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作品紹介

心の声ー見えない存在からのメッセージー(2006年)②

2009-01-29 02:20:32 | Weblog
前回、何の言葉で検索して引っかかったのか、たくさんの方が訪問してくださっていました。
最後まで文章を読んでいただけたなら嬉しいです



-11-

懐かしのあの人
それは誰?
ああ、ああ、あの人
分かっていても名前が出ない
名前なんて最初から無かったもの!
だって私の手の中
なんで名前など必要でしょう
他と区別するため?
あの人の個性を認めるため?
いったいどんな個性?
深く見つめれば見つめるほど、
個性などなくなり、他と同化する
すべては一つなのですもの
名前あるものは名前を捨てましょう
此処にある
此処にいる
此処にあなたが存在する
それで十分なんです



-12-

ある晴れた空の日、
小鳥は庭に出てカラスを呼んだ
カーと鳴いてカラスはやってきて、
カーと鳴いて去っていった
カラスの去った庭には、
小鳥がひとりポツンと残され…
小鳥は言った
「カラスになりたい。」
ある日、小鳥はカラスになった
カラスになった小鳥はカーと鳴き、
そして…
カーと鳴いた
そう、カーと鳴くことができるようになったと同時に、
カーとしか鳴けなくなった
カラスになった小鳥は
「小鳥が良かった。」と思った

そんな夢を見た小鳥は、
今、幸せを噛み締めている
「小鳥で良かった。」



13-

女は空を飛び、男は地を這う
その中間を天使が行き来し、二人は恋に落ちる
落ちた先は行き場のない空間
這い上がるには愛が不可欠
二人の間に愛がなかった時、落ちるだけ落ちて…
天使はそれでもいい(それもOK)とただ見ているだけ
助けを頼まなければ手を出さない
助けを頼んだ時には二人には別れがきて、女は空に、男は地に戻る
そんな事を何度も繰り返し、男と女が落ちる間際に恋を愛に変えたなら…
そこには永遠という時間と空間がもたらされる
二人に幸あれ



-14-

空からは銀色の雪
雪と共に無数の天使
ありがとう、ありがとう
天使でいっぱいになった空間は、神そのものと同様になり、
“感謝”の気持ちでいっぱいになる
其処此処に天使
そして、すべてが神
あまねく広がった波動は、私たちの身体を突き抜け、地球にしみていく
ありがとう天使
感謝します神様



-15-

光の海を魚が泳ぐ
「こんにちは、イルカさん。」
誰かが声をかける
「私はイルカではありません。」
そう言おうとして、魚は口をつぐんだ
誰だかよく知らない相手に、いちいち説明するのも面倒くさいし、どうでもいいと思ったから
声の主は、大きなクジラ
実は魚は、大きなクジラの影の中でずっと泳いでいた事を知らなかった
魚は言う
「あなたは誰?」
クジラは答る
「君と同じ仲間さ。」
明らかに違うと、魚は思ったが、
自分も大きくなると、クジラのようになるのかもしれないとも思った
それもどうでもいいと思い、魚はクジラに従った
クジラはずっと魚をイルカだと思って暮らした



-16-

漆黒の空、光の機体がやってくる
空には白い帯、波のようにさざめくアーチを描いた
虹色の光
小鳥はさえずる、林に森に
九官鳥が飛び、高らかに笑う
くやしさを感じた人間は其処から落ち、悲しさを感じた人間は穴を掘る
鳥(九官鳥)と共に同化した人間は高らかに笑い、すべてを吹き飛ばす
やっぱり人間はいいねー
肉体がないとね
雷が鳴る
なんで鳴るのか?ピカだけでなく
ピカの光は何ルクス?
誰も知る由もなく、いちいち計ろうともしない
日常はいつものように流れ、私はまた一人此処に取り残される



-17-

月の女神、星を従えて現れる
空には虹色の雲が飛び、女神は光を降り注ぐ
太陽の化身、馬車に乗ってやってくる
東から西へ、道は続く
果てしなく
どこまで続くのか
ずっとずっと行っても、なかなか月や太陽までは届かない
でも手を伸ばせば、ほら、すぐ其処に…
愛と共に傍らにやってくる
猫が忍び寄る
より鮮明に光は増し、
猫は驚き、跳び上がる
前に行こうが、後ろに戻ろうが
そんな事は問題ではない…
私は天使



