今年で田歌舎は5年目の受け入れ。そのすべてに関わらせてもらえています。
ただ、いつもは子供達と一緒に遊ぶというより、食事の準備や洗濯など裏方を担当することが多いです。
しかし、今回のプログラムはスタートから少し違っていました。子供たちを迎えに行く役割になったからです。
東京駅の乗り換えなど、誰か迷子にならないか緊張しっぱなしでしたが、みんなは慣れたもの。降り口などに迷っていたら、逆に心配されてしまいました。ごめんね〜。
そんな訳で、いつもは子供たちとの接点が決して多くない私ですが、いち早くみんなの顔や名前、様子を確認することができて、保護者の方ともお会い出来て、今からのプログラムが楽しみになる、そんな始まりとなりました。
内容も概ねフリープランということで、大人が出来ることを発信し、それを踏まえて子供たちがやりたいことをする選択制。
春プログラムでは初めての取り組みでした。春は他に予約も少ないので、私もプラン案を出す側として参加できました。
私の担当は主に食関係の肉関係。鶏の解体をしたり、鹿の骨付き足を解体しミンチにしたり、その日や次の日の食材として準備するので、みんな集中して作業してくれました。
命を断つところから解体・調理し、食卓に並べ食べるまで、命いただくという行程すべてが生活の一部として側にある8日間でした。
田歌舎では当たり前の営みですが、子供たちもすんなりと受け入れていたように感じます。そして、命をいただく最終ゴールは美味しく食べること!子供たちの作るご飯はとても美味しかったです。
夜の振り返りにも何回か出席しました。「改善点」を出し合うのですが、出てくるトピックスは、整理整頓、友達を思いやること、一日一回はみんなのためにいいことをしよう、など。
振り返ってみると果たして自分は出来ているだろうか。子供も大人も大事なことは変わらないのだなと改めて思いました。
そんな中、子供たちは日一日まとまりを見せ、成長していきます。
私としても、今回、田歌舎での暮らしの中で生まれたさまざまな遊びや一緒に体験したことは、気づきや成長、可能性につながりました。
次回は8月です。忙しい時期なのでどれだけ関われるか分からないけど、少しでも多くみんなと一緒の時間があれば嬉しいです。また会えることを楽しみにしています。