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神奈川県内で、要注意外来生物に指定するチョウ「アカボシゴマダラ」の生息域が広がる!!

2008年11月05日 00時00分00秒 | 神奈川の自然・環境・環境に関する取り組み

昨日11月4日(火)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・県内で生息域広げる/チョウ・アカボシゴマダラ、既存の生態系影響か』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。

神奈川県内で、環境省が要注意外来生物に指定するチョウ
『アカボシゴマダラ』が生息域を広げている
そうです。
国内ではもともと、奄美諸島にのみ生息していたもので、
約10年前から神奈川県内で繁殖しているのは、羽根の
模様から中国で生息していた亜種とみられる
ということです。

どうやら、故意に外来種を放つ“放虫ゲリラ”か、愛好家が誤って
逃した可能性が高い
ようですが、どちらにせよ繁殖能力が高く、同じ餌を
食べる在来種への影響や、異種交配の懸念というのは出てきますね。
最初この記事を読んだ際には、アカボシゴマダラは、日本国内では、
奄美諸島のみ生息をしていたものということなので、熱帯性のチョウで、
地球温暖化や環境の悪化が原因なのかなと思ったのですが、調べてみたら、
日本国外では、ベトナム北部から中国、台湾、朝鮮半島まで分布していて、
特に中国や韓国では里山的環境から都市部にまで広く分布する普通種と
いうことなので、熱帯性のチョウということではないんですね。
それでも都市化というのも1つの分布の広がりの原因にありそうですね。
故意に外来種を放つ“放虫ゲリラ”や愛好家が誤って逃してしまったという
責任はもちろん重いもので、より一層こういったことが起きないように
“放虫ゲリラ”や愛好家への強い警告と対策は急務ですね・・・。
特に“放虫ゲリラ”に関しては、罰則も必要になってくると思います。
6月3日(火)には
『神奈川県立三ツ池公園で、繁殖力が強く在来生物を捕食する外来魚の駆除!!』
として取り上げたように、横浜市鶴見区の神奈川県立三ツ池公園で、
繁殖力が強く在来生物を捕食するブルーギルや
ブラックバスなどの外来魚の駆除
が行われるなど、
《スポーツ・フィッシング(キャッチ&リリース)》を楽しむ釣り愛好家が
外部から持ち込んだ外来魚を度々駆除を、神奈川県内の池や湖や貯水池などで
行っていますが、“放虫ゲリラ”は問題外ですが、あらためて愛好家のマナーが
問われている
ということになります。愛好者の方たちには、在来種の生態を
汚すことのないよう
、あらためてマナーをしっかり守ってほしいです。
ところでアカボシゴマダラに話しを戻すと、チョウ愛好家である横浜市磯子区の
菅井忠雄さんは、国亜種の繁殖が原因と即断出来ないとおっしゃっていますし、
まだまだ亜種の進出状況や在来種との関係など、生態系への影響の調査と
いうのはしっかりと行わないといけませんね。都市化の影響が原因の1つとして
考えられるというのは気になりますからね・・・。

《尚、文中の『アカボシゴマダラ』のリンク先は、フリー百科事典
『ウィキペディア(Wikipedia)』です。》


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