八丁堀のFEELから

マイワンダフルメモリー!

Phocus Mobileを使用してハッセルブラッドカメラをワイヤレスリモートコントロール

2012年02月27日 | 日記

Phocus Mobileを使用してワイヤレスリモートコントロール



App Storeから無料配布されているHasselbladカメラ用のワイヤレスリモートコントロールアプリ Phocus Mobile を使用してみました。

 *Phocus MobileはFireWireを搭載したハッセルブラッドカメラ用に開発された iPhone / iPad / iPod touch 用アプリケーションでパソコン用カメラコントロールソフトのPhocus とWiFi でシンクロします。

今回の動作環境

カメラ Hasselblad H3D 39 / パソコン Mac Pro OS :10.6.8 / iPhone 4s  バージョン: 5.0.1 / iPad  バージョン : 4.3.5 / AirMac Express

 


最初にパソコンソフトPhocusとハッセルを同期させます。

 

設定(パソコン画面/Phocus)

WiFi でネットワークする為にPhocus の環境設定から Phocusモバイル接続使用可にチェックを入れます。

パスワードは設定しなくても使えます。

 

 

 

iPhone画面/Phocus Mobile

iPhoneにPhocus Mobileをインストール後アイコンをタッチすると次の画面になります。

パソコンアイコンをタッチするとサムネイル画面になります。(パソコン画面に同期)

  


次に右下の歯車アイコンをタッチするとカメラコントロール画面になります。

メイン画面では上のダイヤルで絞り、右のダイヤルでシャッタースピードが変えられます。

パソコン画面の細かい字の設定画面よりもカメラの操作に近く感覚的で使い勝手がとてもよいです。

 

  


各スイッチの説明

それぞれの画面のときに上と左のダイヤルで変更します。

左上のボタンスイッチでメイン画面に戻ります。

   

 

この画面から右下の×アイコンをタッチすると最後に出ていたサムネイルかプレビューの画面に戻ります。

サムネイル画面の写真を選びタッチするとプレビュー画面になります。

この画面でも左下の丸に+のアイコンでシャッターが切れます。

画面左下の四角いアイコンをタッチするとメール画面に切り替ります。

撮影はRAWデータですがこのまますぐに送る事が可能です。

メールを受けるとjpg画像でした。(原寸画像 1202 × 902 pixel)


パソコンで確認するため最初 iPhone にプレビュー画面は必要ないと思いましたが、RAWデータを現像する時間とメールソフトを立ち上げたりする手間がかなり省けるので、取り急ぎメールしたいときはとても便利だと思いました。


iPadの表示画面

iPadの画面は、iPhone より画面が大きいので全部一度に表示できます。

カメラコントロールの画面は消す事ができ、プレビュー画面だけ表示もできます。

*iPhone / iPad 共にカメラを接続しなくてもパソコンの Phocus ソフトを立ち上げていれば同じように出ている画面にアクセスできます。

iPhone / iPad など同時にアクセスは出来ませんでした。

iPhone とくらべ画面が大きい分プレビューが見やすくなりますがワイヤレスレリーズとして使うには大きいです。


余り期待していませんでしたが話題性だけでなく十分実用性のあるアプリでした。

ハッセルブラッド専用のカメラコントロール及び画像処理ソフト Phocus は使いやすいソフトですが無料です。

そして新しくワイヤレスリモートコントロールできる Phocus Moble も無料で配付されています。

高価なカメラですが購入してから何年も経つカメラにも使用できるソフトが未だに開発されて無料で配付されています。

ユーザー思いの企業姿勢にとても感銘を受けました。












 

 


マミヤRZ67PRO2にハッセルブラッドH3Dデジタルバックを装備 4

2012年02月21日 | 日記

Hasselblad H3Dカメラバックを装着したときのHasselbladカメラとマミヤRZ67PRO2カメラの比較


 

デジタルバックを付け替えた比較画像です。

マミヤのカメラはワインダーを外せばもう少しコンパクトになりますが、アナログカメラなので巻き上げレバーを動かさないと次にシャッターが切れません合成用撮影には必要です。

この状態でそれぞれのレンズを付けるとマミヤは倍近く大きく感じます。また、重量もかなり重くなります。


撮影画像の比較

同じ焦点距離のレンズを持ち合わせていないのでハッセルはズームレンズの90mmの表示付近でマミヤは90mmの単レンズを使用。

カメラは同位置の三脚に付け替えてます。

色温度と色相はPhocusのソフトで合わせています。どちらも同じ色温度と色相で他の設定も同じ

レンズの種類で多少違いはあると思いますが今回はマミヤのレンズのほうがナチュラルな色合いのようです。

コントラストはマミヤのレンズが少し高めです。

どちらも絞りf11-1/2でシャッタースピード 1/125  ストロボ使用。

7516 × 5412 pixel を1000 × 750 pixel にリサイズ (両方ノートリミングでシャープネスは掛けてません)

Hasselblad H3D 39 カメラ 使用レンズ:ズームレンズ  HC 50 - 110mm の 90mm (最短距離)



マミヤRZ67にHasselblad H3D 39 のカメラバック装着 使用レンズ :MAMIYA-SEKOR Z 90mm (前回テストと同じ画像)


*使用したハッセルのレンズはズームなのもあり、この画像が最短距離でこれ以上近づけませんでしたが特にマミヤRZはピント合わせが蛇腹の為レンズの繰り出し幅が多いので接写リング無しでもかなり近づける点は長所です。

比較撮影後に寄って撮影。 MAMIYA-SEKOR Z 90mm 最短距離で撮影(ノートリミング)

