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OECD ヘルスデータ2007

2007-10-03 | 医療
今年の夏にOECD加盟国の医療データが発表されました。
OECD(経済協力開発機構)はヨーロッパ諸国を中心に
日・米を含め30ヶ国の先進国が加盟する国際機関です。
ですからお金をもっている先進国のデータです。

そのデータから日本の医療像が浮き彫りにされ、
色々と考えさせられました。

多くの皆さんがCT検査を受けたことがあると思います。
この検査は諸外国ではどうだろうかと考えたことがありますか?
CTやMRIは医療の中でも高額医療なのです。
日本の皆さんはCTが高いというイメージはないと思います。
これは、日本が国民皆保険で、9割~7割が保険で援助されて
いるからなのです。

では実際の設置台数の比較をご覧下さい。
CT設置台数(対人口百万)
日本:92.6台 英国:7.5台 米国:32.2台 仏国:7.5台
なんと日本はずば抜けて設置台数の多い国なのです。
米国の人口は日本の2倍です。それなのに設置台数は3分の1.
ということは日本には総数でも、米国にある以上のCTがあるのです。

これはどうして?と考えますよね。
日本は恵まれていると考えますか?
それとも日本は不必要に検査しているのではないか?と
考えますか?
日本では受ける方は保険で安くできるので受けやすい。
検査する方もやればやるだけ点数となって収入になりますから
やりやすいのです。

このCTの検査のおかげで日本の医療は米国を越えているでしょうか?
この台数の差に見合うだけのすばらしい世界最高のものがある
でしょうか?
いずれも疑問です。

ちなみにMRI設置数も(対人口百万)
日本:40.1台 英国:5.1台 米国:26.6台 仏国:4.7台
とこちらも世界最高です。

なにか日本の医療のもやもやしたものを感じさせるデータでした。

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