Curtis Creek Manifesto ~Vol.2

九州を中心としたFLY Fishingと外遊び全般。
永遠のCurtis Creekを求めて彷徨い続ける軌跡。

外遊び2014.8.15

2014-08-16 | 外遊び






 真夏の猛暑から逃れるように、高原の避暑地に
涼を求めた。眼前の山には雲がかかり、風に流されて
いく。こんなロケーションをハンモックに寝そべり
お酒をちびちびと飲みながら、「何もしない」時間を
堪能した。



 高原を吹く風は爽やか極まりない。
日が陰ると長袖のフリースを必要とした。
モスキートもいないこのこの場所は非日常を
求めるにはうってつけの場所。

ふと「風立ちぬ」を思い出した。
 


 今回の逸品は、つくねのアスパラ巻き。
 特性のソースをからめて、バケットと一緒に頂く。
キンキンに冷やした白ワインが止まらない。
至福の時間が流れる。





 爽やかな通り雨のあと、西の空には虹が掛かった。


 九州地方は雨が続いた。渓は増水し釣りには厳しい状態だ。
そんな中、かろうじてロッドを曲げてくれた一尾。

 今日もまた心に溜まった澱を洗い流した。





外遊び 2014.7.21

2014-07-22 | 外遊び


 下界の熱気から脱出するように
高原の休日を満喫した。
たまにはお気に入りの外遊びの
道具たちも本来の場所に
連れて行ってあげないと申し訳ない。




MOSSのテントとタープを天日乾しし、
自分自身の中の湿った何かも
ついでに天日乾しに。






次はハンモックも持参して出掛けるとしよう。
きっと時間がもっとゆっくり流れることだろう。






ヤマメ探訪2014.6.7

2014-06-07 | ヤマメ


 本格的な梅雨に入る直前にいつもの渓を訪れた。
目立ったハッチはないものの、時折大きなプールで
ライズが。どうもユスリカのようなかなり小さな
流下物を捕食しているようだ。老眼が進行している
こちらにはちょっと不利な展開だ。

 夕方6時、活性が上がって来た。苦戦の末、
#22のユスリカのパターンにやっとフッキングして
くれたのは尺を超えた美しい一尾だった。
これでまた一週間どうにかやっていけそうだ。



 了




ヤマメ探訪2014.5.17

2014-05-17 | ヤマメ

 今日も岩の渓を探訪した。イブニングでは虫たちの乱舞に誘われ
ヤマメたちも毛バリに好反応を示してくれた。これだけ多くのヤマメを
育むこの渓のポテンシャルの高さには驚かされる。きっと夏を
過ぎる頃には尺近く育ってくれるだろう。


 夕闇が迫る中、急いでシャッターを切った。目はすでに次へのポイントに。


 さて次回は、どこに行こうか。海外での無事を祈る。土産話しを楽しみにしているよ。



閑話休題5 ~COREDO 室町~

2014-05-05 | 閑話休題

 14年3月にオープンした東京日本橋にある「COREDO 室町」を見学。
ビジネス、文化、商業の各施設を統合した複合施設。
この建物のテーマは古き日本。なかなか趣があります。
その中でも特に目を引いたのが下の外壁。


 土壁と石により構成されている。土は敢えて荒く塗られており、
京都の古寺を連想させられます。石の部分に瓦を使用すれば
またそれはそれで趣があったかもしれません。
でもこの「COREDO 室町」、最近の一番お気に入りの商業施設で
あることは間違いありません。






 


釣り師の休日

2014-05-03 | ヤマメ

 ゴールデンウィークはどの渓も釣り人で溢れかえる。
まさにヤマメ争奪戦かのごとくであろうか。
何も自らストレスを買ってでる必要もないのだから、
GWはマインドアングラーに徹することにした。
SDカードを散策すると、こんな写真も撮っていたと
最近の物忘れの多さにあきれかえるばかりだ。


 渓で昼食をとっていると、腰をおろした傍らにかわいらしい小さな花が。
早速おにぎりを頬張りながらの接写態勢に。


 何年経ってもヤマメを通して伝わる生命感と躍動感に
心を奪われる。3年間の寿命をたくましく生きる、
渓の宝石に出会えたことに心から感謝する。



 今日は富士のお山を綺麗に拝めることが出来た。
ごそりとこころの澱が剥がれ落ちた。
脳内を悠然とゆらゆと泳ぎながら静かにディンプルライズを繰り返す
美しい尺ヤマメと連休中戯れるとしよう。








