Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

円卓

2017年03月05日 19時22分07秒 | ベリーの感想文(本・映画)
円卓 (文春文庫)
西 加奈子
文藝春秋

西加奈子 著 : 円卓
を、読んだ。


こっこは小学3年生。大阪の郊外の公団住宅で両親と祖父母、そして三つ子の姉妹と
大家族で暮らしている。
家族の中では、いつまでも赤ちゃん扱いの末っ子だが
こっこは、周囲が思うほど子どもではなく、しかし本人が思うほど大人でもない。
吃音でリズミカルに言葉を発する同級生のぽっさんや、級友達と
少しずつ成長し、しかし、その成長に自分自身が気付かず追いつけず
人知れず悪戦苦闘してゆく姿を描いた作品。


西加奈子の画き出す子供のなんとみずみずしく可愛らしい事。
毒を吐き、強がって、くさっていても
抱きしめたくなるほど可愛らしい。
わがまま放題のロッタちゃんみたい。



旅に持ってく本を何にしようか悩んでいたけど
西加奈子を2冊にしようかな