999(アット ブドウカン) ～ その一 ＠ 日本武道館（9/9）

　まず、このレポは 『あー良かった～！』 って、楽しいだけのレポじゃない。

彼らのことを書きつつも、大体は自分の行動や想いや気持ちの推移なだけ。
だってねー、ステージがまるで見えない！んははは～。

2009/09/09(wed)
999(アット ブドウカン) ＠ 日本武道館
9mm Parabellum Bullet
open 18:00 / Start 19:00
全席指定：4,999円（Secret Single付き）※ぶどう缶（ブドウ果汁20%）付
SOLD OUT!!!　[MP先行 1F南スタンド]

★

とうとう、この日が来た。
目撃する、しなきゃ、次は90年後だもん。

九段下駅で娘と合流する。
私を見つけて、不安そうな顔がパーッと明るくなった。わかりやすい（笑）
トイレを済ませ、着替えを済ませ（やっぱり汗は必至だと思えた）、会場まで歩いていく。
門をくぐって、物販手前あたりで、ついこの間もあった知り合いに会う。連れの彼女は久々でハグ！
「今日はゆる～く参加しますぅ～」 と彼女。そう、たまには冷静に観るキュなんちゃらもいいよね。
でも、それは多分、私には無理なので（具合悪くても無理だった）、
この通り、ガッツリ参加だよと、バンTを示す。
じゃ！って、スグに（21日の残響祭）会えるので、さらっと別れてしまった。

その後、ツアーでナンパし、長崎を一緒に楽しんだ名古屋から参加の人から連絡が入っていた。
正面入り口で会う約束、見つけられるか？無事に発見！良かった。
彼女はアリーナAブロックなので、入場箇所が一緒。
歩きながら、僅かな時間に一気に話す。
今日のライヴ予想とか、
残響祭（東京）は絶対キュなんちゃらバンド出るから！とか。←翌日、情報解禁、そりゃ出るでしょ。
残響祭の日は最終新幹線で帰るけど、全部観れるかな？22時ぐらいにはなるよね。とか。
じゃ 「又ね」 と別れた。

駅からず～っと武道館に訪れる人を見てきたけど、フリーライヴ以降のTシャツの人が多い。
私がダサッって思い、買いそろえなくなったのが、そのバンTからだ。
物販は寄らない。買わない。買えない（笑）
もし買うなら、唯一ロンTが良かったけど、一番先に売り切れていたそう。だって一番マトモ！
タオルは夏フェスのでかいタオルに準ずるようなのかな？イマイチ。
種類が多すぎだし、マトモなのがなさ過ぎ。あ～購買意欲わかない、残念！

た～くさんの人、外タレさんじゃないのに、キュなんちゃらなのに。
面白いな～やっちゃったな～って思いながら、正面入り口にある横断幕を見上げる。
キュキュキュってあるのを見て、本当なんだな～と実感する。
しかし、なんで黒地に赤文字！暗くて写メ撮れないよ～（という訳で、ろくな画像じゃない）


まず、開演前の陰アナ、松尾翠さんではないかと思ったんだ。← 未調査
お笑いと思うほど？開演時間と同時に放送された内容はとんでもなくふざけたものでした。
まーおふざけは今に始まったことじゃないよ、彼らの場合ｗ

全ては覚えてない。3・4分話していた。長い！
けど、開演に先立ちまして…と真面目に始まるのに暴走して又真面目に話すのを繰り返した（笑）

単語の羅列だけですが、ログ残しときます。

覚えていられる人は凄いです。
日々、記憶力が衰退している気がする。
思い出せない！悔しい！！
今回はチラチラメモをしていますが、MCはムリ！
はしょって書いているので、DVDを望んでいます。

★☆★☆★
みそを投げたり
心の乱れは家庭の乱れに繋がりますので
スーファミ、オガクズ、みそ
値引きして販売

会場内での喫煙はできません。
喫煙は脳卒中を起こす危険性があり、非喫煙者に対して、死亡率が1.7倍と高くなります。
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。

破壊を好み
みそまみれになったり
神輿を担いだ集団が乱入したり
場合によっては中止・開催・撤収

出演者側もよりよいGIGにしたいと思っていますので、ご協力お願いします。

ただいま、会場入り口にてグッズ・CDなどの販売を行っています。
差し支えなければ、無理をせず、出来る範囲で、お買い求めください。

開演までの間、無理をせずお待ちください。
★☆★☆★

“みそ” が好きなんだね！　と、娘。
ははは、3回は出た単語だから、ほ～んと、そーだね。
しかし、この原稿を書いたのは誰だ？（笑） ← 未調査

ささっと、笑いを起こして緊張をほぐしてくれた感じ。
これから何が行われるのか、期待と不安と緊張感。
前にあるステージセットがよく見えない。オペラグラスを持ってくるはずが、すっかり忘れた。
ライヴ中は見てはおれんが、開演前は見たかったのに！
一番でかいと思われる大きさが必要なバックドロップがいつものでなく、キュキュキュ と数字表示のもの。
ステージ前方、フロント3人の機材の前に、キュキュキュ　やはり数字のあるステージ。