ヤマメ探訪2014.5.2~岩の渓を釣る~

2014-05-02 | ヤマメ


 今日は宮崎県北部の岩の渓を彷徨った。
釣友の樋口さんと明るい花崗岩の間を流れる
エメラルドグリーンの水の美しさに驚嘆した。





 その美しい流れに住むヤマメは体色が黄金に彩られており、
グリーンバックの背中の色合いに息を飲んだ。



 午後4時。渓は虫たちの複合ハッチに誘われて
そこらじゅうでライズの嵐となったた。まるでヤマメが
湧いて出たように。この状況に歓喜した。
こんなパラダイスはそうそうないだろう。
誘われるままにフライをライズに向かって
投射した。これを至福と言わず何と言うのか。




 村落には鯉のぼりが風にたなびいていた。
今日も釣友と渓とヤマメに感謝した。



ヤマメ探訪2014.4.6 ~40UP~

2014-04-06 | ヤマメ


 この数日間、九州は「寒の戻り」で前日は冷たい雨が降り続いた。
今日は晴天だが、外気温は5℃。所謂「タニシの願掛け」。
こんな日は、プールの底石の前の川底に大物はべったりと
くっ付いて息を潜めている。

実績のあるこのプールにウェイトたっぷりのハーズイアーを
流し続けた。お昼過ぎ。一気に時合が到来。川の主が動いた。
引っ手繰るような強烈な当たりがロッドに伝わった。
それからあっという間に上流、下流にロケット噴射。
5Xのティペットが軋む。何度もロッドをのされながら
やっとのことでランディングした主は42cmの堂々たる
ヤマメであった。青く抜けるような天を仰いだ。





 もうこんな日は来ないかもしれない。
40UPに続き、帰りのプールで美しい尺ヤマメまで顔を見せてくれた。
何かキツネにつままれたような錯覚に陥った。




 桜が満開に咲く道を帰りながら今日の余韻に思いっきり浸った。
車のBGMは「Led Zeppelin」の「移民の歌」。ヴァルハラに辿り着いた。







ヤマメ探訪2014.3.29

2014-03-29 | ヤマメ


 3月も後半を迎え、ここ熊本市内は桜が満開となった。渓へ向かう道中、釣友の樋口さんと
桜のトンネルを華やいだ気持ちで潜った。




 今日は一日中暖かい小雨模様となった。本流通いも二週目。
今日こそは本流を引きずり回されるような一尾と
出会いたいものだ。



 しかしそこは本流の気難しさ。
時合とコンディションと様々な条件が揃わないと
大物に出会う確立は低い。
だからこそ価値のある一尾というものだ。



 本流の小雨の時はフラッタリング・カディスが良く効く。
今日は残念ながら引きずり回されることは無かったが、
素晴らしいコンディションの良型ヤマメに出会うことが出来た。
来週の難事も乗り越えることが出来そうな勇気を貰った。
今日も釣友と渓に感謝した。


閑話休題4 ~スカイツリ~

2014-03-24 | 閑話休題


「粋」を表したイルミネーション。言問橋から望む。

スカイツリーを見るとテンションが上がります。
事前に調べればイルミネーションの種類も確認可能。
いろんな思い出が詰まった特別な場所です。




「江戸むらさき」 言問橋から望む。




「クリスマスツリー」バージョン 駒形橋から望む。




ヤマメ探訪2014.3.22~解禁~

2014-03-22 | ヤマメ


 何とも遅い解禁となった。3月1日にロッドを振らなかったのはこの20年記憶にない。
娘の大学受験、仕事量の増加、インフルエンザ罹患、その他諸々の理由があるにせよ
4月を目前にした22日にやっと渓に立つことが出来た。


まずは今シーズン無事に釣りが出来ますようにと渓の神様にお供えを。
そして釣友の樋口さんと静かに手を合わせ一年の無事を祈った。



さて今日の作戦は、本流のやまめに出会うこと。オオクマのハッチに誘発されライズする本流の良型に
一尾出会えれば上出来だ。




あれこれどこの本流にするか悩んだ末、選んだのは宮崎県北部を流れる五ヶ瀬川。
激しい瀬を持ちやまめ、鮎釣りで有名な一級河川だ。


お昼過ぎ、睨んだ通りオオクマのハッチに水面は沸き立った。尺なんて贅沢だ。今日はこの8寸ヤマメで
十分に心に溜まった澱を洗い流してくれた。全ての生きとし生けるものに感謝した。