-18-

ポタポタポタポタ雪が降る
♪雪の降る日は楽しいペチカ
歌が浮かぶ
サンタの季節は終わった
子供の頃のよく聞いた懐かしい曲
身長が低かったせいだろうか、もっと雪は今より深かった
「いつもと違う」と、なぜ騒ぐ?
前と変わらないじゃないか
同じ季節、同じ雪
文明の移り変わりと共に、人々は昔を忘れる
「同じなんだ。」と地球は答える
「忘れないで!」と地球は叫ぶ
宇宙よりメッセージ
「地球を離れて、遠くから地球を見てごらん。
ほら、今何が起こっているか、今何をしたらいいか、よく分るから。
文明の流れに流されて、心を見失わないで。
愛はずっと永遠に、中心にあるのだから。」



-19-

鏡の世界
バスが来る
バスは何処へ行くのだろう
人を乗せて、鏡の暗闇に消える
車が通る
次から次
来ては、暗闇に消える
鏡の中の暗闇は暗黒の世界?
それとも光の世界?
反射して見え隠れする
鏡の一面からでは分らない
覗けば深い鏡の中
其処はもしやこの世界を映し出すものではないのかもしれない
歪んだ物質
空飛ぶ魚
地を這う蝶々
なんと奇妙で不可思議な世界
自分はこの中で、どのように変化するのか?
左右が逆に映し出されるこの一面で



-20-

狼は負傷していました。
世にも恐ろしい怪物に襲われたのです。
狼は一目散に逃げましたが、傷を負ってしまいました。
逃げた時、あわてて木の根っこにつまずいたのです。
狼は思いました。
「あれは一体なんだったんだろう。」
傷がズキズキ痛みます。
痛みと共に、疑問が膨らんでいきます。
傷の痛みが引いてきた頃、
狼はどうしてもあの怪物の正体が知りたくて、
こっそり見つからないように、引き返すことにしました。
あの場所です。
燦然と光り輝く太陽。
そうです。あの時、狼は雲に隠れていた太陽を見つけられませんでした。
雲の隙間からちょっと覗いた太陽の光。
それはそれは眩しく、
そして、狼が怖いと思ったその怪物は、
実は、太陽の光に照らされできた自分の影だったのです。
光と比べて、あまりに暗くて大きな自分の影とのギャップにびっくりしたのでした。
少し痛む傷をさすりながら、狼は思いました。
「もっとよく見ていれば…あわてずに行動していれば…こんな傷は負わずにすんだのに。」
狼はちょっとだけ後悔しましたが、一つ利口になりました。




心の声ー見えない存在からのメッセージー(2006年)①

2009-01-25 01:44:46 | Weblog
この「心の声」は、2006年に参加したグループ展(光の作家展)にファイル綴じして置いておいたもので、104の文章があります。
湧いてくる言葉の羅列で、意味不明のものからお話になっているものなど様々です。
時々、自分自身気づかされる文章ができあがっていることもあります。
御自分とシンクロするような文章から、何か感じていただければ幸いです。

まだよくブログの作り方が分らず、少しづつですがアップしていきたいと思っています。
よろしく



-1-

森の中に1本のろうそくが明るくともり、傍らには落ち葉がクルクルと風と共に舞い降り…
さあ、ここで貴方は何をする?
頭を垂れ、瞑想にふけり、空が赤み始めたころに家に戻りましょう
空には天使が微笑み、明日の時を待っている
此処は天国、遥かな国
ようこそ、此処まで
これからは自由に



-2-

火…空…遥か遠くから帰ってくる
青い海の向こう、空の向こう
白い宮殿―逆さの蜃気楼
ボートがこちらへ
乗っていたのは、青い目の水平
赤い物を探しに

はっはっは、歌のようだね。
そのとおり。歌はそうやってできたのだから。
誰が水平?
それは君さ。君。君。君。そう自分なんだ。
じゃ、赤い物って?
心の中にある…一番基本的な…いえいえ情熱です。
そんな物を探しに?
そうです。それがなくっちゃ楽しくないでしょ。
見つかったのですか?
ありましたよ。ありましたとも。
それはどこに?どんな物?
それは此処に。明るく灯って。…ああ、そうですとも。貴方には見えません。私の中にあるんですから。
自分では分るんですね?
もちろん。