たくさん積まれているな～それぞれ8個くらいは重なっている。野音を思い出す。
あのときもちひろさん前の3人の機材がもの凄かった。
いつもはアンプの上に何があるとかチェックしたりするけど、な～んも見えなかった。
指定席は前に突っ込めないもんねー。実際何度も突っ込みたかった。
落ちそうになりながら、階段を踏み外しそうになりながら、空間把握をして動ける限り踊った。
なんどかバランスを崩したりはしたけど、落ちはせずホッ。

やがて又陰アナが流れてきた。時刻は19:08・・・もしや9分に始めるつもり？（笑）
ナレーションが途中でぶちきれ、本当に19:09に、いつものS.E.が流れた！

うおぉーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！
大歓声。期待で胸がいっぱい！

赤い照明しか見えない。真っ赤なだけ！
そして、かき鳴らしでやっとメンバの姿が見えた。でも遠いな～表情までは全く見えないや。
ブドウカーンッ！！！　卓郎さんが叫ぶ。どんな気持ちで叫んでいるのかな。
どのアーティストだって、何か想いがあろう日本武道館。
私がはじめて観たKISSも、Aerosmith も Stone Roses も Bryan Adams も Stevie Wonder も Quincy Jones も Cheap Trickも・・・ガンズも！
いや、来日する殆どの有名なアーティストは皆このステージに立ったはず。
同じステージに彼らが立つ！

ずっと待ち望んでいた1曲目 「（teenage）Disaster」 で始まって！！祈るように手を合わせる。

あっ！あぁ・・・うおぉーーーーー！！！叫ぶ叫ぶ叫ぶ、最初から猛烈に叫ぶ。
ドラが鳴ったのはこの時？何しろ見えない。遠い～！手を伸ばしても届かない。
この時、キュキュキュのバックドロップが落とされ、いつものが姿を現した～っ！
1曲目は念願の「（teenage）Disaster」 だった。　いきなり涙が出てきそうになる。
彼らの原点！ この曲を選んでくれてありがとう！
ウォーミングアップなしに、いきなり体中で想いをぶっつける。
拳をあげ叫び、周りが静かでも、もう誰も気にならないって、気にしないって、自分のキュキュキュで、楽しみきろうって思った。
指定だから、モッシュ・ダイブはないのだから、それ以外は常識の範囲で楽しめるよね？
このスタートだったから、奥底からいろんなものを引っ張り出され、全力で突き進むことになる。

続けて、「Mr. Suicide」　やばいっ！また猛烈に叫んだ声は既に周りを置いてけぼりにしている。
切なくも攻撃的に人の胸ぐらに迫ってくるギターのフレーズがブドウカンの天井を突き刺すようだ。
2曲目も旧曲から選曲してきたのも嬉しかった。このまま行ったらどうなるの？声が枯れる！
いきなり滝さんのエフェクター変な音を出している。
すぐにローディーさんが飛んできた。対応早っ、さすが！

3曲目にも旧曲を選んできた、イントロのアレンジがあった。新鮮！！！
この早い段階での 「Termination」 を聴くなんて、なんて珍しい。
卓郎さんの 歌ってくれ～っ！ 声が会場全体に響き渡る。
滝さんのコーラスがキレイ。滝コーラスと一緒のところを歌うけど、本当にいい声。
会場の熱が急上昇したのは、この曲。
実はぶっちゃけ1曲目は、あんまり盛り上がっていなかった。
一人で合いの手を叫んで拳あげていたよ、残念だー。
ギターソロのときかな、滝さん 転んだ！（笑） 本当に暴れん坊、やんちゃギタリスト。
そんなところが好きだった・・・。

彼らのことが好きになった原点も思い出しつつ、涙したり、笑ったり、忙しいライヴになりそう。

「Termination」 のアウトロから間髪いれずに、ちひろさんのドラムが続く。
あ、なんて久しぶりに聴く（私は）。
男前な曲 「Trigger」 久しぶり過ぎて、咄嗟に タイトルが浮かばなかった。
『Vampire』 聴いていなかったってバレバレ。
だけど、ツアーは鬼のように行ったのに！人とは忘却の生き物ってね。
ところがウラハラに途端に客席の反応がいい。
あーそーなのね、「（teenage）Disaster」 に、あがらなくて、これであがるんだぁー？
はーっ？何それ？！
このときに決意してしまった。完全に周りの客を敵に回す覚悟です。そんな大それた（笑）
いやそれぐらい反応いいのよ、Vampire 曲。
てか、何故、『Vampire』 あたりからイヤって？
卓郎さんが歌っている時に叩かれる手拍子が嫌いなのよっ！
これなんか完璧に手拍子好きファンの獲物。
あ、それを言ったら、「Supernova」 からが正確だなー。
いつも一緒のみんなと コレ は無いわーって何度も嘆いた。
だから、旧曲じゃないとあがらないんだ。　すっげーわがままでゴメンよだけどイヤなものはイヤ。

