に捨てられていました
ひどい話です。
生後1か月くらいの子がその状態でどのくらいその場所におかれていたのか
想像するだけで身震いします
留萌の動物愛護推進委員のNさんと連絡がつき
保健所よりその子を保護することにきめた。
本当は里親希望の方が留萌にいたそうですが
折り合わず、私のもとへくることになりました。その時はすでにこちらでも里親募集していたので
新しい飼い主さんがきまっていました
さっそくトライアル開始。一緒にちょっと臆病な子も一緒にトライアルにでました
そのあと、里親希望さんから黒ちゃんは人懐っこいから大丈夫だけど
この臆病な子はきっと他では無理でしょうと
思いがけない言葉
私も黒ちゃんはすぐ決まると思っていました
トライアルから帰ってきて なんだか元気がない
ごはんを食べない
水をよく飲む??? 今年19歳で亡くなったまるちゃんも病状がよぎった
まるちゃんは腎不全だった。1年がんばったけど今年沢山の思い出を残して虹の橋を渡った
食べなくなって1日目、念のため腎臓食 リーナルケアで水分を補給し栄養を取らせながら
様子を見た
足をひきずるようになった時点で 怪我を心配し 病院でレントゲンをとってもらった
なんでもない
念のために血液検査 結果腎不全だった
なぜ、こんなに小さいのに腎不全?
ありとあらゆる方向をかんがえて、もう少し設備の整った病院でエコー検査
結果多発性嚢胞腎の疑いを指摘された
そして余命1年と言われた
愕然とした。
どうしてここまでの人生をこの子が追わなければならないのか
と、ずいぶん泣いた
そして、それから
いままで黒のことは書くことができなかったが、がんばって生きている黒ちゃんのためにも
1つ1つ書いていこうと
私をそんな気持ちにさせてくれたのは
元気で生きようとしている黒ちゃんと仕事で家を空ける間、1日数回流動食と水分をシリンジであげつづけ
「あんた、生きなさい!自分の力で生きなさいと」世話をつづけて
くれた母と
あの子のために、本当によく泣いてくれ
バックアプしてくれた留萌のNさんなのである
一緒に生きている黒のお話少しづつ更新していきますので
応援お願いします。
多発性嚢胞腎とは?
多発性嚢胞腎は、ゆっくりと進行する、不可逆的な(一度起きてしまうと元に戻らない)、遺伝性の腎臓の病気で、ペルシャネ コやペルシャと血縁関係にあるネコに多く見られます(最近では、アメリカンショートヘアー、スコティッシュホールド、雑種などでも存在することが分かって います)。この多発性嚢胞腎は、他の動物種やヒトでも報告がありますが、ヒトでは難病指定されている疾患です。日本国内では、罹患率の調査が始まったばか りですが、ネコ1000頭に1頭の割合で多発性嚢胞腎をもつと推測されています。
最終的に、多発性嚢胞腎は腎不全を引き起こし、この病気のネコは、他の原因から発症した腎不全のネコと同じような臨床症状(食欲不振、多飲多尿、体重減少など)を示します。この多発性嚢胞腎は、遺伝病で生まれつきのものです。どちらかの親に、腎臓を構成するタンパク質を作り出すある遺伝子の異常があると、子どもに50%の確率で遺伝します。
その遺伝子の異常によって、ネコが年をとるにつれて、両方の腎臓にできた小さな嚢胞(液体を入れたふくろ状の構造)が、ゆっくりとしかし確実に数を増やしながら大きくなっていき、結果として腎臓が劇的に大きくなります。嚢胞は、正常な腎臓の組織にとって変わり、腎機能は絶えず低下し ていきます。嚢胞の大きさは、1mmに満たないものから1cmより大きいものまで様々です。多発性嚢胞腎は、ネコの晩年には(だいたい7歳が平均年齢で す)、腎不全の臨床症状を引き起こすまでに進行します。ただ、この遺伝病は、ゆっくりと進行するため、徐々に低下する腎機能に体が順応して、腎不全の臨床 症状を示さないネコも存在します。また、嚢胞は腎臓だけでなく、肝臓や子宮などほかの臓器にも見られることがあります。
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