ファミリー・プロミス

ファミリープロミスメールマガジン・バックナンバーブログ

【Vol.17】「絆」は人生をかけて編み上げる心の糸

2011年08月27日 | バックナンバー

「家族」…あなたにとって一番大切ななものは?の問いに、「お金」や「健康」を抜いて、筆頭に掲げられるのが、「家族」です。

 高度経済成長期は「お金」、その後「健康」、そして、今は「家族」です。物に満たされ、不自由のない生活を得た今、改めて見つめ直される「家族」。

 誰もが漠然とではあっても「幸福の原点は家族」だと口にできる時代の流れが訪れているといえます。

「精神的な安らぎ」「ほっとする場所」…あわただしい世相の中で、唯一自分を裸で見せることができる場所だからでしょう。

「くそばば!」と悪態をついても、笑って流してくれるのが家族。「おい!」と呼び捨てして「ハイハイ」と笑顔で答えてくれるのも「家族」。ひとり生活をしていても下着や食事の心配をしてダンボールに何でも詰め込んで送ってくるのも家族です。

「絆」は一夜にしてできません。人生をかけて編み上げる心の糸です。それぞれの家族がどんな心の糸を結ぶのか…生涯をかけた芸術作品です!

(冨田辰夫)


【今週の家族川柳】

 産声よ 災地に響け 天高く

 夢追いて 気づけば 父の背を見つめ


【Vol.16】「約束」は愛するためにある

2011年08月20日 | バックナンバー

 先日、ようやく当運動のロゴが決まりました。採用されたロゴに描かれていたのは、明るい太陽のような模様と、「約束」を象徴する「指きり」のイラストでした。

「指きり」と言えば「指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲~ます。指きった」というわらべ歌を思い出します。でもこの歌、冷静によく聞いてみると、「指を切る」だとか、げんまんは「拳骨で一万回叩くこと」だそうですし、挙句の果てに針千本も飲むなんて…ムリ!ですよね。子供のころ、「針千本も飲んだらどうなるんだろ!?」と純粋に悩んだ記憶もあります。結構、怖い内容が歌われているんですね。

 確かに、子供のころは約束を守らないとどうなるかということに対して多少の恐怖心を抱かせることは必要かもしれません。しかし、なでしこジャパンが「メダルを取りに行きます」と宣言して、見事世界一になった時の喜びがひとしおだったことを考えると、約束は守れなかったらどうするかということよりも、守れたらどのようにしてあげようかと考えるほうが健全です。

 たとえば、ファミリープロミスの第一番。近所の人に挨拶しますとありますが、挨拶しない子供に対して「なんで挨拶しないの!」と叱れば、「なんでそんなに怒るの?…」と?マークがたくさん浮かんできます。逆に、「今日挨拶できたね。隣のおばちゃん褒めてたよ。」と褒めてあげれば、それだけで嬉しくて「なんでそんなに褒めるの?」という?マークは浮かばないはずです。

 人は褒められたり評価されたりすると無条件で嬉しいものです。「家族の約束」も、束縛し叱るためにあるのではなく、褒めて愛するためにある、と考えて大切にしていきたいですね。
(I)

【今週の家族川柳】

 大輪の 花火が語る 『幸多かれ』と

 ただ感謝 父母の遺影に 頭(こうべ)垂れ


【Vol.15】お盆こそ先祖に感謝する期間としましょう

2011年08月13日 | バックナンバー

 今日はお盆の入りです。

 先祖を大切にすることの一つが墓参りですが、最近の日本の墓参り事情を見てみますと、核家族化や生涯独身率の上昇の影響で、お参りをされずに荒れてしまう墓が多く、管理墓地は一般的に無縁墓になる傾向にあるそうです。

「親子の居住地が異なり墓参りが負担になる」、「墓を継承する子供がいない」などの理由ですが、お盆の時期でさえ、線香や花がないお墓が少なからず存在します。何とも寂しいかぎりです。

 お盆の期間は「私たちは、先祖を大切にし、親孝行をします。」というファミリープロミス5番目を実践するよい機会です。家族で墓の清掃をし、線香をあげ、先祖に手を合わせることを通じて、子供達に身をもって先祖を敬うことの尊さを示していきたいと思います。
(K)

【今週の家族川柳】

 かたことで 遺影にかたる 孫娘

 手をつなぎ 妻の日傘で 顔隠し


【Vol.14】「明るい家庭づくり作文」にチャレンジしてみませんか

2011年08月06日 | バックナンバー

「明るい家族づくり作文」が夏休みの宿題に出たけれど、何を書いていいかわからない。…Yahooの知恵袋にこんな質問が投稿されていました。

 ベストアンサーに選ばれたのは、自分の中で「家族」を改めて感じたときのこと等を書いてみては、というもの。参考として、新潟県が進めている「明るい家庭づくり運動」に関する作文表彰式のサイトが紹介されていました。

 岡山県倉敷市でも、「明るい家庭づくり」をテーマとした作文を小・中学校から募集し、倉敷市市長表彰を文集にしています。

 テーマは、「働くお母さんお父さんを見て」「家庭の中での私の仕事」「家庭の中での話し合い」「私のおじいさんおばあさん」「家族で地域の行事に参加して」「わが家の家庭の日」「地域と関わる家庭づくり」等々。

「明るい家庭づくり作文」は、子供たちにとって、家族の絆の大切さや家庭の役割・あり方をみつめ直すきっかけになっているようです。

 家族はなくてはならない大切な存在ですが、自然な存在でもあるために、余り意識しないこともあります。自分の中で「家族」を改めて感じたときのことを思いおこし、文章にしてみる。それは、大人にとっても大切なことかもしれません。
(N)

  ⇒新潟県「明るい家庭づくり運動に関する作文表彰式」
  ⇒倉敷市「明るい家庭づくり」作文募集案内

【今週の家族川柳】

 墓参り 先祖に感謝の 花添えて

 夕涼み 花火が輝らす 妻の笑み