ショパンの「別れの曲」を聴いていると小学生の時に観ていた「101回目のプロポーズ」を思い出す。さえない男と美女が結ばれるところだけでなく、その男と弟がお互いに支え合いながら生きる姿を見るのが好きだった。
O・ヘンリーの小説「20年後」が好きだ。
友人との約束を果たそうとする犯罪者の男と、一方、その犯罪者になった友人を逮捕することで職務を全うしながらも、友人としての約束も果たす警察官の男。
この親友同士の2人が見せる友情を思い返す度、つくづくいい作品だなと思う。
ビートルズの「IN MY LIFE」をよく聴く。オーケストラやピアノなど、色々な演奏形式で聴いている。琴線に触れるメロディーが素晴らしい。時代が変わっても長く演奏されているのだから、ビートルズの音楽には何か本質を突いているものがあるのだろう。
高校生の時たまたま見ていたニュースで、ジャーナリストの筑紫哲也がビートルズを評して、現代では昔より美しく音楽を奏でられるようになったけれども、ビートルズほど人々から愛され続けている音楽家は他にいないのではないか、というようなことを言っていた。ビートルズの本質を見事に突いていて、さすがは筑紫哲也だとそのとき思った。
ビートルズや筑紫哲也のように本質を突ける人になりたいものだ。