綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

エレキ

2007-01-30 00:33:15 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 2月10日用リハ初日終了。久々のエレキバンド編成で、感覚を呼び起こしながら、UNPLUGGEDシリーズの成果を生かした作りを念頭においてのリハだ。
 今夜は、音が厚くなったからこそ音を抜かねばということを改めて感じたのだった。隙間があるとついつい不安というか癖で弾いちゃうんだよねこれが。隙間が大事だ隙間が。

(Pic.ギター・マーヴェラス田中氏のリッケンバッカーを大喜びで弾く私と、ドラム亀キチwith5弦ベースのバンマス・ベース・トオル。マーヴェラス氏は先に帰りました。キーボードかわしーは次回です。)

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Family Affair

2007-01-28 00:56:53 | COLUMN
♪写真のアコギは、次回UNPLUGGED録音用にマーヴェラス田中氏から譲り受けた掘り出し物(YAMAKI)で、おそろしく「ネオアコじゃりじゃり」の音がして気持ち良いのなんの・・・。


 さて、スライが何度目かわからんが近々再発されるということで、名盤「暴動」や「STAND!」等、未発表曲を含む再発盤音源を聴くことになった。

 ロックだけでなくソウルミュージックにも入れ込んでいた20年くらい前、バイト代を握り締め、ソウルの貴重盤の宝庫・渋谷のマンハッタンレコードで、廃盤だったスライの「FRESH」やカーティス・メイフィールド等のレコードをよく購入していた。3800円ってのが多くてちょっと痛かったけれど、重要な人物の重要な作品が廃盤のままで、勿論CDなんてまだ先の話という頃だから、一食抜いてでもレコードの方を優先した。

 スライは聴き過ぎて飽きてしまっていたから、今回は本当に久し振りだった。勿論素晴らしさは変わらない。「Dance To The Music」など初期の開放的なサウンドも、後の密室的なファンクも。改めてスゴイ。あれだけスゴイものを残したんだから、現在ダメ人間のまま生きているとしても許せると思ったりする。復活しなくとも。

 話は変わるが、最近、「家族」の中での血生臭い事件が多い。それぞれの家庭に、それぞれの事情があり、人の心の闇は他者には見えない。
 というわけで、スライの名曲「Family Affair」~2007年・綿内対訳版をどうぞ。



Family Affair / Sly & The Family Stone

それは家族の中のこと
それぞれの家庭の事情
それは家族の中のこと
それぞれの家庭の事情

学ぶことが
大好きになる子もいれば
一方で
手を焼かせる子だっている
どちらも母親にとっては愛する我が子
そう、血が繋がってるから
どちらも母親にとっては良い子
血は泥よりも濃い

それは家族の中のこと
それぞれの家庭の事情
それは家族の中のこと
それぞれの家庭の話

結婚一年の新婚が
お互いを探り合ってる
どちらも波風は立てたくないし
捨てられたくもない
未練がそこにあるから、出て行けず
そこ以外を見てしまったから、出て行くしかない
泣くことも出来ず、疲れ果て
疲れ果てるから、泣くしかない

それは家族の中のこと
それぞれの家庭の事情
それは家族の中のこと
それぞれの家庭の事情・・・
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もうすぐリハ

2007-01-24 00:22:02 | COLUMN
 正月疲れや寒暖差のせいか、体調及び精神不良の人が多いんだな。僕の体調バロメーターはビールなので、とりあえず旨いから何とか切り抜けている。

 で、来週からバンドライヴのリハーサルが始まるので、暗い事件の度にブラウン管に目を奪われてばかりもいられない。現メンバーで初めて取り上げる既存曲がいくつかあるので、体を慣らしておかねば。それぞれの歌用の筋肉の慣れ方みたいなものがあって、時間が経つと体が忘れている。コードも自分のCDを聴かないと思い出せなかったりして。

 又、ここ数年の曲で、久し振りに歌うなら納得出来ていなかった歌詞の一部を今の視点で直してからと思ったり。例えに出すのもおこがましいけれど、ボブ・ディランなんかしょっちゅう変わってたんだから、そういうのもありだろう。
 
 その曲は歌詞の核が見えていなかったから、何が言いたいのか改めて自分に問うてみる。言葉を使う作業は好きではあるけれど、文が饒舌過ぎるとたまに嘘っぽくなる。饒舌でない人の気持ちが理解できない時もあるはず。優しいつもりが悪魔になっていたりする。本当は自分でもわかっているのでは?などと問うてみる。

