ファミリー・プロミス

ファミリープロミスメールマガジン・バックナンバーブログ

【Vol.100】佳き花見

2013年03月31日 | バックナンバー

おかげさまでファミプロマガジンは記念すべき100号を迎えました!
これまでの皆様のご支援、ご協力に心から感謝いたします。
今後とも当国民運動をよろしくお願いいたします!


桜満開の東京・・・

娘が友達と一緒に新宿御苑へ花見に行くとのこと。
同じ大学院のゼミ生で中国上海出身の○○ちゃん。
日頃から何かにつけて「本当にいい子だよ」と聞いていた。
時間があれば来ないかとのお誘い。

娘は旦那と一緒に三人で会う約束だという。
折角なので昼を目がけて出かけてみることにした。

ウィークデーにも拘わらず家族連れや友達同士の花見客で大入り満員!
それぞれがビニールシートを敷き、持ち寄ったお弁当や飲物を囲みながら談笑に
興じている。やっぱり花より団子か・・・?

ところでわれわれ四人の輪が他とチョイと違うのが
日本、韓国、中国という国の集まりであること。
領土問題でギクシャクしていることもあるが、ここでは
そんなの関係ねーとばかりに実に楽しく有意義な交流のひと時・・・

以前、こんなことを聞いたことがある。
中国は長男、韓国は二男、日本は三男のような立場だと・・・
なるほど、歴史からすればそうかも知れない・・・・

いずれにせよ、世界は一家、人類は皆、兄弟姉妹!
お互いに日本、韓国、中国の懸け橋になろうと確かめ合いつつ
満開の桜に負けず劣らず、将来のアジアの平和談議の花が咲き誇った新宿御苑だった。

花見にかこつけた小さな小さな民間外交、万歳!!!

(M)

■今週の家族川柳

 韓流熱 あなた流は永年よ! と、妻の笑み

 満開の 桜に映える 子の笑顔


【Vol.99】「絆」の教育にかける教師たちの情熱

2013年03月24日 | バックナンバー

 東日本大震災2周年を前に、全国の有志教師20名による道徳教材が出版された。そこには当運動の「ファミリー・プロミス」も掲載された。先日、国会図書館にも購入して頂き、また文部科学省の担当者にも直接手渡されたという。

 その教師達は大震災を取材するにあたって、この2年間で33回にわたる現地視察、4000枚の写真、70本の映像と40回のインタビュー等を行なった。それらはすべて彼らのボランティアである。編集作業中、何度も涙で時間が止まったそうだ。

 教師達は、取材、編集、出版の全ての工程の約束ごとを守り、身を挺して未来の子供達の為に動いた。途中の計画停電や余震ももろともしなかった。この道徳教材の行間一つ一つには彼らの汗と涙があり、「教師魂」がある。

 だからこそ今、その教材を通して、学校、地域、家庭、様々な場面で大切な絆、命、家族、感謝などを子供たちに伝えることができているという。

 「当たり前に思える日々や家族がいかに貴重なものであるかを知りました。」「生きたかった人の分まで一生懸命生きていきます。」…これらは道徳の授業を終えた子供達の感想である。

 この教師達の努力を称え、さらなるエールを送りたい。

(K)

■今週の家族川柳

 ランドセル 祖父母と孫の 縁結び

 桜咲き 嬉し悲しと 親模様


【Vol.98】息子の手紙

2013年03月17日 | バックナンバー

昨日、息子から手紙が手渡された。

「文章そんなにうまくないけど、後で読んで」と照れながら差し出す。

「拝啓」と、ちょっとかしこまって、私たち両親への感謝から始まる。

小学校一年の頃だったか、車にはねられたことがあった。幸い大怪我にならずに済んだが、よっぽど怖かったのだろう。一瞬死と向き合い、今生きていることの幸いを感じている様子。

健気にも、「あのときは心配をかけました」と綴っている。親心をくすぐる。

その頃までは人見知りの引っ込み思案だったが、今や各種の委員会で学友たちを引っ張るようになった。そんな息子が、昨日、中学校を卒業した。

息子の手紙は、これまでの至らなさを反省し、高校生活に向かっての決意を述べ、感謝で結んでいる。

幼い頃、あどけない子の姿を眺めていた親心には、愛おしさがわいてきたものだ。いつの間にか成長した子と向き合い、言葉を交わし、思いを伝えることができると、その情はもっと深くなる。

子があってこそ親は愛を知る。

(R)

■今週の家族川柳

 合否より 息子の努力に サクラ咲け

 卒業を 誰より喜ぶ 祖父母かな


【Vol.97】父親の愛と温もり

2013年03月10日 | バックナンバー

 北海道湧別町で暴風雪の中、凍死した漁師の男性が抱きかかえるようにして守った娘さんに「父を誇りに思ってください」などと励ますメールや手紙が国内外から同町に寄せられています。

 亡くなられたその日は「ひな祭り」、一昨年に妻を亡くされ、たった一人の娘の存在を張り合いに頑張ってこられ「一人娘のためにひな祭りのケーキを予約し、一緒に祝うのを楽しみにしていた」といいます。

 ひな祭りは、嫁方の親が子供の身代わりとなって災いが降りかからない様に、という思いが込められた雛人形を贈り、厄除けとなる「桃の花」、体から邪気をはらう為の「お白酒」、よもぎの香気が邪気をはらうといわれる「草もち」、人の心臓をかたどり子供の健康を祈る親の気持ちの現れの「ひし餅」、自分のかたわれでなければ絶対に合わないことから女性の貞節を教えた「蛤〔はまぐり〕」などが供えられ、女の子の健やかな成長と幸福を願う室町時代から続く伝統行事です。

 親が子供を思う心、守ろうとする心。それはいつの時代も変わらず人々の本心に触れます。

 「日本全国が応援しています」「最高の父です。大切な娘さんを日本全国で守ります」などの励ましのメールが今も届いているそうですが、娘さんには、お父さんの力強い愛と温もりを忘れず、お父さんとお母さん、そして周りの方の愛情を感じながらこれからの人生をしっかりと歩んでもらいたいと思います。

(T.Y)

■今週の家族川柳

 父の背で 子守唄聞く 田舎道

 三世代 希望の種を 蒔く小春


【Vol.96】思い出のアルバム

2013年03月03日 | バックナンバー

 仰げば尊し…が卒業式の定番ソングだった頃からは随分様変わりしましたが、それでも育ててくれた両親や恩師に対する感謝の言葉は、まだまだ参列されたご両親の涙を誘います。

 三月は卒業の季節、高校では3月1日を皮切りに全国で卒業式が執り行われています。18年間の挫折や危機、そして数多の苦い思い出も、子供たちからの“ありがとう”の一言で懐かしい思い出となって、アルバムに貼られた写真の隙間を埋めてくれます。

 そして、隙間にたくさんの喜びがつまった思い出のアルバムをいつかまた開く時がきます。そこには新しく家族に加わった孫を囲んで、思い出を語り合う三世代の笑い声が響いていることでしょう。

 子供と親は同い年!18歳のお父さん、お母さん、ご卒業、おめでとうございます。思い出のアルバムにこれからもたくさんの喜びが満ちていきますように…

(T)

■今週の家族川柳

 桜咲き 桜散っても 父母の愛

 ひな人形 孫の代で 三代目