最近、無駄に、ポスト・モダン関連の本を復習している。
そこで、僕が、ふと考えるのは消費について。
70年代までは、新しい商品を「横並びに」消費している時代。
(三種の神器、3Cとかはその典型。)
80年代は、多種多様な消費。
ポストモダンを広告代理店とかが喧伝して、
「個性」を消費している時代。
(正直、復習しても相変わらずよくわからない。)
んでもって、90年代。
(正確には、90年代後半を意図しているけど)
90年代以降は効率を消費している気がする。
「削減」いや「捨てる消費」という語義的には不条理な消費に移った、
と考える。
ITは、産業的には労働機会を捨て、文化的な側面でいえば、
本人の名を捨てることを促進した。特に、後者に僕は関心がある。
これは、2ちゃんねる等の掲示板文化における匿名性に限らない。
フラッシュ、ファイル交換ソフト、動画投稿サイトにおける「神」というのは、
日常生活とはかい離した別人格が誕生することで、
本人性が後退することにつながるし、
ITの発展で、ブログのような匿名な情報発信も可能となった。
IT以外にも、捨てる消費の傾向はある。
ダイエットはカロリー・体重を捨てることだし、
エコは、原料・エネルギー消費を削る(捨てる?)ことが目的なのだ。
などと、ぼそぼそ書いているのであるが、
なんでこんな事を書いているかというと、「シュレダー」の購入したから。
書類(機密)を捨てるのに、「コスト」がかかることが、
よく考えると不思議なことと感じた。
さてさて、この後、新たな消費傾向は生まれるのか?
捨てることが発展して、「生きる」ことや、「理性」、「プライド」を
捨てるような傾向だけは勘弁願いたいものです。