花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の宝石” 三種

2017-11-03 | 植物 花

南半球の夏のクリスマスの花「クリスマス ブッシュ」Ceratopetalum gummiferum

英名 New South Walus Cristmas bush が早くも店頭に並びます。

日本では、初夏の頃に花の見頃になります。

”秋の宝石” 三種は、「ロウヤガキ」の実の<ルビー>、「ホルトノキ」の<エメラルド>、「ビバーナム」の<サファイア>です。

晩秋の陽を浴びて、艶やかさが増してきました。

 

<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>=以前の記事から抜粋再掲載=

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、「老爺柿」の名前が、付いています、実の皮の斑点が、老人の皮膚の<染み>を著わすのか ・ ・ ・ な

熟した時の実の色は、橙や真紅、形も球形や楕円形と多少違う種類が有り、斑点の入り具合も多彩です。

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます。

<ルビー>に喩えました。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、学名 Diospyros thombifolia、英名 Chinese persimmon

尤も、<ルビー>に喩えるなら「サンシュユ」の実の方が、妥当かと思われますが

「サンシュユ」は、以前のページに掲載済みですので、画像一枚載せて、他は、割愛です。

 「ホルトノキ」の実は、<エメラルド>に喩えます。

 開花時期は、夏、総状花序に白色の小さな花を咲かせます、花の姿を説明するには、適切な説明が

難しいので、画像を最初に載せました、ユニークな形です。

 花の名前もユニークで、由来は、元来「モガシ」と称した植物で、オリーブに似た果実を着けるので

当時、「ホルトガル」と称した「オリーブ」の木を平賀源内が、間違えて「ホルトノキ」と名付けたとか

実を<エメラルド>に喩えるのは、黒紫色に熟す前の緑色の実の色です。

ホルトノキ科、ホルトノキ属、常緑高木、日本、中国、台湾に分布

学名 Elaeocarpus sylvestris var.ellipticus、別名「モガシ」

 

 

次は、メタリックな ”サファイヤ” の光沢を放つ「ビバーナム・チヌス」です。

 

「ビバーナム」や「トキワガマズミ」(常磐莢迷)の名前でも呼ばれます。

単に「ビバーナム」と呼ぶ場合は、此の「ビバーナム・チヌス」を指します。

仲間には、「ガマズミ」、「オオデマリ」等が有りますが、此の様な綺麗な実を着けるのは、「ビバーナム・チヌス」です。

スイカズラ科、ガマズミ属、常緑低木、地中海沿岸原産、学名 Viburnum tinus


亀吉

下図は、花です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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