病院側が訴状を受けて一番最初に出してきた準備書面は、ただ看護録を見て書いてきたので、順番も事実誤認もありました。それから5年以上かけて双方やり取りしていく中で、明らかに誤認しているところは認め、事実に近づいていったのです。が、病院側の最初の準備書面では例えば妊婦が気分不快、目の前が真っ暗になる等のエピソードの後、落ち着いたので、はじめて陣痛促進剤の点滴をしたとなっていました。実際は点滴をした後エピソードが起こったことは、双方問題なく認めるところでした。その事実の上で双方のやり取りはなされてきました。
ところが高裁の裁判官は、どうも一番最初に病院側が出した準備書面を基に判決文を書いているような感じなのです。「被控訴人(私)が気分不快から回復した後、若干量が投与されたにすぎず・・・」また、「過強陣痛とは認められない」えっ?!何言ってんの。どこそこ事実誤認だらけです。
また一審と逆の判決のときは、何故一審と違うか理由も述べなくてはなりません。ところが一言も述べていません。弁護士さんたちに言わせると薄くぺらぺらの判決文だそうです。
「ひどい!こんなんじゃ弁護士なんてやってられないよ。」と先生、そう言いたくもなるのも無理はありません。弁護士さんたちは、夜遅くまで打ち合わせをして徹夜して準備書面を書いてくれたり、誠心誠意尽くしてくれたのは、良く分かっていました。
実際問題、判決が2ヵ年にわたったため、裁判官が移動して、この判決文を書いた裁判官は高裁にはいなかったそうです。手元に資料がなかったので、しっかり目を通すことはできなかったのだと思われます。それなのに1ヶ月で判決を書いてくるなんて…。証人尋問も準備書面も資料もちゃんと目を通してもらえれば、違った判決になっていたと思います。
裁判官がどんなにやっつけ仕事で、ずさんな判決文を書いても、民事訴訟の場合は高裁の二審で決着します。判決に対しての異議申し立ては一切法律でできないことになっているのです。
つい最近医療問題に詳しく厚生省の医療協議会委員である勝村さんに鑑定医が鑑定の後に1行、「この場合仕方がなかった。」とおまけのように書いてありました。と話したところ。「めんどくさければ裁判官は一審のとおりに判決を書くのだけれど、あーそれだ!今度、ドクターに不用意なことは書かないように言っておかなきゃ」と言っていました。
判決をほおっておかれて、その上いい加減な判決文を読んだとき、電話で敗訴と聞いたときよりある意味ショックでした。「いったい司法って何だろう。裁判官は神にできるだけ近づいた存在じゃないの。この社会って何なの。」わたしは、魂が冷え切ってくるような虚脱感におそわれました。医療過誤に続いて裁判過誤です。
これで終わりじゃないよ!その5に続く
「愛する富士市を、愛せる富士市に」小沢映子公式ホームページ
http://www4.tokai.or.jp/ozawa/
ところが高裁の裁判官は、どうも一番最初に病院側が出した準備書面を基に判決文を書いているような感じなのです。「被控訴人(私)が気分不快から回復した後、若干量が投与されたにすぎず・・・」また、「過強陣痛とは認められない」えっ?!何言ってんの。どこそこ事実誤認だらけです。
また一審と逆の判決のときは、何故一審と違うか理由も述べなくてはなりません。ところが一言も述べていません。弁護士さんたちに言わせると薄くぺらぺらの判決文だそうです。
「ひどい!こんなんじゃ弁護士なんてやってられないよ。」と先生、そう言いたくもなるのも無理はありません。弁護士さんたちは、夜遅くまで打ち合わせをして徹夜して準備書面を書いてくれたり、誠心誠意尽くしてくれたのは、良く分かっていました。
実際問題、判決が2ヵ年にわたったため、裁判官が移動して、この判決文を書いた裁判官は高裁にはいなかったそうです。手元に資料がなかったので、しっかり目を通すことはできなかったのだと思われます。それなのに1ヶ月で判決を書いてくるなんて…。証人尋問も準備書面も資料もちゃんと目を通してもらえれば、違った判決になっていたと思います。
裁判官がどんなにやっつけ仕事で、ずさんな判決文を書いても、民事訴訟の場合は高裁の二審で決着します。判決に対しての異議申し立ては一切法律でできないことになっているのです。
つい最近医療問題に詳しく厚生省の医療協議会委員である勝村さんに鑑定医が鑑定の後に1行、「この場合仕方がなかった。」とおまけのように書いてありました。と話したところ。「めんどくさければ裁判官は一審のとおりに判決を書くのだけれど、あーそれだ!今度、ドクターに不用意なことは書かないように言っておかなきゃ」と言っていました。
判決をほおっておかれて、その上いい加減な判決文を読んだとき、電話で敗訴と聞いたときよりある意味ショックでした。「いったい司法って何だろう。裁判官は神にできるだけ近づいた存在じゃないの。この社会って何なの。」わたしは、魂が冷え切ってくるような虚脱感におそわれました。医療過誤に続いて裁判過誤です。
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