英語講師の仕事の息抜き日記

教室や身の回りで起こる、ちょっとした出来事を書き綴ってみました。
あなたの仕事の息抜きにお寄り下さい。

アメリカ人の名前の付け方

2005-06-10 19:20:29 | News and Culture
アメリカ人はどうやって子供の名前を決めるのか?学生から尋ねられたこの質問をアメリカ人で子供がいる二人の同僚に聞いてみました。ショーン(3歳の息子がいる)とレスリー(2歳の娘がいる。6月3日の投稿にも出てくる)によると、3つぐらいのパターンがあるそうです。

まず、親族の誰かと同じ名前。おじいさんやおばあさん、叔父さんや叔母さんなど。確かに、アメリカにいる友人の一人は母親と同じ名前で、わたしが電話をかけて他の家族が出ると、"Big one or small one?(大きいほうか小さいほうか)?" と聞かれます。紛らわしいようだけれど、先に生まれた人が家族親戚から愛されたように、新しく生まれた子供もまわりに愛されてほしい、という願いがこめられているのかもしれません。

次は、有名人と同じ名前。俳優や歌手、オリンピック選手など。これは日本にも共通するところがありますね。レスリーの友人の子供はBruceという名前で、これはその友人がBruce Wills の大ファンだからだそうです。

3番目は、Bible(聖書)や Greek Mythology (ギリシャ神話)などから名前をとったもの。Melissa やMichaelなど、案外聞き慣れた名前がたくさんあります。

また、アメリカ人と日本人との国際結婚の場合には、日本語表記もしやすい英語名、たとえば、リサとかエリカなどが選ばれます。ショーンの子供もレスリーの子供もこのパターンです。これは名前が限られてくるため、選択の余地があまり無い、と言っていました。

3人で話しているうちにある事に気づきました。日本人は名前をつける時に漢字の意味を重視するが、アメリカ人は名前の響き、つまり音をたいせつにする、ということです。ショーンもレスリーも声にだしてみて「コレがいい!」と感じた名前を選んでいるとのこと。彼らの日本人の奥さんとだんなさんは、意味を考えながら漢字を選んでいたそうです。レスリーの場合は、だんなさんのお母さんが、さらにその名前をお寺に持っていき、最終的に漢字が決まったそうで、その習慣の違いにちょっと驚いていました。

文化の違いはいろいろなところにあるものです。でも良い名前を付けてあげたいという気持ちの点では日本もアメリカも同じだな、という気がしました。

人気ブログランキングに登録を始めました。どうぞ応援よろしくお願いします!
人気ブログランキング、ココをクリック