ドロップ日記。

いろいろです。

12.12.9 大山 キリン峠&反省レポート。

2012-12-10 20:54:03 | スノー関係
今日も、寒かったですね。
風もピューピュー吹いてね。

さて、昨日のレポです。(今回は写真は無しです。)
昨日の山行ではトラブルが発生し大変でしたが、反省の意味もありレポをUPします。
今回は、Aさんと二人で山に向かいましたが自分の判断ミスもあり、警察が出動するトラブルになりました。
幸い無事に下山できましたが、少し物事がずれてたら本当に大変な事態に陥る処でした。
もし山を滑ってみたいって思ってる方がおられましたら、こういう事でトラブルが起こる事を知って頂ければ幸いです。

大体の流れはこんな感じです。

奥大山スキー場を8時前に出発。

予定では三の沢でしたが当日は寒気の影響で視界が悪くオープンバーンの三の沢は視界不良で最終堰堤くらいで終了だろうし長い環状道路歩きもうんざりなのでブッシュに悩ませられるでしょうが風や視界不良の影響の少ないキリン峠にしました。

そして健康の森の登山口に9時前に到着。
だいたい足首から脛ラッセル程度。
Aさんは、初のスプリットボードでのシール登行でしたが快調に進んで行けます。
スノーシューとの違いを実感してるようでした。

そして、山に入ると概ね脛ラッセル。
ペースは遅めでしたが快調に進んで行きますが、Aさんのシールが剥がれるトラブルが発生し何回かストップして補修。
傾斜が段々きつくなる1000mくらいからはドロップがラッセルして先に進みます。
トレースを追ってるAさんは慣れないシール登行で遅れ気味。
しかし、ブッシュが濃くてペースが上がらないので何とか付いて行ける感じでした。
そして、またしてもAさんのシールトラブル発生で処置を施し、次にシールのトラブルが発生したら下山しようって事でさらに進みます。

ブッシュに悩まされながら登って行きますが、傾斜がきつくなるに連れ初めてのシール登行で苦労してるようでした。
そして、1200m手前でまたしてもシールトラブルが発生しました。(11時半くらい)
ブッシュが酷くまともに滑れませんし、このまま先に進んでもこのシールの状況では無理と判断し、下山しようとAさんに告げました。
すると、Aさんが「僕は一人で下山しますから先に行ってください。」
ここで一緒に下山してれば良かったのですが先に進みたい欲望が勝ってしまい先に進みます。(最大の判断ミス。)

Aさんと別れた後は、藪に苦労しながらテクテク進んでキリン峠に伸びる尾根上に到達し先を目指します。
風雪は酷いですが、特に苦労する事無く進めます。
しかし、雪も硬くなりブッシュも酷くクトーを忘れたのもあり1300mくらいでもう止めようかな?ってた時、電話が。(12時半くらい)
出れませんでしたが、一応確認すると昨シーズンよく一緒に滑ったピーターさんから。
?って思いましたが、下山してから良いでしょって思ってるとメールが入ってるのに気付きます。(Aさんとは何回かお会いしてますがメールアドレスしか携帯に登録してませんでした。)

メールを見るとAさんからのSOSメールで、!?って思いメールしてみるとトラブルにあって警察に連絡したとの事。
事情を聴くと新雪の積もった倒木によってできた空洞にはまってしまい身動きが取れず、ドロップにメールをしたけど連絡が取れず(1時間のロス)不安になって警察に救助の要請をしたようです。

2次災害の恐れがあるので下山して下さいとAさんは言いますが、そんな訳にはいきませんのでトレースを辿って下りました。
急いで別れた地点に戻り、滑り降りた後を見つけ声をかけると脱出したAさんの姿を発見。(1時ごろ)
怪我の有無を聞きますが、足を打撲した程度でほっとしつつ下山します。

下山を開始しますが、Aさんは登行とトラブル時の精神的に疲労して苦労します。
下山はドロップが滑りやすくブッシュに悩ませられないルートをトレース&ラッセルし、声を掛けて励ましながら下って行きました。
その間、ドロップと警察と状況と位置を連絡を取り合いました。

そして、4時過ぎにドロップが健康の森の登山口に下山し警察の方と合流し、その後Aさんも合流。
5時前に奥大山の車の元へ。

今回は、無事に下山できましたがドロップの判断ミスが多くありました。

最大のミスは、経験が少ないAさんと別れてお互い単独行動を取った事。
そして、経験が少ないのに滑りに関してコンディションの悪いキリン峠方面を選んだ事。
Aさんの体力と技量を十分に把握してなかった事。
新雪時のラッセルの疲労度。(特に初めてのシール登行)

そして、お互いの連絡手段がメールのみ。
ピーターさんからの電話が無ければどうなってた事やら、ましては携帯の繋がらないエリアだったら最悪状況になってたかもしれません。
本当に反省のみです。

今回は大変な事になりましたが、今回の件を踏まえて単独が殆どですが自分の身に置き換えて行動しないといけません。
また、どなたかと御一緒する際は判断ミスをする事無く山に向かいたいと思います。


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2 コメント

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うーん^^; (rada)
2012-12-17 10:53:25
あんまり、感心しないですねぇ、笑

山の天気は、本当に変りやすいです。 私は友人を、それも、ドロップさんのように、無茶をしない状況で、亡くしています。 そのうちの一人が山に登り出したのは私の影響も有ったので、朝一番に、亡くなったと一報を受け、私が一緒だったらぜった彼の健康状態を察知できたでしょうし、最悪でも、蘇生措置など、適切にしてやれただろうにと、悔しい思いをしました。(-"-)
今日も、北海道の山スキーで亡くなられてますね。お気をつけあそばせ(^^
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Unknown (ドロップ。)
2012-12-17 20:11:13
radaさん、こんばんは。

トラブルはどんなところに潜んでいるか解りませんですから気を付けないといけませんね。
単純な事で大変な事態に陥りますから。

だからと言ってトラブルを恐れて行動しないのもつまらない人生になりますので、自分のスキルを上げて行動したいと思います。

コメントありがとうございました。

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