デイトレ日記と賢者の石

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電王戦・渡辺ー三浦騒動の本質

2016-10-26 10:25:16 | 日記
今回の騒動の本質は何でしょう?

まずはソフトがプロ棋士を超えた存在になったという事実でしょう。

連盟はこの事実を認めたくありませんでした。

その結果、電子機器類の持ち込み規制が後手にまわりました。


そうして次は「次の一手の正解はソフトに聞け」という認識です。

この為将棋に負けた方は「あいつはカンニングしているのではないか?」という疑いが生まれます。

これに対しても連盟は「プロ棋士はカンニングなどしない」という立場に執着しましたね。

しかしながら、チェスの前例がありました。

そうしてスポーツ界ではドーピングの例もあります。


大方のプロ棋士は確かにカンニングなどはしないでしょう。

しかしながら、どうしても一部の例外の存在を排除することはできません。

そういう認識がありますので、棋士のあいだには「疑心暗鬼」の感情が広がります。

そうなりますとソフトと指し手の一致率を調べるやからは当然のようにうまれます。

こうしてさらに「疑心暗鬼」は広まっていきます。


さて連盟は今回のソフト問題で「カンニングの事」は認識していましたが、「濡れ衣の発生の可能性」については全く認識していなかった様です。

この為に渡辺竜王の「今のまま竜王戦に入るのは連盟にとって経営的なリスクが高い」という主張に何の抵抗もできずに飲み込まれたフシがあります。

そうして「このような処分を三浦九段にした場合のリスクは何か?」と問いかける事ができなかった訳であります。

これはソフト問題を直視して、「何が起こりうるのか?」という検討をしてこなかった怠慢のツケであります。


あるいは問いかけた時に「リスクは何もない」(濡れ衣の可能性はない)と判断してしまったのでしょう。

これが「あいつはカンニングした(かもしれない)」という心理的なバイアス、「疑心暗鬼」の効果です。

そして、これに落ち込んだら客観的な判断などは到底のぞめません。

おまけに「カンニングは悪いこと」、「それを正すのは良いこと」という「正義の味方感情」が強力な後押しになります。


こんな風にして一方的に「カンニングした」と決めつけられた方はたまったものではありません。

それもこれも、連盟という組織の危機管理能力のなさの様に思えてなりません。

PS
ちょっと補足。
・羽生三冠「疑わしきは罰せずが大原則」 ツイッターで<--リンク

・・・羽生三冠は・・・渡辺明竜王(32)や島氏らと開いた10日の会合では「白とも黒とも証明するのは難しい」と述べたという。・・・

あるいは
・羽生三冠「疑わしきは罰せず」妻のツイッター通じ三浦九段不正疑惑で見解<--リンク

・・・「まず、灰色に近いと発言をしたのは事実です」と報じられたメールの内容について説明。・・・


これらに対し文春さんは、
・・・20日発売の週刊文春は、羽生三冠が日本将棋連盟の島朗(しまあきら)常務理事(53)に対し、三浦九段について「限りなく“黒に近い灰色”だと思います」と記したメールを送ったと伝えている。・・・

この表現ではずいぶんと読者にバイアスを与える事になりますねえ、文春さん。

あるいは何らかの意図をお持ちなのでしょうか。疑問でありますなあ。

PS
・今期竜王戦七番勝負での金属探知器設置は「スマカン疑惑」騒動以前にすでに決まっていた<--リンク

これが事実だとすると、竜王横暴説がにわかに現実味を帯びてきます。


PS
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