ごんごんの  遍路のみちは一歩から 同行三人

リタイア後、近場のウォーキングで健康増進に努めています。年々歳々四国遍路が遠のきます。

歩き遍路計画3の④

2017-09-16 15:46:43 | 四国遍路 区切り打ち3

第4日目(通算20日目) 30.4km 歩行速度 3.3km/h

 

 荷物を負っての30kmを超える長丁場です。区切り打ち遍路最難関の日となりそうです。四万十町から片坂遍路道を下り黒潮町に入ります。伊与木川沿いに国道56号や旧道を辿り、熊井隧道を抜けて道の駅で昼食休憩。そのあと、土佐佐賀の街並みを過ぎ土佐湾を眺めながら、国道のアップダウンに耐えて、土佐くろしお鉄道土佐上川口駅まで進みます。

 朝のお勤めをして、食後できるだけ早く出立します。岩本寺前の道を道なりに進んで、水車亭を過ぎて国道56号に出ます。国道を道なりに少しずつ高度を上げると川沿いの道に次第に山裾が迫り、峰の上の峠を越えます。山間の国道を少し下ると、お大師像が国道脇に立っており、手前の四国電力の資材置場のフェンスに、遍路道左折の案内があります。

 案内に従って左折して人家の散在する道を進んで行くと、やがて旧窪川町の環境美化センターの建物が現れます。案内に従ってアスファルトのわき道を進みます。右手木立の間の地道を登ると、市野瀬遍路道の片坂の下りが始まります。

 つづら折れで400mばかり斜面を下ると、左眼下に国道56号見えてきます。フェンスで保護された片坂第一トンネルの上を横切るようにして反対車線側に出て、斜面を降りて国道脇に降り立ちます。金剛福寺75kmの石標があります。国道へは出ないで、右手に道を下り金属製の階段を降り、沢に架かる市野瀬遍路橋を渡り、足元に注意して林の中を下ります。やがて視界が開け斜面下に市野瀬の遍路小屋が見えます。金属製の梯子状の階段(遍路道保全橋)を下りて、小屋で休憩します。

 西尾自動車の敷地を抜け、国道を横断して遍路道を進みます。伊与木川沿いの国道を少しずつ高度を下げて進みます。拳ノ川峠を越え、「佐賀温泉こぶしのさと」の遍路小屋に到着です。トイレ休憩をします。小屋の手前では、高知自動車道のIC工事が進んでいます。昼食には少し早いので、買い置きの甘いもので小腹を満たします。 

 遍路小屋を出たら、右折して国道と別れ、伊与木川を渡ります。川の右岸沿いの道を道なりに進むと、やがて土佐くろしお鉄道中村線と並行するように道は続きます。県道367号の市野々橋を渡って国道56号に合流します。車通りもほとんどなく黙々と5.5kmばかり進んできました。

 少し国道を進み伊与喜駅口を過ぎ、国道の側道へ折れて、国道高架下を抜けて旧道をしばらく往くと、分岐路に遍路道の案内があり、左折して案内に従って登って行くと熊井隧道に至ります。熊井隧道は、レンガ組の構造が特徴的な土木遺産です。照明がなく薄暗く、大の大人でも少々怖気づいて速足になります。ライト持参が良いでしょう。

 隧道を抜けて山裾の道を下っていき、くろしお鉄道中村線を渡ります。さらに道なりに下って国道56号へ合流します。国道へは進まず手前の山裾の旧道を辿ります。やがて、人家の途切れた間から、国道の向こうに「道の駅ナブラ土佐」が見えてきますので、国道を渡って遅めの昼食休憩とします。

 国道歩道を進むと、伊与木川が蛇行して国道下を流れていきます。やがて国道と別れ、左折して黒潮町の市街地へ下ります、土佐佐賀駅口の信号交差点で道路を横断すると、右手下方に遍路道が続きます。案内に従って、路地を進み黒潮町佐賀支所、グランド脇を抜けて、伊与木川の左岸堤防道路を進みます。県道25号線の佐賀橋で伊与木川を渡り、道なりに上って行くと国道56号に再合流です。

 土佐湾沿いの国道56号を小さなアップダウンを繰り返しながら少しずつ前に進みます。荷物を負って20km以上歩いてきましたので、疲労が蓄積してきました。佐賀公園や白浜海岸には遍路小屋もありますので、疲れたら海を望み休息をとりながら進みます。やがて、井ノ岬トンネル手前の「バス停灘」に到着です。

 国道を少しずつ上って井ノ岬トンネルを抜けます。伊田川を渡り、さらに伊田トンネルも抜けると、中村線の有井川駅も右手に近づいてきました。駅に行くには階段を下ります。さらに国道を進み上川口小学校を過ぎ、少し行くと上川口駅右折の案内があります。右折して山側に少し上り「土佐上川口駅」に到着です。

 17:49発の中村駅行きの列車に乗車します。中村駅には18:11到着です。駅ロータリーの右手にホテルがあります。中村は歴史のある街ですから、駅から離れたら他のホテル等もありますが、中村駅をベースにして遍路を続けますので、駅最寄りのホテルをチョイスしました。疲労困憊ですので、夕食はホテル内で済ませることにします。

 

コメント
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