ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

10年ひとむかし

2012年03月01日 | 本blogの紹介
10年前に開業したファミリーメンタルクリニック。
それ以前は大学病院、総合病院精神科、民間精神科病院と大きな病院で勤務していた。
幻覚妄想があって、医療保護入院を中心とする病棟で勤務していた。それも卒業しクリニックを始めた。

こんなに軽症だけど「うつ病」としか診断できないような人が大勢来た。
中には重症だが、精神科病院に行くのは抵抗があるので、外来を受診した人も。

民間精神病院の臨床とはかなり勝手が違った。
パニック障害の患者さんも多く、確かに病院には来ない人たちだと思った。しかしクリニックがあるからすぐに治療が出来るが、クリニックがないと結構いくところもなく、内科からは正直相手にされないで苦しんでいたのだろうと思った。

本来は子どもの臨床をしたくて精神病院を辞め、開業した。
この3年は新患は18歳未満に制限している。
それでも間に合わない。

10年前に子どもだけを診察する精神科クリニックが登場することを考えていた人が沖縄にいただろうか?

沖縄県内も心療内科・精神科クリニックは増えた。まだまだ足りないくらいだ。
でも、子どもの診療をする精神科医は少ない。

精神病院からクリニックへ。そしてクリニックは、それぞれのカラーが出始めている。
どの医師も忙しい。そんな中でカラーを活かしながら、続けることが求められる。

さて10年経った「ふぁみめ」だが、10周年記念のイベントを夏頃に予定しているが思案中。
面白いアイディアがあるかたはコメント欄にお願いします。

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