野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

城山カタクリの里ーユキワリソウ

2016-03-18 20:37:57 | 散歩

 開園したばかり(4月12日)の城山カタクリの里に行ってきた。普段は入園料500円なのだが、

カタクリの開花が不十分ということで100円にしてくれたのが嬉しい。園の人からは「最近急に寒くなって

開花が進まずすみません」という言葉。こちらこそ安くしてもらってすみません。

開花していたカタクリは全部で10株程度。その分花期の早いユキワリソウ(オオミスミソウ)が一番いい旬の状態で見られた。

 

  まだ日が昇ったばかりということで、ユキワリソウの花弁もやっと開き始めたようだ。

 

 

オオミスミソウ(大三角草)はキンポウゲ科の花。

 

 

咲くのは本州山形県以南の日本海側の山地。

 

 

 

 花の色は白からピンク、赤、青、紫と多岐にわたっている。

 

 

とても一種の花とは思えないほどだ。

 

 花弁(といっても萼片だが)の形も多種多様。しかも園芸種ではなく、野山に自生している状態でもこうなのだ。

 

 

日本に自生するのはミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウの4種のみ。

 

 

 早春、雪のまだ消えやらぬ山地の林の中に一斉に顔を出す。

 

 

 

 

 唯一共通しているのはややずんぐりとした三つ葉の葉っぱぐらい。

 

 

 

 

 

 ユキワリソウの群生地に分け入るり、木漏れ日を浴びた花々の姿に出会うと、一人仙境に迷い込んだ心地に襲われる。

 

小さな群生でも花色は千変万化する

 

ユキワリソウ以外ではミツマタ

 

アケボノアセビ

 

風情のあるコシノコバイモ

 

丹沢や奥多摩の山でもよく見かけるキブシ

 

 バイカオウレン

 

ヒメコブシ

 

キクザキイチゲ

などが咲きだしていた。

 

 お終いはやっと見つけた開花したてのカタクリ。もう一週間もするとこの大群生が見られるのだろう。

 この辺で。