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Berryz仮面(35)

2009-10-15 | Berryz仮面
「私の名前は嗣永桃子、Berryz工房のメンバーです。

この前の戦いでキャップが倒れてしまいました。
ファンクラブツアーも、急遽体調が悪くなったってことで欠席となりました。

再び意識を取り戻したのは、5日後でした」


-Sランク有事対策本部・治療室。

ベッドで佐紀、小川麻琴、メロン記念日斉藤が寝ている。

3人の横には、はたけ司令、よっすぃ~、梨華。

はたけ司令、よっすぃ~に話しかける。
「ええんやろうか」
「なにがですか」
「しみちゃんがこんなことになってしまって」
「……本人も覚悟していたことなんじゃないですかね」
「そうやろか……心配や」
「幸い、脳へのダメージはないみたいなんで」
「じゃあなんで起きへんのやろ」


-佐紀は夢を見ていた。

一人っきりで遊園地にいる夢。
寂しいから楽しくない。
帰りたい。
でも外に出る方法が見つからない。
たまにBerryzメンバーの影らしきものを発見して追いかける。
逃げる影。
アトラクションの角を曲がると、誰もいなくなっている。

永遠に続く夢-


「私の名前は嗣永桃子、Berryz工房のメンバーです。

キャップのいない間、私達は6人で活動していました。
今日もレッスンが終わって、キャップのお見舞いにいくところです」


治療室のドアを開ける、Berryz工房6人。

振り返るはたけ司令、よっすぃ~、梨華。
と、佐紀が目を覚まし身体を起こす。

佐紀、涙目で
「ちょっと、なんで逃げるのよ!」


「私の名前は嗣永桃子、Berryz工房のメンバーです。

後できいた話によるとキャップはずっと悪い夢を見ていたそうです。
あの時の、はたけ司令の安心した顔が今でも忘れられません。

キャップの意識が戻って、泣いているメンバーもいました」


「私、あの後の記憶がないんですけど」
佐紀、はたけ司令に尋ねる。
「知りたいか」
「知りたいです」
「あれから、しみちゃんと同じようにロボも動かなくなってしもうてな……」


「私の名前は嗣永桃子、Berryz工房のメンバーです。

それから、はたけ司令は。

Berryzロボが完全に破壊されてしまった話。
もう駄目かと思った時、紺野さんが密かに開発を進めていた新・Berryzロボが到着した話。
6人でロボに乗り込み、もうひとりの怪人さんにBerryzフラッシュを発射した話。
倒れたキャップと怪人さんを今まで治療していた話。
その間、6人で仕事をしていた話。
毎日私達が仕事終わりにお見舞いに来ていた話をしました。

そして最後に」


「どうする。もう怪人救出が嫌になったなら、やめてもいいんやで。きっとこれからもっと厳しい戦いが待ってると思うし」
はたけ司令が佐紀に尋ねる。

佐紀、首を横に振り、Berryzメンバーの顔を見回して
「大丈夫です。みんなが一緒だから」



-アルタカUFO内。女王イマミコの部屋。

画面に映し出された、謎の小太り男のシルエットと話す女王イマミコ。

「この調子で頼みますよ」
「はっ」
「あなた達の願いが叶う日もそう遠くないのでは?」
「あの……」
「なにか」
「いえ」

小太り男の高笑いの横で、神妙な表情のイマミコ。




--次回予告--

「菅谷梨沙子です。

なんだか大変なことになってきました。
ちょっと不安です。

でも、キャプテンが無事でよかった。
Berryz工房最高!

なんちゃって、テンション上がってしまいましたが次回予告でしたね。
次回、第10話『菅谷梨沙子の空想』

私の名前がある。なんで?」



(第9話・終わり)


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