こちらも昨日3月11日(火)の神奈川新聞トップ面から
『カナロコ・看護師副院長が増加/県内は全国最多』
という気になる記事からです。
記事に関しては、授記のリンク先の参照をお願いします。
病院副院長に看護師を充てる病院が全国で増えていて、
全国病院事業管理者等協議会が把握する病院のうち
副院長に看護師を登用しているのは年間で3.6倍4に
なったそうです。その中でも神奈川県内では19病院と
全国で最も多いということです。
神奈川新聞本紙では、トップ面に大きく記事が出ていて、
その中でも書かれていましたが、いろいろな科目を
経験している方が多く、知識や経験も豊富な看護師さんが
副院長になるのは自然のことだと思います。
医療現場では、深刻な医師不足、看護師不足、施設の不足の
結果、医療現場の疲弊が露呈している現状がありますが、
さまざまな知識や経験が豊富で、ほとんどの現場の様子を把握している
看護師さんが副院長になることで、医療事故や医療過誤の問題や、
さまざまな医療現場が抱えている問題への取り組みにつながれば
いいと思います。看護師側からの問題提起もしやすくなると思いますしね。
昨年2007年12月10日(月)に

《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅》
として取り上げたように、専門化が進む医療現場に
対応しきれないことや待遇面や給与面の問題から、
横浜市中区根岸町の神奈川県立衛生看護専門学校の
准看護学科で、卒業生の大半が就業せずに看護師を
目指して進学していることが分かったほか、病院や企業などが
結婚や子育てなどを理由に離職している『潜在看護師』
の復職支援をする動きが出てきて、実際に復職につながるように
もなってきていますが、それでも医師と共に深刻な不足にある看護師ですし、
看護師の副院長の増加が、過酷な労働条件・労働環境にある
医療現場の改善、医師と看護師の給与面、待遇面の改善に
国を動かせるようにつながって欲しいです。