coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

Raspberry Pi Pidora の設定

2013-07-23 00:22:33 | Raspberry Pi
前回までで、Raspberry Pi で Pidora を利用できるようになりました。

このまま利用してもよいのですが、coLiunx の代替として考えた場合、そもそもディスプレイは不要で、ssh でログインできればOKです。こうすれば、本体にネットワークケーブルと電源ケーブルだけ繋げば使うことができます。早速その設定をします。Fedora14 から急に Pidora18(Fedora18) に変えた結果、設定が大きく変わったのでここで一応まとめておきます。

最初に X window のサーバを動作させないために runlebel 5 から runlebel 3 に変更します。従来の init の代わりに systemd が動作していますので以下のようにします。
# cd /etc/systemd/system
# rm default.target
# ln -s /lib/systemd/system/multi-user.target  default.target

さらに、IPアドレスを固定します。 ここは従来通り /etc/sysconfig/networking-scripts/ifcfg-eth0 を修正すればOKです。例えば、192.168.1.101/24 で、ゲートウェイが 192.168.1.1 だとすれば、

IPADDR=192.168.1.101
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.1.0
BROADCAST=192.168.1.255
GATEWAY=192.168.1.1
DNS1=ネームサーバのIPアドレス
DNS2=2つめのネームサーバのIPアドレス

を追加して、

ONBOOT=yes
# BOOTPROTO=dhcp

のようにdhcpを抑制します。これで、リブートすると NetworkManager によって、/etc/resolv.conf が自動的に修正されます。 ホスト名は、/etc/hostname を修正します。ついでに /etc/hosts も修正します。例えば、次のようになります。

# cat /etc/hostname
raspi
#
# cat /etc/hosts
127.0.0.1     localhost localhost.localdomain raspi.local 
192.168.1.101 raspi
  (以下省略)
#

のように修正しました。

ssh は最初から sshd が動作しており利用可能です。インターネットに直接接続するような場合は、rootでログイン出来ないようにしておきます。
/etc/ssh/sshd_config の中の

#PermitRootLogin yes

を、

PermitRootLogin no

にします。

ここでシャットダウンして、ネットワークケーブル以外の全てのケーブルをはずして、再度電源を入れますと、ボードに付いている5つのランプの左から4つが点灯します。これで準備完了です。さすがに X Windows を止めて runlevel 3 にすると立ち上がりが coLinux 並に速いです。

ランプは、ボードの横から見て左から、黄、緑、緑、赤、緑 ですが、動作中は、左から4つが点灯し、一番右がついたり消えたりですが、shutdown すると、最終的に左から4番目の赤ランプだけが点灯します。この状態で電源ケーブルを抜いても安全だと思います。またネットワークケーブルが外れると、左の3つのランプが消えます。モニタをつながない場合これらは覚えておくとよいかと思います。

これで coLinux と同様に、Windows から Tera Term 等でログイン出来るようになりました。

というわけで、今後このブログでは coLinux の代わりに、Raspberry Pi Model B で動作する Pidora 18 で実際に動作させた事を中心に記事を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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