琵琶湖の魚になりたい

オープンウォータースイミングに第3の青春を賭けるおばさんの日常

湘南OWSさらに続き

2016-08-28 14:40:19 | 泳ぐ
ヘッドアップできないからと、若い女性にずっとくっつく。
彼女は不審に思っているだろうが、私が女性であることはわかっていようから、
変な意味でのストーカーではないことは、信じてもらえているだろう。

右肩の痛みがでないよう、軽いギアでクルクル回す。
キャッチは、使わず、プッシュだけで、
キックも使わず。
ちょうど、スピードは彼女とピッタリ同じ。
これで行けるところまで行こう。

ところが、異変が起きた。

寒い。

水温が下がったのか、運動強度を下げたせいか、
体温が下がってくるのがわかる。
まずい。
このままだと、低体温症だ。

そこで、まず、キック。固まっている脚を無駄にバタバタしてみる。
左だけ、キャッチをガシッと入れてみる。
そのうち、なんとか体温を回復した。

そうこうしているうちに、1の旗を掲げた船の近くを通過。

よし、頑張るか!
右肩もなんとかロングスパートに耐えられるだけに回復している。

お世話になった女性にさよならして、
ここからは自分でヘッドアップして。

俵ブイをまわり、浜へ一直線。
手が底につき、立ち上がって、固まった脚をはげましながら、ゴールまでダッシュ!

長かった。
3時間12分。

私の夏は終わった。

湘南OWS続き

2016-08-28 11:02:19 | 泳ぐ
五キロまでは団子のまま。
私も誰かについていっているのだが、
誰かが私の後ろにいる。
足先をずっとツンツンされる。
お願い、やめて下さい。
ドラフティングしてもいいけど、触らないで下さい。
脚がつりそうなのです。

人がたくさんぶら下がっている船が見える。
補給船だ。
ここで、後ろの人たちを置いていこう。
わざと、補給船の近くを通って、後続の人たちに気づいてもらい、
私は補給なしで逃げる。
前方には、補給を終えて泳ぎ始めている人達。
今度はあれについていこう。

時々ヘッドアップすると、ずーっと前につながっている。
岸を見ると、かなり遠い。
沖に出すぎている。
が、こんなにたくさん人がいるし、
ガードも何も言わない。
一人で岸側をとる勇気は、出ない。

そして、波だかうねりだか、とにかく、皆で翻弄され、どこを向いて泳いでいるんだか、
江の島の位置と、周りのスイマーの位置を確認しながら、とにかく前へ。

ピンクの旗の船が見えたので、確認すると、数字は4。

えっ、さっきからまだ一キロしか進んでないの?
かなり遠回りしたなあ。

次の船を探してみても、見当たらない。
いつの間にか、集団からははぐれている。
うんと岸側にスイマーが一人見えるが、
江の島の、方角とはかなりずれている。
あっちではない。

私が時々スカーリングで方向確認に手間取っている様子を見せても、ガードは寄ってきてくれない。
かなり寂しい時間を過ごした。

そのうち、私の遥か右側を泳いでいた選手が、ガードに沖側へ行くよう指示され、
私ももっと江の島寄りを目指すよう言われた。
その指示に、したがってしばらく行くと、
今度は別のガードに、もっと岸側に寄るよう指示された。

どっちなの?

このあたりで、若い女性スイマーと並んで泳いでいた。
後ろには、おじさん。
そして、この頃から、私の右肩に痛みが出始めていた。
脚は交互に何度もつって、おじさんにツンツンされるのが、うっとうしくて。

私のヘッドアップは、右腕を前に伸ばしたタイミングで、顔を上げる。
つまり、右腕で水を押さえている。
ヘッドアップから戻るとき、体勢を整えるのにキックを使う。
で、右腕と脚がダメだともうヘッドアップは難しい。

で、女性についていくことにした。

続きはまたあとで。

湘南OWS

2016-08-27 17:02:31 | 泳ぐ
さて、一年の総まとめ
湘南OWS。

始発列車で、逗子へ。

性懲りもなく、食べ続けて、そんなに3消費しないから、太るだけだと思うんだけど。
スタートチェックして、競技説明を聞いて、いよいよスタート!

