加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

議会最終日 ③

2006-06-30 11:28:43 | Weblog
 その後、社中学校の工事請負の契約承認。これについては後日。
 そして、昨日一番関心の高かった議会の自主解散に関する提案。
 藤田議員が西山、木田、井上弘、井上寿弘、宮野、柴垣議員の6名の賛成者とともに提案。予算が成立した今、議会は一定の役割を果たしたので解散すべきであるという。提案理由の中で「在任特例反対の議員(←私のこと)が、44人の議会というものが機能するのか。また住民の信頼を得られるのか、と言っていたが、その通りになった」などと言い出す始末。(討論にはたしか「自分たちで甘い対応をして、職員に厳しいことが言えるのか、とも言いましたが…言ってますね;)その時には「お前は合併をつぶす気なのか」などと言っていたのに…
また西山議員などは過去の対応(特例反対の声が多い中特例賛成でとりまとめをしたこと)を後悔していると言われました。
 
 過去の社町議会での特例賛成の議決は、他の2町への約束的意味合いを持っていると思います。ですから、それを再度テーブルに引き出すには、他の2町の議員に働きかけて理解を得るなど、相応の努力が必要だと思います。他の議案と意味合いが違い、とりあえず出して賛否は議会の判断に委ねる、というような対応が許されるものではないと思います(五分の四の賛成がいることから考えても)。賛否を問うためだけに出すとすれば、否決されれば辞職する覚悟が必要でしょう。そのような観点から、夕方までは反対する気でいました。

 しかし、先ほど書いた指定管理者の議案への対応を見るにつけ、考えが変わりました。先ほども述べたとおり、内容もよくわからないのに賛成するような議会は問題だと思います。任期を全うすべくがんばろうとか、決算という仕事もあるのに解散するのか、という指摘もあったので、私は「この提案者の提案の仕方は理解できない。ただ、わけもわからず何でも賛成するような白紙小切手議会とでもいうべき議会は、住民のためにならない。発言をするわけでも、勉強をするわけでもなく、がんばろうなどと言っているが一体何をがんばろうというのか。決算もあるとのことだが、内容もわからず賛成するだけではないのか。決算という大事な仕事は、出直してやる気のある議員がすればいい」という非常に失礼な賛成討論をしましたが、誰も怒りませんでした。

 結果は賛成15(羽野・鷹尾・林山議員を除く旧社町議会議員と、小薮議員)反対27で否決されました。
 
 私の身の処し方については、合併前からいろいろ悩んでおりました。特例に反対した議員として、合併と同時に辞職するというのも一つの選択肢だとは思っていました。ただ、数は少ないかも知れませんが、私の発言に期待していただいている人や、ホームページや議会報告などでの情報を期待されている方もおられます。
 そういった点から、おそらく多くの住民の方が特例には不信をもたれているとは思いますが、あえて辞職という形をとらず恥をしのんで活動を続けさせていただくつもりです。(反対討論の中で、特例期間中の議員活動に期待している住民の声、というような発言もありましたが、それは議員の前だから気を使っているだけだと思います。好意的な方でも「まぁ仕方ない」と受け止めていただいているだけなのではないでしょうか)

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