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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第129回】温度のムラがあると不快になる。

2013年04月06日 | 住宅
 前回からのつづきです。

「寒くもなく、暑くもない状態」でも不快に感じる事があります。
その原因の一つが「温度ムラ」です。良く生じるのが室内の上下の温度差。
くるぶしの高さのと頭の高さの温度差が3℃を超えると、不快に感じると言われます。

 くるぶしと限定させていただいたのは、知る人ぞ知る、センサーがあるからです。
なに?と思われた方も多いと思いますが、人間の温度センサーは2つあると言われております。
一つは内臓にそしてもう一つはくるぶしにあります。

 冬場は床面が冷たい家が多いですよね!その際にくるぶしセンサーはその温度をキャッチして
脳の視床下部へ伝えます。そこから手足の毛細血管に指令を出すのです。
「血管を閉めろ」と...冬、登山で遭難され、手足が凍傷になる方いらっしゃいますよね、これはもうひとつの
温度センサーである内臓を守る為、残酷なまでの脳の指令によるものです。

 そうなんです、性能の低い建物ではこのプチ凍傷が慢性的に起こっており、酷いときですと
自律神経にまで影響があるとされております。室温はしっかり25℃取れているのに手足が冷たく
冬場お布団に入り一生懸命手足を温めた経験のある人多いと思います。そして子供の手足を湯たんぽ代わりにされる方も...笑
(ちなみに子供はまだこのくるぶしセンサーがしっかり発達しておらず、手足が冷たくなりにくいという
大人都合の性質があります。)

 「頭寒足熱」という言葉ありますが、これは足元を暖める事で上半身と下半身の体温差が小さくなり、
快適に感じるだけでなく、健康面にも良いとされています。

 因みに男女で差があり、特に女性は足元の寒さを感じやすく、暖める事で寒さが和らぎます^^

続きは次回。。

 

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