-3-

金色のレ点のような光―白い瞬く光
その中を透明な風が通り抜ける
そこは地の果て、氷の世界
ペンギンがヨタヨタ歩きをしながら右から左へ、紫色の2本の光線を背負って
青と緑の重なった光のラインは水平線、違う世界が見える
帽子型のUFOがやってきて不時着する
静かな世界、音もなく、色々なものが右往左往して行きかう
明日はここは往来の真っ只中、今日の静かな時を楽しもう
水平線のラインは太い2本の緑のラインに変わる
何かが、波(?)と共にやってきている
クジラ
そう親子のね
わずかに見える背びれか尻尾…静かに雄大に去っていく
私は此処、此処!此処にいるよ



-4-

ある日、森の中、くまさんが出会った
出会った相手は誰でしょう?
それは私です
くまさんには私は見えません
だって、姿を消して隠れていたんですもの
くまさんは私に気づきながらも私を見つけることができず、
とうとうそのまま帰ってしまいました
悩みが問題となり、他の人を襲わなければいいけど…
私は光になり、其処に留まる
光を求め、旅人が次から次へとやってくる
光は大きく私を包み、より光を増す
私は光
光は私
すばらしい光となって、其処を見つめる
其処に私の魂がある
魂は光り輝いている
…きれい…



-5-

紫の日
熱い思い
恋焦がれた日々
やっとつかんだこの時

大空
瞬く光
銀色の氷
解けていく私の心の中
今はただ何もない
でも埋まっている心
飽和状態
心の中の塊は解けて固まり
また解ける



-6-

この空、青い雲
UFO型の円盤はみるみる巨大に
光の中で鏡のような反射をさせて、煌き、そして去っていく
私の見たものは、はたして本当にUFO?
いえいえ、心の中の投影―それは私です
私自身がUFO

私は遠い空からやってきた
銀河の奥の深く煌く夜空に燦然と輝く一番星
金星ではありません
心の目を澄まして見たら、見えるでしょ?
私の星ですM6?7?星団?
私の故郷
其処には今の私が過去の私を待っている
今と過去の私が出遭ったときに未来がやってくる
一つの節目
新しい展開
夜空の星



-7-

ほよよ~ん、ぽよ~ん、はよ~ん、ぷよ~ん
言ってみただけ

青い空、
薄緑色の何か、
光―それは天使の光かもしれない

誰かが呼んでいる
答えたい
やっほー

犬の背は平らで、ふわふわしている
私を振り返るけれど、私を見ていない
まあいいさ…

楽しい一日をありがとう♡



-8-

雨上がりの夕暮れ
水溜りにイルミネーション
青い光と緑の光
映っているのは…

平安朝の白い着物を着た男
私を待っている
現れた私は、これまた平安朝の衣装を着たどこかの娘
男に手を取ってもらい静々と歩く

白いTシャツに、
誰かの顔のプリント
アフロヘアの男

夫は妻の魂を最大限に生かす
私は何?

…ハーモニー…



-9-

心はブルー
それでもグリーンの癒しの色が中央にある
ラファエル―私の心を癒し
ミカエル―ネガティブを断ち切って

ダイヤモンドの小さな強い光が燦燦と輝きを増し、大きく膨らみ…
どうか、私の心を照らしておくれ

ためらう心は何?
自分のこのブルーを自分で検証・分析したい気持ち
そう私は見事に否定された
私の心は傷つき…そして向かう
自分自身に



-10-

夜空の中、星が瞬く
星の輝きは一千倍
私はその中の一つ
他の輝きと同等に
貴方の空は何色?
私の赤い胸に飛び込んで、全てを包み込む
葛藤はよそに、私を無くし、私の意識が「それ」を見ている
お風呂に入って、流してしまおう