今回は、TAPを ICS(インターネット接続の共有)で接続する場合を試します。
Window Vista では、「ネットワーク接続」ウィンドウで、「ローカル エリア接続」アイコンを右クリックして、メニューから「プロパティ」をクリックします。
現れたプロパティウィンドウで、「共有」タグをクリックし、
「インターネット接続の共有」の部分で、
「ネットワークのほかのユーザに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(N)」をクリックしてレ点を付けます。
「ホームネットワーク接続」で、TAPに該当する「ローカル エリア接続 2」を選択します。
その下の「設定」をクリックして現れる「詳細設定」ウィンドウが、ICSが提供する外から中へパケットを送る機能(サービス)で、外から内側(coLinux)に向けてパケットを通すポートを指定できます。
標準では、SSHサーバに該当するサービスはないので、後で追加します。
「OK」をクリックすると、「ローカル エリア接続」アイコンに「共有」が表示されました。
MACアドレスを指定して、Fedora-10.bat を以下のように修正します。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/coLinux/Fedora-10.img" cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 ro
eth0=tuntap,,00:FF:38:40:03:03
これで、Slirp と全く同様に、外部との通信が可能になります。外部からのアクセスも、ポートの対応付けをWindowsで設定する以外は、Slirp と同じです。ここで、MACアドレスを指定したのは諸般の事情であり、通常は、前回のTAPの標準的な指定方法と同様に、MACアドレスを省略しても問題ありません。
この場合、ICSの提供するDHCPサーバから割り当てられる、IPアドレス等は以下のようになります。
TAPの仮想ネットワークアダプタは、以下のとおりでした。
物理アドレス:00-FF-AF-xx-xx-xx
IPアドレス:192.168.0.1
coLinux は、以下のとおりでした。
つまり、ゲートウェイとネームサーバの IPアドレスは、標準で192.168.0.1になるみたいです。
さて、SSHサーバを外部から利用できるようにするには、先ほどの「詳細設定」ウィンドウで、「追加」をクリックします。
サービスの説明:ssh サーバ
ネットワークでこのサービスをホストしているコンピュータの名前またはIPアドレス:
192.168.0.66 (上述のcoLinux のもの)
このサービスの外部ポート番号:22
このサービスの内部ポート番号:22
TCPを選択
として、「OK」をクリックすればサービスに追加されます。最後に「プロパティ」ウィンドウで「OK」をクリックします。
TAPの仮想アダプタの IPアドレスと、使えるネームサーバのIPアドレスがいずれも、
192.168.0.1
であることがわかったので、DHCP を使わない設定もできますね。
気になるのは、ICSが標準で使っているネットワーク番号 192.168.0.0 をどのように変更できるのかです。家庭内の通常のLANだと192.168.0.0 を使っている場合が多いので、この場合は変更しないといけないからです。もっとも、私のところでは、192.168.1.0 を使っていたので問題ないです。
たぶん DHCP を使わなければ、ゲートウェイとネームサーバの IPアドレスを同じにすることだけ注意すれば、手動で別のものに設定できるのではないかと思いますが、試せる方は是非試してみてください。
Window Vista では、「ネットワーク接続」ウィンドウで、「ローカル エリア接続」アイコンを右クリックして、メニューから「プロパティ」をクリックします。
現れたプロパティウィンドウで、「共有」タグをクリックし、
「インターネット接続の共有」の部分で、
「ネットワークのほかのユーザに、このコンピュータのインターネット接続をとおしての接続を許可する(N)」をクリックしてレ点を付けます。
「ホームネットワーク接続」で、TAPに該当する「ローカル エリア接続 2」を選択します。
その下の「設定」をクリックして現れる「詳細設定」ウィンドウが、ICSが提供する外から中へパケットを送る機能(サービス)で、外から内側(coLinux)に向けてパケットを通すポートを指定できます。
標準では、SSHサーバに該当するサービスはないので、後で追加します。
「OK」をクリックすると、「ローカル エリア接続」アイコンに「共有」が表示されました。
MACアドレスを指定して、Fedora-10.bat を以下のように修正します。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/coLinux/Fedora-10.img" cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 ro
eth0=tuntap,,00:FF:38:40:03:03
これで、Slirp と全く同様に、外部との通信が可能になります。外部からのアクセスも、ポートの対応付けをWindowsで設定する以外は、Slirp と同じです。ここで、MACアドレスを指定したのは諸般の事情であり、通常は、前回のTAPの標準的な指定方法と同様に、MACアドレスを省略しても問題ありません。
この場合、ICSの提供するDHCPサーバから割り当てられる、IPアドレス等は以下のようになります。
TAPの仮想ネットワークアダプタは、以下のとおりでした。
物理アドレス:00-FF-AF-xx-xx-xx
IPアドレス:192.168.0.1
coLinux は、以下のとおりでした。
# ifconfig eth0 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:FF:38:40:03:03 inet addr:192.168.0.66 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0 ........................... # # route -n Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags ............. Iface 192.168.0.0 0.0.0.0 255.255.255.0 U eth0 169.254.0.0 0.0.0.0 255.255.0.0 U eth0 0.0.0.0 192.168.0.1 0.0.0.0 UG eth0 # # cat /etc/resolv.conf ; generated by /sbin/dhclient-script search mshome.net nameserver 192.168.0.1 #
つまり、ゲートウェイとネームサーバの IPアドレスは、標準で192.168.0.1になるみたいです。
さて、SSHサーバを外部から利用できるようにするには、先ほどの「詳細設定」ウィンドウで、「追加」をクリックします。
サービスの説明:ssh サーバ
ネットワークでこのサービスをホストしているコンピュータの名前またはIPアドレス:
192.168.0.66 (上述のcoLinux のもの)
このサービスの外部ポート番号:22
このサービスの内部ポート番号:22
TCPを選択
として、「OK」をクリックすればサービスに追加されます。最後に「プロパティ」ウィンドウで「OK」をクリックします。
TAPの仮想アダプタの IPアドレスと、使えるネームサーバのIPアドレスがいずれも、
192.168.0.1
であることがわかったので、DHCP を使わない設定もできますね。
気になるのは、ICSが標準で使っているネットワーク番号 192.168.0.0 をどのように変更できるのかです。家庭内の通常のLANだと192.168.0.0 を使っている場合が多いので、この場合は変更しないといけないからです。もっとも、私のところでは、192.168.1.0 を使っていたので問題ないです。
たぶん DHCP を使わなければ、ゲートウェイとネームサーバの IPアドレスを同じにすることだけ注意すれば、手動で別のものに設定できるのではないかと思いますが、試せる方は是非試してみてください。