 などという自問自答がそのまま歌詞になるわけないんだけれど、そんな行為が必要な時もある。

 
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白いレスポール

2007-01-21 21:36:54 | COLUMN
 長年愛用したこの白いレスポール。手離そうかなと考えている。ルックスも音も大好きなんだけど、いかんせん自分の音楽に、歌いながら弾く際に、決してピッタンコという音ではないからだ。もっとジャキジャキかき鳴らせるエレキの方が合うには合う。コイツは腰が太くてタフだからね。僕の体と反対じゃないか。

 元々、エレキはルックスで選んできた。ゴージャスなルックスのグレッチ・ホワイトペンギンは(写真下)、ヒョロっとした男にはピッタリだろうということで購入し、ペンギンマーク付きということもあって、しばらくトレードマーク代わりに使用した。が、あまりに弾き辛く、指が弦の間にスポスポはまってしまうので、似た形状のギブソン・レスポール~白のカスタムを探した。しかしその頃、塗装の問題で?白のカスタムは生産されておらず、全国探してようやく御茶ノ水で発見したのだが、手付けを打つ約束で店に向かうと、なんとダブルブッキング!同行した関西人マネージャー氏の怒涛の口撃で無事もぎ取ってきた一品だった。

 という色白で美しいコイツであるが、10年間散々弄んでポイッてわけじゃないから許してくれ。大事にしたし、今も好きだし・・・。さーてどうしようか。ギターの元締めマーヴェラス田中氏に相談中。

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綿内バンドライヴ 2月10日(土)詳細

2007-01-17 01:21:36 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 ふふふ、助言を求めた後、選曲がほぼ固まった。持つべきものはメンバーなのだ。10ヶ月振りのバンドライヴだし、現メンバーで初めての曲や久々にエレキも引っ張り出そうか(前日は同じ会場でwebb相方・小池雄治のライヴだぜ)。くどいけど衣装は全員Tシャツで。土曜の夜だし、新年会代わりにパ~っと行きましょう、パ~っと!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●2月10日(土)赤坂グラフィティ
【綿内克幸、中野トオル(B)、マーヴェラス田中(G)、かわしー(Key)、亀田剛史(Dr)】

共演 エガワヒロシ(写真右から二人目。まるで弟のような音楽趣味を持つ、ポップクリエイター、こちらもバンドで登場)他

OPEN 18:30 START 19:30
前売り2000 当日2300 (ドリンク別)
発売日1月10日(水)
(問・御予約)綿内F・C fspclub@hotmail.com 、又は03-3586-1970(赤坂グラフィティ
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点と線

2007-01-15 01:13:57 | COLUMN
 10年分の映像を必然的に俯瞰で見ることになった綿内DVD編集監督青年によると、感想として俺は「ぶれ」がないらしい。褒め言葉ではあるが、実感はない。

 何故なら、監督は一度に総括して点を線で見てそう言ってくれたわけだが、「点」それぞれは、いつだって迷いの中にあった。今だって明確な答えなどない。人は悩む動物だ。

 実際、後ひと月を切った新年バンドライヴの選曲もまだ迷っている。リハも迫ってるのに。
 ようするにそれを言いたかっただけなのであった。ただの言い訳です。でも衣装だけは決まってるよ。

 
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Love Is Hell

2007-01-11 23:06:05 | MUSIC SELECTION
 愛は時々地獄だよなぁ・・・でも時々実に天国だな。

 な~んてただのアルバムタイトルだよ。ニール・カサールを年末に観た後、久し振りにライアン・アダムスを聴いている(ニールはライアンのバンドのギタリストでもある)。風邪も治ったし。

 ちょっとのやさぐれと色気を併せ持った歌声、米国ルーツ音楽を取り入れたセンスの良さ、曲の良さ、多才、多作、多情、おまけに偏屈・・・この人は色んな意味で現代米国ロックのヒーローの一人だな。
 オマエ出し過ぎってくらい実に多作で、一昨年は年にアルバム3枚発表してるし(ストックもすごいらしい)、基本カントリーロックなんだけど内省的なオルタナっぽさも見せたり、突然80年代バリバリギターサウンドを披露したり、リアム・ギャラガー以上の悪態つき(相当ひどいぞそれは)という評判だったり、何だかすごい若干30歳。
 多作なところは彼の爪の垢でも煎じて飲みたいところだけど、悪態の方は別にいいや。多情の方は微妙です。

