花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

高千穂峰の北側 矢岳の沢 2024/05/14(鹿児島)

2024-05-15 18:58:54 | 霧島連山
5月14日(火)久しぶりの鹿ケ原からさらに東へ歩きました。

11時13分 鹿ケ原の東端 背景は中岳 以下の画像は5月14日に撮影


ここから東に向かうと、高千穂峰(1574m)を時々右手に見ながら宮崎県高原町の皇子原公園(335m)側に通じています。

鹿ケ原(標高1021m)は瀬田尾越とも言われる地域で、昭和の頃には道路計画があったそうです。

歩いてしばらくは南側にツツジが多い


花好きの人にはうれしい風景があちこち気になって、なかなか先に進めないほど。

この辺りは裏霧島と言われる登山者の少ない地域ですが、ミカエリソウの咲く9~10月は多くの人が訪れます。

花や自然の景観が好きな人にはうれしいところで、矢岳山頂や尾根筋からの風景はきれいです。

その一方で林の中は似たような景色で周囲の山が見えず、退屈だと思われるのでおススメしません。

枯木が目立つ 高千穂峰(左) 右は御鉢(火山)


2011年の新燃岳(1421m)噴火では北西の季節風が多く、風下側のこの辺りは高温の火山礫の影響で多くの高い木が焼けて枯死しています。

徐々に倒れているようですが、想像したよりもまだ多くの枯木が残っていました。

高千穂峰(1574m)の御鉢(1408m)北側の縁を歩く登山者


天気が良いので、登山者の姿がごく小さく見えていました。

東側から見たY字分岐 右側は新燃岳東側山麓に向かう


鹿児島県の高千穂河原から向かうと逆Y字、この辺りまで歩く人は平日では数人程度ではないでしょうか。

今日はその珍しい登山者と出会い、お互いに少しビックリ。今日は竜王岳(1175m)から矢岳(1132m)へ登り、高千穂河原に帰るとのこと。

あちこちの山を巡っている方で、高齢な方でしたがお元気なことに驚きました。

野鳥撮影かと思ったが花撮影の人でホッとした・・・野鳥撮影だと邪魔になったのではと気遣ってくださいました。

しばし山歩きでの花撮影や、新燃岳噴火のことなど話し込んでしまいました。

所々に大きなツツジがある


一般的なミヤマキリシマとは違う大きさと樹形で、山ツツジのようなものかもしれません。

ようやく沢に到着


あちこちでツツジに引き留められて13時過ぎに予定地到着。北側の斜面を登り矢岳山頂を目指したいところですが、体力が続かず今日はここまで。

軽い昼食も早々に沢を上流部へ歩きました。大淀川の上流部の高崎川のさらに上流部、矢岳川です。

普段は枯れ川ですが、12日は雨、13日は曇り、今日は少し水が流れていました。

沢沿いにも大きなツツジがある


川沿いの斜面を注意しながら少し登って撮影。かつては山手側の上から写していたツツジを今日は川の方から撮影です。

少し遡るとごく小さな滝があった


この辺りだけ岩が固いのか小さな滝になっていました。3段で高さ10mほど、普通の道沿いであれば名前が付きそうな滝です。

新緑を写す水面


これまでこの辺りを訪れたのは晴天の時だけで、水面の美しさを楽しめました。

このツツジも大きかった


天気が良すぎて木間からの日差しも強烈で、見た目ほどきれいに写せませんでした。

渓流沿いの崩落地


自然のままに崩落していますが、前回訪れた時とあまり様子は変わっていない感じです。

崩れることで河川に土砂を供給していますが、水害を引き起こす要因でもあります。

全く場所は違いますが、吹上浜に流れ込む川は護岸整備とシラス崖などの防災対策が進み、土砂供給減少で砂浜が次第に狭くなっているようです。

14時45分 午後の日差しに輝くツツジの花


帰り道もあちこちの花に引き留められて、なかなか高千穂河原に近づきません。

15時21分 矢岳川上流部


Y字分岐を新燃岳の東側山麓方向に歩いて沢に立ち寄りましたが、全く水が流れていませんでした。

この途中で今日2人目の登山者に出会いました。午前中の高千穂登山に続いて、竜王・矢岳を目指しているが誰も通らない登山道は怖いと言うのです。

京都から来たという女性で山の見晴らしが良いところを歩きたいそうです。高千穂河原(970m)に戻り中岳(1350m)手前のツツジ散策路を楽しまれるようおススメしました。

明日は韓国岳(1700m)に登山予定とのこと。お元気で何より、初夏の霧島を存分に楽しんでください。

私もこの沢で引き返し、足早に歩く登山者を見送り、帰り道でもゆっくりとツツジの花景色を写しました。

久しぶりの山歩きと言っても殆ど平坦地ですが、休むのを惜しんで歩き回りました。

帰宅するとキャップをした空のペットボトルが凹んでいて、霧島から平地に帰ったことを実感。かなり疲れました。
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鹿ケ原 6年ぶり霧島のツツジ 2024/05/14(鹿児島)

2024-05-15 15:09:30 | 霧島連山
5月14日(火)ミヤマキリシマの季節としては久しぶりでした。

10時2分 高千穂河原駐車場 以下の画像は5月14日に撮影


平日ですがツツジの開花期で車は多め、南側駐車場に8割ほど車が入り、北側駐車場は閉鎖されていました。

駐車場入口は発券方式で車は24時間以内500円、帰りに券を入れると利用時間に応じた料金が表示される機械清算方式でした。

駐車場脇のツツジ


2018年5月に訪れて以来のことで、美しいミヤマキリシマに迎えられうれしいことでした。

新燃岳に続く硫黄山噴火があり、コロナ禍により行動が制限され、霧島へは次第に足が遠のいていました。

前回2018年に訪れ、お鉢斜面の岩場まで上がった時のブログはこちらです。

この時は新燃岳活動警戒で、鹿ケ原への道は閉鎖されていました。

高千穂河原ビジターセンター 屋内展示


霧島の自然や歴史などが判りやすく展示されています。

展示資料として提供した新燃岳の夜間噴火画像が、どのように使われているのか探してみました。

高千穂パノラマストーリー


火山活動の資料として使われていました 左側の画像


2011年1月27日未明に新湯温泉入り口で撮影したものです。少しでも参考になっているとしたらうれしいことです。

撮影当時を振り返ったブログはこちらです。

10時48分 霧島神宮古宮址


雲一つない青空 背景は高千穂峰の御鉢です。神宮神職さんの研修でしょうか、若い方が話をされていました。

鹿ケ原 南側入口 高千穂河原方向へ帰る人


駐車場からゆっくり歩いて15分程度。道が整備され、勾配が緩やかで高齢者の方も多く見かけます。

全体としては2分咲程度


暖冬のため開花が早いと予想しましたが、花は少なく少しガッカリ。

ある時期に一斉に開花が進むのか、少しずつ咲くだけで全体としてはさえないままシーズンを終えるのか判りません。

だいぶ変わったのか 変わりは少ないのか


記憶の範囲内だけでは、大きく風景が様変わりしている感じはありませんでした。

人の記憶する時間(日数)は、自然の中での長いサイクルに比べるとはるかに些細なことです。

ここから東側に進んだ所では、新燃岳噴火による火山礫の被害を受けてかなり枯れた木が目立っていましたが、まだ倒れるまでには至っていませんでした。

11時12分 南側には多くのツツジが咲いていた


高千穂峰側には緩やかな上り斜面が続いており、あちこちにツツジの美しい花景色がありました。

この後は東側に進み、あまり人が行かない矢岳の南側に流れる沢を目指しました。
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