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杉村太蔵offcial blog　
2006年01月31日 11:46
格差社会について。 「勝ち組」「負け組」という言葉、よく耳にしますわね。
でもね、何をもって「勝ち組」とするのか、どこを見て「負け組」とするのか、これは判断が難しいところでございますよ。と始まるblog興味深いですね。

野党は言いますね。
小泉改革が格差社会を生んだと。
「ニートやフリーターが増えるのも小泉改革の責任だ！」って。
「えっ、マジかよ？何言っているんだ？」
と思わずにはいられないわけですよ。
郵便局が民営化されてニートが増えるんでしょうか？
道路公団が民営化されてフリーターが増えたというのでしょうか？
政府系金融機関の統廃合で若者が働く気力を失いますかね？
銀行の不良債権処理が進んで夢と希望を失った２０代がどこにいますか？

これも確かに杉村太蔵氏の仰るとおりです。
コイズミ政権で出来た政策でニートやフリーターが出たのではないでしょう。
リストラが進んでフルタイム労働者が最低になった図表が今日の夕刊にありました。2002年頃です。
杉村氏に説明して欲しいものです。
コイズミ政権のせいで自殺者が増加したのでもないでしょう。偶然でしょうね。自己責任ですからね。それこそ。
何かのインタビューで自殺が増えたのも私のせいというのかと　首相がキレていたシーンがありますから。
医療保険の負担増加、年金保険料の増加これも杉村氏の理屈では、歳出削減をしないからでなく高齢者が多いので仕方ないだろうということです。
また、牛肉輸入でクロイツフェルトヤコブ病の日本人が増えても、それはコイズミ内閣が悪いんではない。
輸出した業者が・・・ということでしょうか。
障害者自立支援法で医療費などの負担が増えて更に貧困層が増えていく可能性はないのでしょう。

はっきり申し上げてですね、そんなのまったく関係ないと思うわけですよ。
ニートやフリーターが近年急増した原因は単に景気が悪かったからというのは乱暴でしょうか。
過去4＿5年の僕たち若い世代の雇用環境は最悪でしたよ。
僕も22歳の頃、就職活動しましたけどね、ことごとく第一次試験で門前払いでしたよ。どこへ行っても、何をしゃべっても、まったく相手にされないわけですよ。
本当にね、超就職氷河期でしたからね。

ニートやフリーターを生み出した原因は何か？と聞かれたら、杉村太蔵は迷わずこう答えます。「日本経済が不景気だったからです」
とね。

さすがにコイズミチルドレンのNo1です。
就職が超氷河期だったのは、バブル崩壊と関係するわけだし、それもコイズミ氏が悪いわけではないです。確かに。
でも彼の属する自民党の失政ではないでしょうか。
年次改革要望書の影響はないのでしょうか。そしてそのイニシアチブ通りに　タケベ氏よりもYesmanが　尊敬する総理なのです。マネー敗戦を引きずっていた時代杉村太蔵氏は仕事を見つけることが出来なかったのです。
それを不景気だったからと切り取るところはお見事ですね。

どうですか。皆さん読んでいて。
おいおい、なかまたさん　弱いものいじめするなよ・・・と大人の感想を持つ人もいるでしょう。
でもね、このような人が数千万の税金から収入を得ています。
個人攻撃のつもりではなく、これがこの国の現実なのです。
彼は国会議員なのです。法律を作る立場にいるのです。
彼が当選した影でもしかしたら、この国のためにホンキで働こうと思った方が落選した可能性もあります。

100歩譲っても、杉村太蔵氏が国会議員でなかったとしても、このようにコイズミ改革を認める、考えることを止めた代表選手をイメージするとこのような文体になるのでしょうか。
blogを読んでいて初めてコイズミ氏を持ち上げる文章に出会ったという意味でも新鮮でした。

2006年01月24日 のblogで彼の文章は　自民党代議士そのものの姿を披露しています。一読をすすめます。

2005年とはこんな年だったのです。