coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

Pidora 20 (2014r1) のインストール

2014-06-14 14:08:58 | Raspberry Pi
2014年4月30日に Pidora 20 (2014r1)が公開されましたので、インストールしてみます。日本の場合は、こちらからダウンロードできます。

pidora-2014-05-01

ここから、以下のファイルをダウンロードします。

Pidora-2014-R1.zip

前回同様、Pidora-2014-R1.zip.sha1 からSHA1のチェックサムを確認してから、展開して Pidora-2014-R1.img (2GB) を得ます。md5のチェックサムも確認しておきましょう。ちなみに、チェックサムを確認するために、Microsoft の fciv.exe を使っていますが何かと便利です。

今回はチェックの為に既存の Pidora18 のSDカードに上書きするのではなくて、新しいSDカード(16GB)を利用して、「新規」にインストールしてみます。

Windows で、SDカードを差し込んでから Win32DiskImager.exe を起動して、Image File に、Pidora-2014-R1.img を指定して書き込みます。

書き込みが完了したSDカードを Windows から見ると、前回同様に、
FAT でフォーマットされた、約50MBのカードに見えます。

ブートすると初期設定を促されますので、前回 同様に設定します。

FAT16のパーティションには以下のようなファイルが入ってます。

bootcode.bin
boot.scr
cmdline.txt
config-3.12.17-2.20140415git1782035.rpfr20
config.txt
config.txt.hdmi_nooverscan
config.txt.hdmi_overscan
config.txt.ntsc_japan
config.txt.ntsc_northamerica
config.txt.pal
config.txt.pal_brazil
fixup_cd.dat
fixup.dat
fixup_x.dat
grub\
grub\splash.xpm.gz
kernel-3.12.17-2.20140415git1782035.rpfr20.img
kernel.img
lost+found\
start_cd.elf
start.elf
start.elf.desc
start_x.elf

設定は、Pidora18の場合と同じにしておきます。

Pidora18 の入っているSDカードは、カードリーダを用意してマウントします。
# mount /dev/sdd2 /mnt

# df
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/root       15200840 2988448  11556044  21% /
devtmpfs          222884       0    222884   0% /dev
tmpfs             223000       0    223000   0% /dev/shm
tmpfs             223000     316    222684   1% /run
tmpfs             223000       0    223000   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs             223000       0    223000   0% /tmp
/dev/mmcblk0p1     51082   22810     28272  45% /boot
/dev/sdd2       15234120 2565608  12015320  18% /mnt

# uname -a 
Linux raspi001 
   3.12.17-2.20140415git1782035.rpfr20.armv6hl.bcm2708 
   #1 PREEMPT Fri Apr 25 17:53:16 EDT 2014 armv6l armv6l 
   armv6l GNU/Linux
#                   (表示は、適当に折り曲げてあります。)

後は /mnt から、Pidora 18 で作業して作成されたデータをコピーすれば移行完了です。Pidora の場合は、/home にユーザデータを、その他は /usr/local 等の固定したディレクトリに予めデータを集約しおくのが良さそうです。

Pidoraのバージョンアップは、yum からも出来ると思いますが、時間がかかることが予想されるRaspberry Pi の場合は、ハードディスクと異なり気軽に交換できるSDカードの利点を活かして、新しいカードに新規にインストールして行うのが良さそうです。Raspberry Pi を使うには、カードリーダは必需品です。
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