英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

アメリカ英語 vs. イギリス英語

2005-08-25 17:44:37 | アメリカ生活
こんにちは。予告通り、イギリス英語がアメリカの大学でどう扱われていたかについて、わたしの体験からお話しします。      人気blogランキングへ

日本では現在、様々な英語圏から来たネイティブスピーカーの人達が英語を教えています。そして生徒達は先生を選ぶ事ができない事も多いです。結果として日本人はいろいろな国の英語を学んでいる事になります。

英語であることにはかわりませんが、イギリス英語とアメリカ英語とでは、単語のスペル、語彙、表現方法、構文の使い方、そして発音などが違ってきます。わたしは初めてイギリスへ行った時、アメリカ英語との違いに驚きました。

アメリカの大学で初めてライティングの授業をとった時のことです。担当の先生はわたしに、日本でイギリス人の先生に英語を教わっていたか、尋ねました。わたしの文章からそんな感じがしたそうです(スペルとかの問題ではありませんでした)。わたしは日本では英米文学科でしたので、両方の先生に教わっていました。そう伝えると、わたしの文章表現はその先生によって徹底的にアメリカ表現に直されました。

この先生が特別ではありません。自分が同じアメリカの大学で英語を教えるようになった時、回りの同僚に尋ねたのですが、ほぼみんなイギリス英語は直すと言っていました。なぜなら、アメリカの大学の英語の授業だからです。アメリカの英語を教えるのが当然で、そうでないものははっきりとそう示す必要があると考えているようです。

また、気持ち的に、中途半端なイギリス英語にはいい印象を持たないようです。例えるなら、明らかに大阪出身じゃない人が中途半端な大阪弁を話すのを聞くような不自然さを感じさせる、ということでしょうか。ですから、明らかにイギリス人、シンガポール人と分かる場合は直さないと言っている先生もいました。

将来、アメリカに留学、駐在、長期の旅行をすることを予定している人は、アメリカ英語にこだわって勉強した方が効率的だと思います。英会話学校で学ぶのであれば、アメリカ出身の先生を希望するべきでしょう。テレビドラマや映画で学ぶにしても、アメリカのものがいいです。イギリス英語の言い回しでアメリカでは聞かないものもあります。使わない表現を覚えても時間の無駄です。また逆もしかりです。イギリス英語を学びたいのであれば、こだわって学習した方が無駄が無いです。(上級者であれば、知識として両方知っておくのはいいと思いますが。)

わたしたち日本人は、英語というとアメリカ英語もイギリス英語もその他の英語も一緒くたにしてしまいがちですが、それぞれの国の人たちはわたしたちが思っている以上に自分の国の英語にこだわりを持っているのだと思います。最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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次回は、「英会話学校の選び方」についてです。