今回テストした結果

マミヤRZ67はHasselblad H3Dのようにすべてパソコンでコントロールができませんが縦位置、横位置の切り替えがレボルビングで瞬時に行える事と、接写リングを使わずにレンズを変えてもかなり物に寄れるのでイメージ的な撮影や料理等、撮影の幅が広がると思いました。基本的にレンズの性能も良くハッセルに比べかなりコストパフォーマンスが高いと思います。正直なところサブ的に使用出来れば程度でしたが、仕事で既に使用し始めました。

 

 



マミヤRZ67PRO2にハッセルブラッドH3Dデジタルバックを装備 3

2012年02月13日 | 日記

Hasselblad の純正ソフト Phocus を使用して撮影。


*デジタルバックの設定で訂正  Hasselblad のカメラから外さないと設定が出来ないと書きましたがパソコンに接続中、付けたままでも外しても Phocus のソフトを立ち上げてなければ設定ができる事がわかりました。

カメラの設定が終了したらPhocusを立ち上げます。


接続できるとこの画面になります。(ランプは黄色から緑色でスタンバイOK)



今回はスタンダードモードで使用します。

Phocus カメラ設定画面(特に細かい設定はありません)

  設定 : 絞りとシャッタースピードは変えられません


*デジタルバックで撮影する為カメラのRM切り換えレバーをMに合わせます。本来はフイルムが巻き上がらないようにする為の多重露光のレバー。(縦位置で撮影する時はフィルムバックと同じでR位置でデジタルバックをレボルビングすることが出来ます。)



今回レンズはZ90mm F3.5 を使用。

絞りf11-1/2でシャッタースピード 1/125  ストロボ使用。

アナログカメラなのでパソコンから操作出来ない為、絞りとシャッタースピードをカメラで合わせ直接シャッターを切ってみます。


一瞬の間を置いてから Phocus に画像が転送されました。

画像の転送や拡大もHasselblad H3D カメラ装着時よりも少し早く感じました。

転送時間のストレスはありません。

多分デジタルバックからストレートに転送されるからだと思います。


RZのレンズは予想以上に解像力が高くシャープでした。

7516 × 5412 pixel を1000 × 750 pixel にリサイズ   色収差もほとんど無く(ソフトで自動的に補正されている可能性もあります)ボケ足も自然でよさそうです。


原寸トリミング画像 (シャープネスは掛けてません)ハイライト部に少しカラーノイズが出ています。

* FireWireケーブルはデータ転送中以外はソフトを起動中でも抜き差しOKでした。


  

このアダプターはRZ67の長所、縦位置と横位置のレボルビング機能が使えるのでとても便利です。 


以前からRZのレンズは個人的に好きで、ハレーションに強く神経質にハレ切りをしなくても安定したコントラストと高解像力で発色も良くボケ足も自然です。

ここ数年使用してませんが、デジタルでいつかは撮影してみたいと思っていました。

デジタル用に開発されたレンズではないと思いますが、予想以上でした。迷わずアダプターを購入しました。

このアダプターまったく知りませんでした。

また、テストさせて頂くことができてスタジオショップの i さんに感謝します。


次はHasselblad H3Dカメラに戻して比較してみます。



マミヤRZ67PRO2にハッセルブラッドH3Dデジタルバックを装備 2

2012年02月08日 | 日記

マミヤRZ67PRO2に装着する為のハッセルブラッド H3Dデジタルバック設定

 

カメラのセッティングが出来たら次にデジタルバックの設定です。

Hasselblad H3D 39 のデジタルバックを Hasselblad 以外のカメラと同調させる為の設定をします。

この設定は Hasselblad のカメラから外さないと出来ない為、単体またはRZ67に装着(シンクケーブルは接続しなくても設定出来ます。)してからFireWireケーブルをパソコンに接続して行います。

メニュー画面から「設定」を選びます。

設定画面から「カメラ」を選びます。(写真なし)


カメラ設定画面から「本体」を選びます。(Hasselblad から外した時の画面)


 

液晶画面右横にある+、−のボタン操作で Flash Sync を選択します。

Hasselbladのカメラに戻す時はこのままの設定でも大丈夫です。自動的に設定が切り替ります。

以上でデジタルバックの設定は終了です。

次は Hasselblad の純正ソフト Phocus (カメラコントロールを兼ねた画像処理ソフト)をアナログカメラでどのように使うのかテストしてみます。


 



マミヤRZ67PRO2にデジタルバックを装備

2012年02月07日 | 日記

RZ67PRO2がデジタルで復活!


何年も寝ていたアナログカメラのマミヤRZ67PRO2が遂に復活。

スタジオショップの iさんがマミヤRZ67にハッセルHシリーズのデジタルバックが付くアダプターが委託で入った事を教えてくれました。

Hasselblad H3D 39 のデジタルバックがマミヤRZ67PRO2に使えたら撮影の幅が広がると思います。

これ大丈夫?

「大丈夫ですよ、、多分!?」

 ホント???

 とてもマジメなiさん、後日そのアダプターを持参で上手くフィッティング出来るかテストをさせて頂く事になりました。


デジタルバックアダプター
デジタルアーツインスティテュート製品 D&Aインターフェイスコンバートアダプター

アダプター本体   Hasselblad H series ↔ Mamiya RZ67  

 

ハッセルH3Dデジタルバック装着           RZ67とデジタルバックをつなぐシンクケーブル(ミニプラグをデジタルバックに)


マミヤRZ67PRO2にデジタルバックH3D装着

シンクケーブルの接続

  1. マミヤ側  レンズのシンクロ接点
  2. カメラバック側  シンクロ in 接点


装着はしっかりとして、接線もどこにも負荷がかかることなく 問題ありませんでした。

ここまではスムーズに。