【MC】
珍しく卓郎さんのMCに迷いが少ない。きっと喋ることを有る程度は考えて来たんだろう。
そう、カメラも回っていた。やっぱりDVDにしなきゃダメだよね。
だって、90年後まで、こんなプレミアな日は訪れないのだから。

みんなよく来たね、ありがとう！
この辺の見えずらい人も楽しんで帰ってください。俺達からは、みんな丸見えだから！

夏も終わったし、いや未だ残っているけど、秋の夜長って感じでしょ？！
長いから、のんびりしてもらって、ゆっくり楽しんでください。

MC明けの5曲目にまた叫んでしまった～「We are Innocent」！
PUNKAFOOLICK09でダイバーに蹴られた頭の後遺症もなく元気だったので、頭を振りまくる！
これなら 『Vamapire』 でも好き。いや、好きですよ、どの曲も。

「Psychopolis」　うへ～来たー！
♪ジャンジャンジャジャーンジャンジャンジャジャンジャーン（略） 開け放った窓の向こうから～
あの 『Termination』 TOURでもアルバムと一緒で最初を飾っていた楽曲。
切ない激しさ、こんなにも胸をググッと掴まれた。
想いでと共に、彼らの全力な演奏が胸に突き刺さってくる。
サビでぴょんぴょんしなきゃ、もっと好きなんだけど、なんでぴょんぴょんがこんなにも嫌いなんだろう。
BUMP 「ダイヤモンド」 では♪ひとつだけ　ひとつだけ～って跳ぶくせに。
そうだ、滝さんのこだわりの切なく心に響くマイナー曲なのに跳んでいいのかっ？
って、こんなにも迫る歌詞や曲に何で跳べる？って。
♪かけがえないものはなにか　僕にはわからないんだ
私が、そう思うだけ。ノリは自由・・・お、大人、大人にならなくちゃ。
照明が素晴らしく美しい、破天荒にいろんな場所にあてられるスポット照明に最高にあがる。
でかい会場ならではのことなので、そんなところも満喫できた。

ちょ！次～！！イノセント→サイコ→と来て、「Hide & Seek」 来たーーーーーーーーー。
何、この攻撃的なセット、お産の時以来に、「殺せ～！」 と叫びそうだった（笑）
でもって、間奏でいつもの卓郎さんのマイケルジャクソン状態、ふぉ～っ！ も快調。
毎回吹いてしまってゴメンね。
ちひろさんのドコドコドコドコって、ブラストビートも久々に聴けた気がした。
彼らがどんな表情でブドウカンを楽しんでいるのか？DVDになってくれたら、そこでやっと確認できる。
今の私から見える彼らは、のっぺらぼう。
そこにいる、演奏している、動いている！顔はあるし手足もあるし、声も聞こえる。だけど顔が見えない。
記念すべき素晴らしい日に表情が見れないなんてね。だから自分が楽しんでナンボだった。

【MC】
暗くなって、しばらくチューニングをしているような間。やがて口を開く卓郎さん！

みんな慣れてきた？ライヴハウスブドウカン（笑）
シークレットシングル…在るでしょ？
帰りに手裏剣のように投げて渡されるから気をつけて！（笑）
あの、今日、だしお…？（噛む）　（滝さんの残念なフレーズのギター音、最後に♪ちょん って（笑））
出し惜しみしないで、やろーと思って。Cold Edge！！

うおぉーーーーーーー！ ！！

なんと、そのまま配布前に新曲 「Cold Edge」 披露～。
わ～と思いつつ、これがブラックなんちゃらの時みたいにそっち？って方向のダサ曲だったら？
どきどきして構える。
滝さんのつくるものが大好きで、こんなにも追いかけて、どうしてくれるの？！いい曲つくって！
次に出るものがダメだったら、きっと醒めてしまう。
震える気持ち、そのときに最初に奏でられたフレーズが駆け抜け、あ、大丈夫。
変などきどきが、不安が、サーッと消えた。滝さんのつくるもの、こんなフレーズ、あんなフレーズ。
何の心配もなく、呼び起こしてくれたのです。

娘と、かっこいい！ と顔を見合わす。

又、この曲とはゆっくりと向かい合おう。
滝さんと話がしたくなる。今や、なかなか叶わないけれど…
雑誌などメディアで語る彼らの言葉を読むしかなくなった。
私らにできることはライヴに足を運んで、君達が好きだよって伝えるだけ。
それだけだ。


長過ぎるので、その二 へと続けます。