ダラダラと書いてきましたが、「あけぼの」乗車記の最終回です。上野駅を後にして、いつの間にかウトウトしてしまい、ふと気がつくと「水上」駅でした。昨年SLに乗りに来ましたが、もうずいぶん昔のことのようです。
「闇かな、水上や!」(やみかなみなかみや)
長岡駅で再び目を覚ましましたが、折角の海側だったにもかかわらず、次に気がついた時は眼下に日本海が拡がっていました。もう少し早く起きていれば・・・
車窓から見た日本海
大館駅でSalam様から教えて頂いた「鶏めし弁当」駅弁を受け取ります。早速、開けてみましたが、とても美味しそうな彩りで、食欲をそそります。お弁当屋さんのHPにあったように、確かにご飯が多く、食べきれないかなと思いましたが、柔らかい鶏と一緒に美味しく頂きました。もう一度食べたい駅弁です。Salam様、ありがとうございました!
大館駅「鶏めし弁当」
車窓をのんびり眺めながら、残された・とても贅沢な時間を楽しみます。青森駅では牽引機の写真を撮り、これで「あけぼの」ともお別れです。あっという間の12時間。確かに、新幹線や飛行機よりも時間がかかりますが、それらでは絶対に味わえない旅情を楽しむことができました。
晩秋の奥羽本線 EF81-136号機(青森駅)
さて、今回は「現実逃避の旅」ゆえに、本当に何ら計画も立てず、ガイドブックも持たずに青森へやってきました。無事、青森に着いたものの、さてこれから何をしようか・・・
青森駅構内でウロウロしていたら特急電車を見かけました。写真を撮ろうとホームに立つと、なんとこの電車は「快速」として浅虫温泉駅まで運行され特急料金は不要とのこと。車掌さんに教えてもらい、浅虫温泉まで行ってみることにしました。午前中の運行であるためか、この日の車内はがらんとしており、ほぼ「貸切電車」状態(?!)で浅虫温泉駅へ向け出発です。
E751系による「快速」浅虫温泉駅行き 貸切状態?!の車内
浅虫温泉でのんびりお風呂を浴び、お昼ごはんや買い物などして、再び青森へ戻りました。駅近くの青函連絡船記念館や「A-FACTORY」というおみやげ・食の一大テーマパークなどを見て回ると、あっという間に小生のささやかな抵抗・現実逃避も終焉を迎えることとなりました。また、「あけぼの」に乗って、今度はじっくり青森を楽しんでみたいと思います。
浅虫温泉
帰路に乗車した「快速」しもきた
青函連絡船「八甲田丸」 船内に静態保存された車両群
「津軽海峡冬景色」歌詞碑(ちなみにフルコーラスが聴ける)
A-FACTORY内のシードル試飲コーナにて
ちなみにタイトルですが
旅、青森と一人、more bitter
たびあおもりとひとりもぉあびた
ちょっと苦しいか・・・
これが思いつくまで記事が脱稿できなかった訳ではありませんので、悪しからず?!
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