ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

まるでコンビニのように思っているのかな

2007年07月31日 | 児童精神医学
ファミリーメンタルクリニック 勝手に略して「ふぁみめ」と呼んでいるのが悪いのだろうか。
診断書を今週いっぱいにもらってきたと言われましたと電話があった。
どうも特別支援教育の絡みのようだ。
内科で風邪の診断書でもコンビニのように簡単に作成するとは思えない。公式の文書だからだ。

学校長命で検診しなさいと文書まではいらないにしても、すぐにその日に受診し1時間後には診断書が出来ていると思っているのだろうか?
先日の講演会でも教育現場への皮肉で ADHDの鑑別疾患だけでも20以上の診断を一応、こう見えても頭の中で考えながら診察をしている。
DSMのガイドラインだけをみて、チェックして何項目当てはまるのでADHDですね・・・それなら、学校でインターネットなり色んな出回っているチェックリストを利用して特別支援教育の対象だと、学校側で判断すればよい。
医師の診察はいらないと思う。

何度も何度もblogで同じグチを述べているように思う。

どこの県でも大体同じだろうが、発達障害の診断を行っている医療機関は少ないだろう。
しかし文部省は6%が発達障害と報告している。
そこに殺到するのだから、普通に考えるとすぐその日に行って診断書を作成してもらうのは難しいだろう・・・そんな想像力が働かない人たちに発達障害の理解は可能だろうか??? (あと100個?をつけたいくらいだ)

自閉症スペクトラムで 社会性・想像力・コミュニケーションの障害が 自閉症的中核症状とすると、学校現場は極めて自閉症的な構造といえる。
子どもに対しての診断書でなく、学校に対する診断書を作成したくなってくるのだ。トホホのホ

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