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駅弁(日光杉並木)

2017年08月20日 | 食べ歩き


( 鬼怒川旅行3日目 から続く )

電車が走り始めると駅弁を食べることにした。東武日光駅で購入した駅弁は「日光杉並木 日光湯波入り」というもので、東照宮造営の折に徳川譜代の松平正綱が奉納した、日光杉並木をイメージした弁当とのことである。なお、京都の湯葉と共に古い歴史があり、精進料理から生まれたといわれる日光ゆばは「湯波」と書く、とある。
まずは一緒に買ったお茶を少し飲んで喉を潤すと、駅弁の包みを開いた。包みに入っている駅弁は二段重ねとなっている。


駅弁の蓋を開ける。


丸い円筒形の弁当箱の上段にはおかず系の料理が入っている。中にはエビの天ぷらが2尾といっこく野州鶏照り焼き、カマボコ、タケノコ、湯葉、ぜんまい、かんぴょう煮、葉唐辛子醤油漬が入っていた。


下段の弁当箱にはコシヒカリを使用した茶飯の上にいっこく野州鶏照り焼きの細切りと椎茸煮が載せられている。なかなか豪華でボリュームもある弁当である。


さっそく弁当の箸を取り、茶飯の入った弁当箱を取り上げて茶飯を書き込みながらおかずを食べた。


茶飯には鶏や椎茸の旨みが染み渡っていて美味しい。
エビの天ぷらの衣は少し湿ってはいるが、衣そのものは薄くてエビの食感に影響を与えない。味付けがされているのでタレをつけないで食べられるのは良い。駅弁で汁ものがあると面倒である。

そういう意味ではどのおかずも煮汁が出ず、よくできている。もっともジューシーさにかけるのでお茶を飲みながら駅弁を食べるのだが、ボリュームもあって美味しかった。
駅弁を食べた後は終点の新宿駅に到着するまで車窓を楽しんだり、新聞のスクラップを読んだりして過ごした。

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