今年は、1k、5kに加えて、3kにも関門がある。
まさかとは思うが、気を付けないと。

今年は、3kまで周回。ああ、つまんない。早く外を泳がせて下さい。
早くも、3kで脚がつってしまった。
去年は、1kだったから、今年は、すこしましかも。

とこにいけばいいのかわからないから、とにかく、周りについていく。

これが、どういう結果になるか。

カーボローディングのこと

2016-08-26 18:42:13 | 泳ぐ
湘南10kに初挑戦の知り合いもいて、
カーボローディングなども話題になる。

たかだか、10kで、三時間と少し。
そして、ペースを守ってとか考えずに、とりあえず完泳。
そりゃあ、カーボローディングなんていらないよ。

と、私は思うのだけれど、巷では、パスタを食べたほうがいいとか、
(私は炭水化物をとりたいのなら、いつものご飯のほうが胃に負担がかからなくていいと思うけどね)
多く食べたらほうがいいとか
(体重増やすと、スピード落ちるよ)
いろいろあるよね。

私自身は、単にレース前に筋トレはやめて、
前日はお酒を控えめにして、
ご飯をいつもより多く食べるくらいだ。

所詮、三時間余りだ。

琵琶湖OWS続き

2016-08-21 17:11:24 | 泳ぐ
それから、3.8k。
これも、去年までは3.2kだったが、トライアスロンのロングに合わせたか。

1.5kで想定外に力を使い、放心状態で、とにかく、アミノサプリと、補水ジェルを入れる。

実は、昨日、補給食を入手し忘れていた。
そんなこともあろうと持参しているのは、賞味期限を数年過ぎた、エネルギージェル。
葛藤の末、やはりとらないことに。

3.8kには、Kさんご主人と、Mさんも出る。

人数が多いので、ウェーブスタート。
私は、女子という理由で、第2ウェーブ。
いつも、遅くて若い男性を抜くのがストレスなんだが、仕方がない。
佐渡みたいに、申告タイム順に並ばせてくれるとか、だといいんだけど。

また、ゲートブイ左側正面に並ぶ。
第1ウェーブがスタートしたのを見ると、全体的に左へ逸れている。
右から左へ流れているんだな、気を付けよう。

そして、第2ウェーブスタート!
バトルをクリアして、ブイを見ようとするが、見えない。
第1ウェーブの感じからして、やたらと人についていくのには問題がありそうだ。

琵琶湖OWSの、特徴なのだが、泳力は、高いものの、オープンウォーターに慣れていない人が多い。
で、全く見ずに左右に大きくぶれる人や、力強い平泳ぎで前方確認しているのに速い人がいる。
後者は、蹴られないようにさえ気を付ければ、ついていくのにちょうどいい。

で、そういう人を見つけて、出来るだけついていった。

一周めは、水色のボックス水着の男性と、ハーフスパッツ水着の女性と前後しながら泳いでいた。

この女性とは、2周目の沖へ向かうときに、はぐれた。
二周めは、さらに波が高くなっている。沖へは、なかなか進まない。
ぶれないよう、頻繁にヘッドアップするが、見えないことも多い。
仕方なく、スカーリングで時々しっかり見る。

ブイターン後は、面白いように進む。
ブイも見やすいから、人についていって、自分はヘッドアップなしで、スピードを重視。
水色水着男性とは、まだご一緒している。
ラストスパートまでは、仲良くしましょう。

第三ブイをまわって、ゲートブイへ、そろそろラストスパート。
周りもスピードを、あげている。

そのうち、前の集団に追い付く。
期せずして、バトル。ガンガンぶつかりながら、隙間を縫うように、
が、こうなると、負けず嫌い全開、全員抜いてやる!

ピッチをあげて、キックも本気で入れて、多分ほとんど男性だったから、順位には関係ないが、
抜いていくのは気持ちいい!
そして、ゲートブイの、ターン手前で、グループで先頭にいた男性を抜いて、
浜への直線で、千切ってやる!と、
頭の血管切れそうなくらい頑張って、
立ち上がったら、前後には誰もいなかった。

勝った。(何が?)

Kさんの奥さんが、出迎えてくれた。
というより、ご主人のお迎えのついでだろうけれど。
Mさんのお友だちも出迎えてくれた。
口もききたくないくらいに、消耗していた。
そして、お腹が空いた…

あとで聞いたら、Kさんご主人は、最後にバトッた集団にいたそうだ。
京都にいた頃は、明らかに彼は私より格上だった。
私が腕を上げたのか、彼が歳をとったのか?
で、また、来年は、足も触らせないからね!
と宣戦布告。

それから、Mさんたちと、楽しみにしていた鮎の塩焼きとか、焼き鳥とか、生ビールとか、焼そばとか、
このために泳いだんだよねえ。

二種目とも、年代別一位だったので、
副賞に特産の南浜ぶどうをいただいて、
Mさんの車で駅まで送ってもらい、
ああ、楽しかった。

また、来年も来よう。