018：教室

黒板と背中ばかりの教室で君の一の字透けて見え　夏


昨日、今日とかなり花粉が来ています。
10年ぐらい何でもなかったのが、今年は、ちょっと来てます。
酷い人に言わせたら、なんだそれぐらいと言われるぐらいの軽症ですが、
目頭が、痒い。何度もかいたので、痛くなってきている。喉の奥が痛い。鼻水はそれほどでもない、呼吸困難でもない・・・でも、永年の症状から、これは、まさに花粉です。

で、
今日、墓参りの帰り、スーパーで、花粉用マスクを買いました。
これ、行けます。
つけていると、喉の痛みが消えます。
カミさんは気の所為でしょ、花粉症に自分を演出したいだけなんだろ・・・みたいな酷いことを言います。娘もＢ型だから・・・と、この頃、何でも血液型の所為にします、花粉は関係ないだろう・・・ねぇ。
カミさん、隠れてマクドばかり食べているからそうなるんや・・・と痛いとこを突きます。
グウの音も出ません。おっしゃるとおりです、不摂生です、今頃、ヨーグルト食べても遅いですか・・・？

さて、短歌の方は、
花粉が辛いので、一足飛びに夏（・・・という訳ではない）。

「夏」って、そのまま季節を出してもいいですかね。季語は俳句？
季語で、悟らせるようにするのがいいんだろうか・・・

でも、夏はオチのようですが、夏服、白いシャツをいいたいがための語なので、外せないナァ
そう、色は、黒板の黒（といっても深緑だけど）、とシャツ（ブラウス）の白の対比なんです。

で、「一の字」というのは何かというと、シャツに透けてる、ブラジャーのバックラインのことです。
それに、欲情しているととられると困るけど・・・（笑）
季節が、春から夏に変わったばかりの非日常性がいいたい訳なんです。

もちろん、誰か一人がそうなのではなく皆んながそうなので、別に・・・
どうもなのですが・・・
それでも自分が関心のある女性の背中だけが、見えてくるのです。
（というか、実際は目の前の席なので、否応無く見えてましたから・・・）

この「教室」という題で、何も思い浮かばず、
「教室」そのものじゃなくて、背中に移行することにしました。
見えているのは、前に座っている生徒の背中ばかり・・・（先生は黒板の一部？）
思えば「教室」は、どこまでも日常性の範囲内。
当たり前過ぎて、何も、想い出がない。（職場も多分そう）
こんな先生いたとか、こんな授業だったと、誰かが言い出せば、ああそういえばと、
それは、思いつくのでしょうけど、なかなか、記憶の索引に出てくるキーワードはない。

下の句、「見える夏」「見ゆる夏」「見ゆ　夏」など、まだ、迷ってます。
どうも収まりが悪い。（収まりが悪い方が、夏が際立つかなとも思いますが・・・）

ところで、どうなんでしょうね。お聞きしたいです。
女性心理について・・・、僕は疎いのですが、
ああもはっきりとブラジャーの形が透けて見えるような、薄いブラウス。
それを着るという心境は・・・

今で言うなら、ミニスカート。
階段で、お尻押えて駆け上がっていく・・・、
そうまでするなら、そんな短いスカート履かなきゃいいのにと、僕は思ってしまいます。
それほど、見たい脚とも、思えないし・・・（すみません、嫌いじゃないですけど・・・）

殊に、僕は暑いときは、綿の下着がかえって涼しいという理論を信奉しているので
素肌に、ブラウスというのは、かえって暑いと・・・。
多分、僕が女性だったら、そういうブラウスは却って反発して（というか自意識の裏返しで）
着ないでしょうね。

とはいうものの・・・
確かに、その非日常性には、魅かれていたのですが・・・。

単なるスケベオヤジと思われたら、「この歌においては違う」と
ちょっと抗弁したくもありだけど・・・、否定はできなかったりして・・・（笑）。