飛行船通信社編集部

飛行船通信メーリングリストを運営している堤が日頃感じたことや経験したこと

KILL BILL

2004-06-07 00:06:12 | Weblog

The Last Samuraiに続けてKILL BILLを見た。こらまた似た趣向の、つまり日本を舞台に、日本刀を振り回すアメリカ人、という映画だ。もちろん仕上がりは、まったく異方向を向いているが。ちなみにR指定です。血飛沫、首・腕ちょんぱ、内蔵出てくるし。

たしかに面白い。途中にアニメが挟まれていて(プロダクションI.G.作のお金と気合いの入ったアニメです)、それにまけず劣らずアニメのような映画であった。荒唐無稽なおもしろさが追求されているんだよね。これも、やはりファンタジーの一種なのだ、The Last Samuraiと同じく。架空世界の舞台として、やくざ映画全盛のころの日本のような場所を舞台にしている。ただ、これも日本のようで日本ではない。タランティーノの活劇を成り立たせるための舞台になっている。

優秀な監督だな、と思うのは、細かなディティールを、一つ一つ吟味して、作品世界のルールを成立させている点だ。ストーリーなどは、まぁ無茶苦茶なのだが、それでも何の問題もない。我々は例えばアメリカを舞台に、これらのような面白い映画が作れるだろうか。

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