前回の記事の続きを、報告します。
どの周波数帯でも、同じ結果でした。
今回は「無線LAN」について説明します。




Network Stumbler



そもそも、「無線LAN」とはどういうものか考えた事ありますか?
簡単に説明すると「無線」つまり「ケーブルレス」となります。余りにも当然過ぎて、考えた事も無かったのではないでしょうか。
*詳しいことは、無線の勉強をして下さい。

さて"無線"は、周波数によってそれぞれ特性(違い)があります。
Error110の「LANカード」を例に説明します。



このLANカードは、N○CのW○54○です。このLANカードの仕様を説明します

=仕様=
[IEEE802.11a]
周波数帯域/チャネル ;5.2GHz帯(5150-5250MHz) / 34,38,42,46ch
伝送方式 ;OFDM(直交周波数分割多重)方式

[IEEE802.11b]
周波数帯域/チャネル ;2.4GHz帯(2400~2497MHz) / 1~14ch
伝送方式 ;DS-SS(スペクトラム直接拡散)方式

[IEEE802.11g]
周波数帯域/チャネル ;2.4GHz帯(2400~2484MHz) / 1~13ch
伝送方式 ;OFDM(直交周波数分割多重)方式

セキュリティ;SSID(ESS-IDステルス機能あり)/WEP(64bit / 128bit / 152bit)/AES/TKIP




次にこのLANカードの仕様です



=仕様=
[IEEE802.11a]
周波数範囲 ;5,170~5,230MHz(4ch)
伝送方式 ;直接拡散型スペクトラム拡散(DS-SS方式)、直交周波数分割多重変調(OFDM方式)、単信(半二重)

[IEEE802.11b]
周波数帯域/チャネル ;2,412~2,472MHz(13ch)
伝送方式 ;直接拡散型スペクトラム拡散(DS-SS方式)、直交周波数分割多重変調(OFDM方式)、単信(半二重)

[IEEE802.11g]
周波数帯域/チャネル ;2,412~2,472MHz(13ch)
伝送方式 ;直接拡散型スペクトラム拡散(DS-SS方式)、直交周波数分割多重変調(OFDM方式)、単信(半二重)


セキュリティ;128(104)/64(40)bit WEP、IEEE802.1X/EAP(MD5/TLS/TTLS/PEAP)、WPA、AES




上記LANカードは、有名なY○Bの無線LANカードです。
この記事で、私Error110が皆さんに伝えたい事が判りますか?・・・・・・

無線LANにはそれぞれ規格があります。規格とは、それぞれの周波数帯による"決め事"です。と、言う事は前回の記事でも判るように、
モデムから発信する周波数帯の規格と、受信する側のLANカードの規格があっていれば、すべてにアクセスできる事になります。
勿論、セキュリティが掛かっていたり、電波が届かなかったりは論外ですけどね。


ここで、Network Stumblerにもう一度戻りましょう。
下図を見てください

この図はNetwork Stumblerを起動し、"AP"を発見すると、その電波の強度(強さ)をグラフに表示します。
また、このソフトは「GPS」にも対応しています。車に付いている「ナビゲーションシステム」と、同じです。
すなわち、「電波の発信源(位置)を特定できる機能に対応している」と、いう事です。

次にこちらを見てください。
この図のセキュリティが掛かっていない状態を表します。
逆にはセキュリティが掛かっている状態を表します。

このように、Network Stumblerにはインターネットにつなげる為の「便利なソフト」と、いう事が判ります。
が、使う人間によっては、「強力なハッキングソフト」になります。

次回は、各メーカーのパスワードを取り上げ、具体的な対策方法を記事にします。      



=ONE POINT=

何かと話題の無線LAN。でも悪い事ばかりではありません。
今回は、無線LANのアクセスポイントの探し方を紹介します。
有料も無料も、結構ありますよ!

無線でネット

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えきねっと(JR)


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