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Berryz仮面(34)

2009-10-15 | Berryz仮面
--Bパート--

「私の名前は清水佐紀、Berryz工房のキャプテンである。
昨日からファンクラブのバスツアーで新潟に来ている。

初日はメンバー嗣永桃子・作の寸劇をやった。
相変わらず彼女の無茶振りには苦労させられる。
でもファンの皆さんが喜んでくれたようなのでよかった。

ホテルの部屋割りは千奈美と一緒だった。
いつものように、たわいのないお喋りをして、それぞれ眠りに付いた。

ふと深夜に目を覚ますと、千奈美の顔が目の前にあった。
『あんたなにやってんの?』
思わず大声を出してしまった。

千奈美は冷静に
『呼び出しだって』
と自分の腕時計を見せてきた。
はたけ司令から連絡が入ると点滅し、振動する仕組みになっている。

普段から緊急連絡の為、いかなる時も腕時計は外すなと言われていた。
でも、私はそれを守っていなかったのだ。
千奈美と同じ部屋でよかった。

しかしこんな深夜に司令から呼び出しがかかるとは。
怪人もなにを考えているのやら。

『今回のターゲット、夜型の人かもよ』
千奈美は呑気に、そんなことを言っている。

5分後、ホテルの前に集合した。
すごく寒い。

まあと熊井ちゃんが既にいた。
この二人は流石だ。
ちょっと遅れて梨沙子とみやが来た。
『やっと眠れたのにね』と文句を言っている。

『あと誰だっけ』
『桃だよ、桃』
『そっか』
あくびしながら、茉麻と熊井ちゃんが話している。

『まだ寝てるんじゃない?』
私はホテルを振り返る。
灯りの付いてる部屋がいくつかあった。
ファンの人の部屋かな。
明日ライブがあるから充分睡眠取って、と言ったのだけど。

それから3分くらいして桃が到着。
『ごめ~ん』
謝りながらも前髪を気にしていた。
ちょっとイラっとした。

全員揃ったところではたけ司令から連絡、少し離れた広場で再び集合。
暗闇に紛れていたBerryzジェットに乗り込んだ。

中にははたけ司令、吉澤さん、石川さんがいた。

『奴ら、本格的に動きだしおったで』
司令の言葉に
『マジですか?』
千奈美が大きな声でこたえたので、思わず笑ってしまった。

吉澤さんに
『笑い事じゃないから』
と怒られた。
……千奈美のばか。

『あれ、見てみ』
はたけ司令に言われて窓の外を見ると、巨大化した怪人が2体破壊活動をしていた。
米所新潟だからだろうか、田植えのような動きをしたいた。
『巨大化っつっても、いつもの2倍くらい大きいんとちゃうか』

サイレンの音がして、パトカーが到着した。
これでファンの人達も起きてしまっただろう。」

「……きいてる、しみちゃん」
「はい。きいてますよ」
「ほんじゃ、作戦通りに頼むわ」
「ラジャー」

「私の名前は清水佐紀、Berryz工房のキャプテンである。

本当は、司令の話をきいてなかった。
作戦通りって、なんだろう。

『極力戦闘はせず、ロボに合体して怪人にBerryzフラッシュを当てるから』
まあが教えてくれた。
まるで私の心の内がわかっているかのように。
いや、わかっていたのだろう。

BerryzジェットはBerryzタンク、Berryz三輪と合体、Berryzロボとなった。

巨大化怪人1体の前へ移動。確かにいつもより大きい。

『心をひとつにして、Berryzフラッシュ!』
まあが叫ぶ。

Berryzフラッシュ発射。
巨大化怪人が元の姿へと戻っていく。

でも、私達は油断していた。
後方にいた、もう一体に攻撃された。

Berryzロボは動かなくなった。
そして、私も。」


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