かつてエスポアの店作りはコンビニのように統一された理論の下に均一されたものでした。
お客様に自由に買い物をしてもらう、「セルフサービス」という販売形態をとっていました。
したがって、できるだけ多くの棚や商品を目にしてもらうために、
自然とお客様を店の奥まで誘導する「ワンウェイ・コントロール」が重要だったのです。
今では買い物しやすさ重視より、コミュニケーション重視になり、店のしつらえも多様化しています。
区画整理で移転したお店のオープン作業をしました。その作業中の写真を紹介します。
仮店舗なので外壁・外装は簡易ですが、店内はそのかつての店作りをほぼほぼ守り続けています。
主通路の壁面です。洋酒コーナーから始まって、ワインコーナーに続いています。
商品の連続性がボリューム感を醸し出しています。
すべての棚に名刺サイズのプライスカードホルダーが付いています。
中央島の棚です。ここにもすべて名刺サイズのプライスカードが付くようになっています。
上部のホルダーを下に向けて見やすくしていますね。
通路は狭いのですが、商品のボリューム感はあります。
奥側壁面の日本酒コーナーです。一升瓶が4段並びます。
店の広さ、立地など様々な条件の適応性によりますが、このしつらえもまだまだ捨てたものではないと感じました。(O.K)