しばらくはこの本流通いが続きそだ。




2013年ヤマメ最終釣行09.28

2013-09-28 | ヤマメ


 毎年、最終釣行日はその年に何度もお世話になった渓にお礼の気持ちを込めて訪ねる。
今年は宮崎県椎葉村の支流を訪ねた。さすがに今日は、人的プレッシャーでヤマメの
反応は渋く苦戦したが、この渓特有の背中にドットが無い「ヌルン」とした
美しい秋ヤマメに出会うことが出来た。



 そして同行者は今年も沢山お世話になった樋口さん。釣友と川の神さんに
今シーズン怪我なく釣りが出来たことに感謝した。



 支流の支流の源流域は、神秘的な雰囲気。神妙な気持ちに。



 また来年の3月に会いましょう。




 

婚姻色の尺ヤマメ2013.9.21

2013-09-21 | ヤマメ

 少しスキニーだが、婚姻色が美しい一尾

 シーズンも残すところあと10日。3連休の初日に婚姻色を纏った
美しい尺ヤマメと出会うことが出来た。すでに8月半ばには、九州の源流のヤマメは
ペアリングに入っていた。あれから1ヶ月。さほど標高が高くない山岳渓流も恋のシーズンに入っていた。
今日のシステムは、グリーンボディーのエルクヘアカディスにトレーラーで
7Xのティペットをひとひろ。そこにグリーンのボディーの#20のニンフを結んだ。
この季節は、陸生昆虫を意識した色調にしている。



 今年のヤマメシーズンを振り返りながら、ワンキャストを大切にしながら渓を釣りあがった。
いかにも大物がつきそうな深みで、いかにものポイントでインジケーターのカディスが水中に引き込まれた。
 
今日も渓とヤマメに感謝した。





 

べっぴんあまご探訪2013.9.16

2013-09-16 | ヤマメ


 あまごは、神奈川県酒匂川を北限としそれ以西の太平洋側、四国全域、大分県大野川水系などの九州瀬戸内海の各河川の沿岸に分布し、赤いルビーのような朱点が特徴の渓魚である。熊本に住む私にとって、あまごはなかなか会えない希少な存在だ。

 シーズン終盤、どうしてもあまごの顔を見たくなり、大分県の渓を訪ねた。




 台風18号が本州に上陸し、ニュースでは増水した桂川の映像を流している。関西の釣友は大丈夫だろうか。
ここ九州は秋晴れし、天高くヤマメ肥ゆる秋空の下、軽快に釣りあがった。



 流れのヨレにアダムスパラシュートをソフトにプレゼンテーションすると「モフッ」とグラマラスなあまごが
毛鉤をくわえこんだ。ランディングし魚体を確認すると、朱点が体側に散りばめられた美しい一尾だ。
連休最終日、やっとのこと仕事をやり繰りし車を走らせた甲斐があった。



 村落のクリーク沿いには彼岸花が真っ赤に咲き誇っていた。渓はもうすっかり初秋の装いだ。



 帰りに寄った渓では、尺に少しだけ届かないが、美しい秋ヤマメがエルクを丸呑みしてくれた。
もう充分だ。今日はイブニングの前に家路につこう。


 





秋ヤマメ探訪2013.9.7

2013-09-07 | ヤマメ
 まだまだ雨の影響で渓は増水していた。中流域は一面白泡ばかりだ。
それならばと、今日は釣友の樋口さんと椎葉村の支流の支流の源流部を目指した。
雨後のヤマメの荒食いを期待していたのだが、数は出るものの8寸を超えない状況。
こんな日もあるでしょう。この渓のヤマメはパーマークがまん丸で美形揃いだ。



良く肥えた美形のヤマメ。秋の装いを纏っていた。

 
こんな滝を何箇所も越えて・・・


こんな気持ち良いプールに出会いながら・・・


源流部はいきなり平らな流れに。


何とも艶かしい飴色の尾びれ。

今日も釣友と渓とヤマメに感謝した。さてさて来週はどこの渓を彷徨うか。