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スペースファンタジー小説「EP列伝」の著者が、日常のとりとめもない話題を書くブログです。

地震から1年~本震編2

2017-12-30 23:30:01 | 自分のこと
年の瀬も押し詰まってきた。
例年と比べて、今冬は寒い気がする。

随分、前回から時間が空いてしまったが、
地震の続きを・・・。



片付けは明日にするとして、部屋を見てみようと思い、
扉を開けようとして驚いた。


『扉が開かねーーー!』


前震の時は3分の1は開いたので問題なかったが、
今回はまるで開かない。

思いっ切り押しても数cm動くだけだ。

何度押してもビクともしない。

ふうー。

疲れたのでもう寝ることにした。

当然今回もイスの上・・・。


翌朝、あまり眠れず、体の節々が痛いまま洗面所に行き、
顔を洗おうとすると水が出なかった・・・。

「ゲゲッ、断水している~」

朝は備蓄していたペットボトルの水で何とか足りたが、
生活用水の確保が最重要課題となった。

水を給水所まで行ってもらってくるか。

部屋の扉は後回しにして、
先ずは水を給水してこようと思った。

そこで、大変なことに気付いた。

『車の鍵が取れねーーー。免許証も財布も部屋の中だーーーー!』

そう、大切な物はすべて部屋に置いていた・・・。

これはいかん、何としても開けねば。

昨日より更に力を入れて何度も押してみた。
それでも、わずかに開くばかりで、昨日とあまり変わらない。

どうやら、ゴミ箱のロング缶が支え棒の役割を果たしているらしい。

ふーーー。

どうしようもなく、最後の手段、
消防に連絡することにした。

初めて消防署に連絡するので、ドキドキしながら電話したら、
あっさり断られてしまった。

「出動要請が多すぎて、手が回りません。
行けてもドアを壊すことになりますよ」

ゲゲッ、それはまずいと断り、諦めることにした。

仕方ない、暫くは何もない生活を送るか。


結局、給水所までは歩いて行くことにして、
3L容器と2Lペットボトル数本を持って汲みに行った。

重たい水をやっと運んで帰り、マンションのエレベーターを見ると、
「安全のため運転は休止します」の貼り紙が・・・。

『何ですとー』

普段は階段を使っているので気付かなかったが、
踏んだり蹴ったりとはこのことで、
断水が復旧するまでは階段を使っての水汲みが日課となった。





☆本震編3完結編は、1月予定。
(まさか年を越すとは・・・^^;)





「一言」
良いお年を・・・。

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