福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

<個人投稿>山梨県都留市の水車見学

2012年09月01日 | エネルギー

都留市役所(ゴーヤでグリーンカーテン)

小水力発電を見に行きました。

山梨県都留市が震災前から町おこしの一つの目玉として始めた「小水力発電」の水車を見に行く機会があり、(立川にある、一般社団法人 市民の学習・活動・交流センター シビル の企画)、昨日行ってきました。

都留市は自然に恵まれた土地なのに、これといった観光の目玉もなく近隣の河口湖や山中湖などに観光客は行くが、都留市は通過地点に過ぎず、人工3万人の市としての財源確保に迫られ、それなら「エコ・環境」のまちにしようということで、市民と行政が協働で始めたのが、水車を使った「小水力発電」だったのだそうです。

都留市の市役所使用電力の75%をまかなうそうです。水車「元気くん1号」から「元気くん3号」までの3台の水車が動いています。しかし法律や水利権など制度上の問題があって、なかなか拡がらないそうです。また実際に電力をこれでまかなおうとしても、市役所で使う電気は直接使えても他には東電を通さざるをえず電力の地産地消は簡単ではありません。しかし、都留市としては様々な工夫をこらし、これを続けていけるようにと頑張っている様子は伺えました。詳しくは書きませんが、近いので関心ある方はぜひ一度行かれたらよいと思います。

団体向けに案内してくれる担当職員がいて、とても丁寧に説明してくれ、資料などもしっかりと用意されています。3.11以降は見学の団体が多く予約していかないとだめですが、空気もいいし個人的に水車を見るだけならいつでも見られます。

エコのまちとして、植物栽培もと思われているようでアイスプラント栽培の部屋も見せていただきました。エコや環境ということを「クリーン」なものというイメージで考えたらこうなってしまうのかなあ?とか水だけでなく土も活かしたまちとはどうなるのかなあ?とか、自然を生かすことの意味を考えさせられました。水を単にエネルギー源として見るのでなく私たちが生きられる持続可能な社会のあり方やエネルギー作りというのはどうあったらいいのか、様々な試みを通さなくてはならないのかなあ・・・と。

国立の矢川を思い出しました。あの用水程度あればできそうな気もしました。参考までに写真を載せておきます。                                      (えんどうまめ)

 

     

 

                                   

   

              

 

                      

         

         

 

 


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