 というわけでいつも他人の作品を紹介するお人好しな私であるが、良い音楽は一人でも多くの人に聴かれるべきだと思っている。

 ●入門編として彼の作品で一番明快なのは「GOLD」。いい歌のオンパレード。米国ロックの良心。それを陽とするなら陰にあたるのが上の写真「Love Is Hell」。オアシスの名曲「Woderwall」のカヴァーは絶品(グラミーにノミネート)で、夜中に聴くなら内省的なこのアルバムの方が胸に迫るものがある。
 ザ・バーズ~グラム・パーソンズのカントリーが好きなオヤジには一昨年の三部作の真ん中「Jacksonville City Nights」もしみじみ良いなぁ、ソロ転向前にいたバンドのWhiskeytownなら「Pneumonia」が良いなぁ、三部作の第一弾の二枚組「Cold Roses」も捨てがたい・・・出し過ぎなのでよくわからなくなってきた。

GOLD Jacksonville City Nights Pneumonia
 
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お年玉ダウンロード

2007-01-08 22:38:34 | NEWS/LIVE SCHEDULE
 ほっそーい!!って思わず呟いたでしょ、この写真見たアナタ。

 いつもここを覗いてくれてる皆さんにお年玉・・なんてほどのものじゃないけれど、7~8年前にライヴでよくやっていた未CD化作品の弾き語りヴァージョンをアップロードしました。細いといえばガイコツ、「月のスケルトン」という曲です。この寒空にけっこう合うかなと。
http://www4.axfc.net/uploader/14/so/N14_21678.xxx.html

こちら↑をクリック→キーワード「smile」を入れてファイル化して聴いてね。



「月のスケルトン」
 
僕は骨 恋をした てのひらには軋む夢
バラバラのエピソード 君が繋ぎ合せたよ yeah
削り取った毎日を 電子レンジで温めて
漂ってたのさ スープの中を 君に逢えたその日まで
 
屋根裏の窓辺にホラ、月夜のひかり
もっと染み込むくらいに 側へおいでよ
 

何千年過ぎ去って 誰かに掘り起こされるまで
君のくぼみにはりついていたいのさ
砕けるほど抱きしめて

屋根裏の窓辺にホラ、月夜のひかり
もっとくずれるくらいに 側へおいでよ
 
息をひそめたクレーター 孤立無援の空に やがてよみがえる
 
折れるほど寒い日は 君の匂いを
首に巻いて ポケットにつめて
僕は生きのびるのさ…
 
屋根裏の窓辺にホラ、月夜のひかり
もっと君を探すから 側へおいでよ
もっと君を探すから 側へおいでよ
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新年雑記~風邪とヴィレッジ・ヴァンガード

2007-01-05 00:38:06 | COLUMN
 あらためて皆さん明けましておめでとう。今年は昨年以上のステージ、新作品を「絶対」おとどけします。言い切らないとやらないから言い切ります。どうぞ本年もお付き合い下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 12月半ばにひいた風邪を、治りかけで暮れの酒席で「もう一軒行っちゃいますか?」や「酔ってエアコン直撃のソファーで寝る」などのアホ行為を繰り返して長引かせてしまい、未だ引きずっている。長い。長いと心も凹む。何よりビールが美味しくなくて寂しい。美味しくなったらなったで又酔っ払ってソファーできっと寝る。

 一度行ってみようと思っていた「遊べる本屋」ヴィレッジ・ヴァンガードへ行ってみた。本、マニアなCD、レトロなお菓子やオモチャ、エッチなジョークグッズ、妖怪ジュース+鬼太郎の目玉おやじジュースなどの意味不明飲料・・・そして店内にはラーメンズのDVDから「チョンマゲ~チョンマゲ~」というガイジン風日本語がひたすら流れ、外には「足の臭い人用福袋」その他が売られていた。店内の雰囲気に流されて、もみ上げ付きアフロかつらをかぶってみたり、あやうくチープなサングラスを買いそうになってしまった。
 ここは要するにオトナの駄菓子屋みたいな感じか。時間つぶしにはちょうど良いかもしれない。

 三が日のニュースで、イノシシと乗用車がぶつかってイノシシが死んだと真面目な顔でアナウンサーが言っていた。画面にはイノシシの遺体写真と、遺体の跡がイノシシ型に白線でひかれた写真が映っていた。ひとまず平和な2007。


 B.G.M.は二ール・ヤング/Rockin' In The Free World (弾き語りの方)
 
♪Keep on rockin' in the free world~

 
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