浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result

2006-12-09 | Result
Strikeforce:Triple Threat

○カン・リーvsジェイソン・ヴォン・フルー●(1RTKO)
○ジョシュ・トムソンvsナム・ファン●(3R判定)
○ジーナ・カラノvsエレイナ・マックスウェル●(3R判定)
○ボビー・ソースワースvsヴァーノン・ホワイト●(5R判定)
○ドゥエイン・ラドウィックvsトニー・フリックランド●(2RTKO)
○ユージン・ジャクソンvsロナルド・ジューン●(1RTKO)
○ポール・ブエンテロvsルーベン・ビジャレアル●(2RTKO)
○ダニエル・ピューダーvsマイク・クック●(2Rチョーク)
○レックス・リチャーズvsカイル・レヴィントン●(1Rアームロック)
○スコット・グラハムvsドリュー・ディマンリグ●(3R判定)
○アンソニー・フィギュオラvsデビッド・バリオス●(3R判定)
○ロール・カスティーロvsアンドリュー・モンタネス●(1RTKO)


 カン・リーがUFNにも参戦したこともある実力者フルーとの対戦。これまでの2戦は対戦相手のレベルが微妙でしたがこれで本来の実力がわかる。リーは開始早々の鋭い蹴りからの投げでテイクダウン。逃げるフルーにリーの膝蹴りがフルーの瞼を切り裂いてドクターチェック。傷は大きくドクターストップでリーがTKO勝利で総合3勝目を勝ち取りました。この裁定に観客がブーイング。
 トムソンとファンがStrikeforceU.S.ライト級タイトルを賭けて対戦。トムソンが首相撲からの膝蹴りで攻めるとファンは組み付いてテイクダウンに成功して上を奪う。しかしトムソンはスタンドに戻すと逆にテイクダウンを奪い返して強烈なパウンドを叩き込んでいく。ファンも立ち上がるがすぐにテイクダウンされパウンドを貰い劣勢のままラウンド終了。2R、スタンドで攻めるトムソンに対してファンはギロチンを狙うが極まらず。トムソンは上からガンガンとパウンドを落としていき、ファンもなんとか逃げようとするがトムソンは逃がさない。迎えた最終ラウンド、打撃で前に出るファンにトムソンもパンチを返す。両者ともスタミナが切れかけてきたがトムソンを再び首相撲からの膝蹴りで優位に立ち、ファンもギロチンを狙うがまたも逃げられマウントを奪われる。トムソンはパウンドを落としていくがここで試合終了のブザーが鳴り判定へ。結果は3人とも30-27でトムソンがStrikeforceU.S.ライト級タイトル獲得。
 ソースワースとヴァーノンという中途半端な二人がStrikeforce世界ライトヘビー級タイトルを争い激突。ソースワースがグラウンドに持ち込みバックを奪おうとするがヴァーノンはこれを払いのける。続けて腕十字も狙っていくがこれもヴァーノンは防御。グラウンドから脱出したヴァーノンは蹴りで応戦するが1Rは終了。2Rもソースワースがテイクダウンに成功するもヴァーノンも下からアームロックで返す。スタンドに戻るとソースワースの指がヴァーノンの目に入り試合が中断するもすぐに再開。再びソースワースがテイクダウンにいくが極めきれず。第3Rソースワースが打撃からテイクダウンに成功するが決め手がなく時間だけが過ぎていく。4Rもこれまでとまったく同じ展開。テイクダウンには成功するがあっさりガードに戻されて試合が進まない。しかしスタンドに戻るとヴァーノンがパンチからローキック。このローキックでソースワースは足を負傷したのか動きが悪くなる。迎えた最終ラウンド、早々にテイクダウンに成功するソースワース。ヴァーノンは亀の状態からソースワースの足を掴んで膝十字を狙うがソースワースも脱出。金網際て膠着したあとにレフェリーがブレイクをかけたと同時に試合終了のブザー。観客はブーイングを飛ばす。判定は終始テイクダウンに成功したソースワースが50-45、50-46、49-46という大差で勝利してStrikeforce世界ライトヘビー級タイトルを獲得するも展開の少ない試合に対して観客がブーイングの嵐。
 ここで来年の春にフィル・バローニvsフランク・シャムロックが決定とアナウンス。ほんまかいな。
 ウェルターから再びライトに階級を落としたもののタイソン、トムソンといった実力者相手に2連敗。対戦相手はミレティッチ軍団のフリックランド。試合は序盤から猛烈な打撃戦。グラウンドにもつれ込むとラドウィックは上から強烈なパウンドを落とし続けてポイントを奪う。2Rに入ってもラドウィックがパンチで先制。スタンドでは不利と見たフリックランドもテイクダウンを狙っていくがラドウィックもこれを許さず。そしてラドウィックの放ったハイキックでフリックランドがふらついたとこへとどめの膝蹴りでダウン。追撃に行くラドウィックに対してフリックランドはマットを叩いてギブアップ。
 ジャクソンとジューンがStrikeforceU.S.ミドル級タイトルを賭けて対戦。試合開早々にジャクソンがテイクダウンからマウントを奪うことに成功。そのままパウンドを落とし続けてレフェリーが試合をストップ。ユージン・ジャクソンがStrikeforceU.S.ミドル級王者となりました。
 ブエンテロの相手は当初アリスターでしたが怪我で欠場、その後トンプソンとの対戦がアナウンスされるもこれも実現せず、結局試合の二日前に便利屋ビジャレアルとの対戦決定。試合は序盤からブエンテロの打撃がボコボコと当たりビジャレアルはクリンチで逃げるのがやっと。このラウンドは仕留めきることができず終了。2Rが始まるとビジャレアルはビビるようにブエンテロの周りを旋回。そのブエンテロはというと、いつものスタミナ切れを起こして攻めることができず観客もブーイングを飛ばし始める。しかしブエンテロが再び攻めるとビジャレアルは何もできない。結局ブエンテロの打撃に対応できずにセコンドがタオルを投入してブエンテロTKO勝ち。
 WWEから総合に転向し、対戦相手のレベルはともかく現在3連勝中のピューダー。今回の対戦相手も総合経験2戦のみの相手でしたが1Rはテイクダウンを奪われアームロック、腕十字を狙われるなど劣勢。しかし2Rには逆にテイクダウンで上を奪ってからパウンドで攻め立てて、最後はクックが後ろを向いたとこにチョークを極めて勝利。

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2 コメント

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Unknown (AA)
2006-12-09 16:43:28
カン・リーは次のPRIDEベガス大会に出るかもしれないらしいんで常連のニンジャあたりと試合して力を示して欲しいです。
Unknown (石頭)
2006-12-10 20:00:12
ナムファンさすがにトムソンには勝てなかったか