昨日1月20日(日)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・ハコネサンショウウオ激減、研究者ら環境悪化を指摘/箱根』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
箱根や丹沢などに生息する箱根町の天然記念物
《神奈川県のレッドデータブックの準絶滅危ぐ種に指定されている。》
ハコネサンショウウオが急減していることが、研究者らの
個体数調査で分かったそうです。研究者らは、減少の原因に
ついて植林地からの土壌流入で生息環境が
悪化していることや、相次いで襲う台風で
下流に流された影響と指摘し、絶滅の心配もあるこの両生類が
さらに減少することに危機感を募らせているということです。
北は青森県、南は山口県までの本州の他、四国などの険しい山の
源流に生息している《ただし西日本の分布は不連続とのこと》
ハコネサンショウウオが、絶滅の心配があるほど激減を
しているというのはすごく心配ですね。
《リンク先は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』です。》
しかもそれが、渓流沿いのヒノキの植林地が落ち葉や
腐葉土などによる落葉層をつくらないために土壌が
流入したり、昨年相次いで上陸した台風の影響、
ゴミの不法投棄にあるというのは、自然の脅威ではありますが、
便利さばかりを追求して、再開発等をしてきたこと、
自分さえ良ければどうでも良いという行動をとる人たちの責任
が大きいということがよく分かりますね。
このブログでは、今までにも各地での環境保全や緑化保全、あるいは
昨年2007年11月11日(日)に

「ホトケドジョウ」を水路に戻す作業が行われる!!』
《記事元の『カナロコ』の記事は既に消滅》
として取り上げた、伊勢原市三ノ宮の農業用水路で、近くの
伊勢原市立比々多小学校の児童35人が参加して、護岸工事前に
避難させるなど、神奈川県内各地で小学生や地域の方たちを
中心に保護活動が続けられいる神奈川県の絶滅危惧《きぐ》種
『ホトケドジョウ』など、本当に一生懸命保護活動を続けている
方たちもいます。意味のない便利さばかりを追求する
再開発や粗大ゴミの不法投棄などは、こういう取り組みを
している方たちを裏切る行為ですし、散々助けられてきている
自然界に対しての裏切りでもあると思います。
人と自然界との共存はすごく大切なことです。
もっと思いやりを持って、そして危機感を持って、こういう問題が
相次いで起こらないように、日ごろの生活でも出来ることから
しっかりと取り組んでいかないといけないと思います。