Corugen's Workplace

日常の風景をつづり、社会の非道を断じ、自らの趣味を披瀝するアナーキーな広場

■「赤い衝撃」を家族で見る

2004年05月28日 | 002思い出
今週からか、TBSの深夜帯で山口百恵主演の「赤い衝撃」が放映されている。新聞の番組表でめざとく見つけた私は、(夜更かしが基本的にダメなので)録画をして、今日家族でそれを見た。

子供たち(サク(8)・フミ(5))にとって百恵ちゃんというのは、ちびまる子ちゃんや、さくらももこの一連の著書に出てくるモモエちゃんとラップするらしい。主演も主題歌も百恵ちゃんがやっていると教えると「へぇ~スゴイ」「そうそう、松田聖子の人気よりも凄かったんだぞう」と言うとなおビックリ。そう、松田聖子はいまでも現役だし、テレビにも出ているので子供らもよく知っている。しかも各種アイドルの全盛期を知っている私個人的には、アイドルがいつまでも同じ路線で同じ露出で登場することに批判的であるため、松田聖子がでる度に「確かに松田聖子は可愛かった。特に赤いスイトピーの頃は最高だった。でもいまは魔女だな」とつぶやくので、我が家では魔女で通っている。アイドルがどう生きようが、生き方は自由だが、アイドルは商品、それも時代の消耗品であり、若き日の幻影である。それを自覚して欲しい。年をとったアイドルは見たくない。そう言った意味では百恵ちゃんの引き際と徹底した隠遁?は敬服に値する。これからも過去のドラマや映画、映像は見たいが、いまの百恵ちゃんは見たくない。

百恵ちゃんといえば、友和さんだが、この赤い衝撃でも<さわやか好青年>を熱演。三浦友和は年はとったし貫禄はついたが、いまでも現役ばりばり。年相応のさわやかさは堅持している。ウチのちびっ子共は4年前から大河ドラマフリークになっているので、三浦友和といえば「利家とまつ」に出ていた、利家のお兄さん役のイメージだ(名前は忘れたが)。あとは「♪よーぉふくの青山(洋服の青山)」でおなじみのおじさんというところ。

百恵ちゃんの「赤いシリーズ」は、「赤い迷路」(1974~75年)「赤い疑惑」(1975年~76年)「赤い運命」(1976年)「赤い衝撃」(1976年~77年)「赤い絆」(1977年~78年)「赤い死線」(1980年)の全6シリーズ。そのほか、水谷豊主演・竹下景子マドンナの「赤い激流」(ピアニストの話。英雄ポロネーズのメロディーが印象的でしたが)があった。私は疑惑・運命・衝撃をリアルタイムで見たが、さすが大映テレビドラマの世界、いま見ると<くどい><わざとらしい><解説ナレーションが丁寧(すぎる)>というちょっと稚拙と感じられるところはあるが、きわめてわかりやすい。わかりやすいというのは重要だ。従って現在の小学校低学年(前出のcorugenの子供たち)でもスーッとその世界に入り込めるところは評価に値する。もしかしたらいま話題の「冬ソナ」など韓国ドラマに負けないクオリティーかも(というのはいささかオーバーか)

次回は赤いシリーズの(自評)最高傑作「赤い疑惑」と白血病について


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